学校や園で集団行動が苦手な子へ|好きなことを入口に、環境と支援を考える

FabriCo|保護者のための支援ガイド

「みんなと同じ」の前に、
この子が安心できる条件を。

集団の中で困る場面を、本人の興味と環境の両方から整理。家庭・園・学校で共有できる工夫と、FabriCoの支援を紹介します。

親子の暮らしと支援を考えるイメージ
親子の暮らしと支援を考えるイメージ(イメージイラスト)

更新:2026年10月20日|制度・募集情報は公式案内をご確認ください。

目次を開く
  1. 集団行動が苦手な理由は、一人ひとり違います
  2. お迎えのたびに「今日もできませんでした」と聞くつらさ
  3. 先生へ相談するときは、責任を探すより条件を共有
  4. 「できない」から、場面と条件を整理する
  5. 「車が好き」から、参加しやすい経験へ
  6. 園・学校で相談できる環境の工夫
  7. 園・学校の場面を一緒に考える、訪問支援
  8. 通う支援と相談支援、必要なところから
  9. よくある質問

集団行動が苦手な理由は、一人ひとり違います

「うちの子だけ座っていない」「みんなと同じようにできない」。園や学校から話を聞くたび、保護者が責められているように感じることもあるかもしれません。ですが、その場面だけで本人や育て方の問題と決めつけず、何が負担になっているかを一緒に見ていくことが大切です。

音や人数の多さ、説明の分かりにくさ、見通しの持ちにくさ、疲れ、活動への興味など、背景はいろいろあります。行動だけで原因や診断を判断することはできません。

お迎えのたびに「今日もできませんでした」と聞くつらさ

園から呼び止められると身構えてしまう。帰宅後に「どうして座れなかったの」と聞き、後で言いすぎたと落ち込む。保護者が毎日説明や謝罪を重ねていると、子どものよいところまで見えにくくなることがあります。

連絡のときは困った場面に加えて、「今日はどんなときに楽しそうでしたか」「少人数なら参加できましたか」と聞いてみてください。うまくいった条件を共有することは、本人に合う支援を探す材料になります。

先生へ相談するときは、責任を探すより条件を共有

架空の記入例・考え方の例

相談の言葉の例

「家では好きな工作に取り組めますが、園では活動の始まりに参加しにくいと聞いています。説明の長さや人数で違いがあるか、まず一つの場面を一緒に見てもらえますか」

本人が行動で知らせている困りごとは、家庭だけでも、園・学校だけでもつかみきれない場合があります。情報がつながると、声かけをそろえる、先に予定を知らせるなど、試す工夫を決めやすくなります。

「できない」から、場面と条件を整理する

  1. いつ・どこで:朝の会、給食、移動、自由遊びなど、場面を分けて見ます。
  2. 何が起きたか:「指示を無視した」ではなく「一斉の説明の後もブロックを続けていた」と、見えたことを書きます。
  3. その前後:予定変更、音、活動の長さ、睡眠や疲れ方などを確認します。
  4. うまくいく条件:少人数、絵の予定表、短い説明、慣れた大人など、参加しやすい条件を探します。

家庭と園・学校で様子が違うこともあります。どちらかが間違っているのではなく、環境によって負担や支えが違う可能性を考えます。

「車が好き」から、参加しやすい経験へ

架空の記入例・考え方の例

ものづくりの例

紙やブロックで好きな車を作る。大人と「どのタイヤにする?」と選び、うまく動かないところを一緒に試す。まずは自分の関心を持って取り組める時間を大切にします。

架空の記入例・考え方の例

ロボット・プログラミングの例

車型ロボットを「まっすぐ進む→止まる」の順で動かす。動きを見ながら一つずつ直す。完成したものを見せたい気持ちが出たら、大人や友達へ伝える機会を作ります。

これは活動の考え方の例で、特定の教材や支援効果を保証するものではありません。「みんなと同じ」を急ぐより、本人が楽しめる入口と、必要な助けを考えます。

園・学校で相談できる環境の工夫

  • 全体への説明に加え、短い言葉や絵で次の活動を伝える
  • 大人数の活動は、見学・短時間・少人数など入り方を相談する
  • 落ち着く場所や休憩の取り方を、先に決めておく
  • 「手伝って」「休みたい」を、言葉やカードなどで伝えられるようにする
  • 参加できた長さだけでなく、本人の安心や疲れ方も共有する

