面談前に「聞きたかったことを忘れた」と感じるのはよくあることです。そんなときは、質問を増やすより、相談支援の面談で何を確認したいかを3つ前後にしぼってメモするほうが、当日あわてにくくなります。
この記事では、家での困りごとを質問に変える方法、聞く順番のつけ方、言葉が出にくいときの伝え方を、面談でそのまま使える形でまとめます。
面談前は「何を確認したいか」から決める
最初にやることは、きれいに文章を書くことではありません。今日の面談で何を確認できれば前に進むかを決めることです。
たとえば次のように分けると、話題が散らばりにくくなります。
- 家で困っていることを相談したい
- 園や学校での様子を確認したい
- 支援先でどう関わるかを聞きたい
この3つがそろわなくてもかまいません。まずは一番気になる1つだけでも、会話の入口になります。
聞きたいことを質問に変える書き方
メモは、困りごと → 確認したいこと → 聞き方の順にすると使いやすくなります。長い説明文にしなくても大丈夫です。
| 書く内容 | 例 | 面談での使い方 |
|---|---|---|
| 困りごと | 朝の支度が進みにくい | 何が引っかかっているかを伝える |
| 確認したいこと | 声かけのタイミングを知りたい | 家で試せる方法を聞く |
| 聞き方 | 最初の一声はどんな形がよいですか | 相手に返しやすい質問にする |
この形にすると、感想だけで終わらず、次に何を相談したいのかが見えやすくなります。原因を決めつける必要はなく、今見えている場面をそのまま書けば十分です。
場面別の質問リストの作り方
同じ「忘れてしまう」でも、面談の種類で書く内容は少し変わります。
1. 相談支援の面談なら
相談支援では、生活全体を見ながら次の確認をすると話しやすいです。
- 今いちばん気になっている場面はどこか
- 家庭と園・学校で様子が違う場面はあるか
- 次の面談までに何を見ておくとよいか
たとえば、家では帰宅後に疲れているのに、学校では元気そうに見える場合は、「どの場面を伝えると支援につながりやすいですか」と聞くと、話の焦点が定まりやすくなります。
2. 支援先の見学・利用前の面談なら
見学や利用前の面談では、活動内容そのものより、子どもが参加しやすい関わり方を確かめるほうが実用的です。
たとえば、工作やロボット、プログラミングなどの活動があっても、見るポイントは「何を作るか」だけではありません。待つ時間が長いときの声かけ、困ったときに助けを求めやすいか、切り替えが難しい場面でどう支えるかを聞くと、家庭での見立てと比べやすくなります。
例として、本人が作品づくりに興味を示しそうでも、初回は材料の種類よりも「少人数で始めやすいか」を確認したほうが、通い方を考えやすいことがあります。
当日そのまま使える短い言い方
頭の中でまとまっていても、当日になると言葉が出にくいことがあります。そんなときは、冒頭の一言を先に決めておくと始めやすくなります。
- 「今日は3つだけ確認したいことを持ってきました」
- 「うまくまとまっていないのですが、家で気になっていることから話したいです」
- 「メモを見ながら順番に話してもいいですか」
言い直しても問題ありません。最初から完璧に説明しようとせず、メモを見て一つずつ読むほうが、相手にも伝わりやすくなります。
聞きたいことが多すぎるときの優先順位
質問が多いときは、全部を平らに並べず、答えがほしい順に分けると整理しやすくなります。
- 今日わからないと困ること
- 次回までに考えたいこと
- 時間があれば聞きたいこと
たとえば、受給者証や計画の話が出る面談では、制度の条件をその場で断定せず、「この内容はどこに確認するとよいですか」と聞くほうが安全です。必要なら担当窓口に確認するとよい、という形で持ち帰れます。
一方で、家庭内の工夫や支援先での関わり方は、その場で具体例を聞きやすい部分です。家庭でできることと支援先に任せてよいことを分けて考えると、質問が減らしやすくなります。
面談前日に見直すときのチェックポイント
前日の見直しは、細かく整えるより、抜けを防ぐ確認で十分です。
- いちばん聞きたいことに印をつけたか
- 質問が3つ前後にまとまっているか
- 当日見返せる場所に1枚だけあるか
- 分からない部分を空欄のまま残しているか
もし話題が増えたら、無理に全部入れずに「今回はこの3つだけ」と決めてかまいません。次回の面談に回したほうが、当日の会話が追われにくくなります。
相談内容を忘れたときのための最小メモ
最後に、最小限で使える形を置いておきます。例として使うなら、当てはまるところだけ書き換えてください。
例
1. いちばん聞きたいこと:
2. 家で気になっている場面:
3. 面談で確認したいこと:
4. 今日までに返事がほしいこと:
5. 次回に回してよいこと:
この形なら、長い説明が苦手でも、面談の入口を作りやすくなります。質問を思い出すためのメモではなく、会話を始めるための短い道しるべとして使うのがコツです。
質問リストを3つにしぼるときの考え方
質問が多いときは、全部を同