すべてを一度に試す必要はありません。本人と先生の両方が続けやすい工夫を一つ選び、様子を見ながら調整します。

園・学校の場面を一緒に考える、訪問支援

FabriCoの保育所等訪問支援では、訪問先の園・学校での様子を踏まえ、先生と関わり方や環境調整を検討します。家庭での話だけでは分かりにくい場面を共有し、日常の支援につなげる役割があります。

園・学校での困りごと

お子さまに合うサポートを3問で確認

「はい」「どちらともいえない」「いいえ」で答えてください。

質問 1 / 3

園や学校では困っているのに、家庭では状況がつかみにくい

質問 2 / 3

集団参加・友だち関係・先生とのやりとりが気になる

質問 3 / 3

先生と支援者に、同じ方向を向いて関わってほしい

※これは医療的な診断ではなく、相談先を考えるための目安です。

訪問先でロボット・プログラミングのレッスンをするサービスではなく、毎日の付き添いや送迎の代行でもありません。利用条件、訪問内容、園・学校との調整は個別に確認します。

保育所等訪問支援を詳しく見る →

通う支援と相談支援、必要なところから

好きな活動を通じた居場所や経験を検討したい方は、FabriCoの児童発達支援・放課後等デイサービスへ。本人のペースや、活動の入り方を相談できます。

制度・計画・複数の支援の組み合わせから整理したい方は、Un-School 計画へ。「まだ何を使うか決めていない」ところから、受付状況と進め方をお問い合わせください。

よくある質問

集団に慣れるまで、家で練習させた方がよいですか?

一律に練習を増やすより、園・学校で負担になる条件と、参加しやすい関わりを確認しましょう。家庭で休める時間も大切です。

何を相談すればよいか分かりません。

「朝の会に入れない」「活動の切替で泣く」など、一場面からで大丈夫です。FabriCoへ、今気になっていることをお聞かせください。

本人の興味と暮らしから、支援の組み合わせを考える
本人の興味と暮らしから、支援の組み合わせを考える(イメージイラスト)
私たちに相談できること

FabriCoでは、集団に入る前の「好き」も大切にします

最初から同じ課題に取り組むことを急がず、車を作る、ロボットを動かすなど、本人が興味を持てる入口を探します。「できたものを見てほしい」という気持ちが生まれたら、伝えたり、一緒に試したりする経験につなげていく考え方です。

園・学校の集団場面そのものを考えたいときは保育所等訪問支援、放課後や未就学期の活動の場を探したいときはFabriCoの通所支援へ。サービス全体の計画に迷う場合はUn-School 計画へご相談ください。初回は「一番困っている場面」を一つお伝えいただくだけでも大丈夫です。

FabriCoにLINEで相談・見学を問い合わせる計画・サービス選びを相談支援に相談する

ご相談・見学の受付状況と利用条件は個別にご案内します。

ACCESS

FabriCo・相談支援の場所

FabriCo/こども相談支援 Un-School 計画

さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル

相談支援:048-606-3208

Googleマップで場所・経路を見る →
地図を表示する

FabriCoは2階、相談支援の公式案内は2・3階です。初めての方は来所前に日時と受付場所をご確認ください。相談支援の営業日時は公式案内をご確認ください。

園・学校での困りごと

お子さまに合うサポートを3問で確認

「はい」「どちらともいえない」「いいえ」で答えてください。

質問 1 / 3

園や学校では困っているのに、家庭では状況がつかみにくい

質問 2 / 3

集団参加・友だち関係・先生とのやりとりが気になる

質問 3 / 3

先生と支援者に、同じ方向を向いて関わってほしい

※これは医療的な診断ではなく、相談先を考えるための目安です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です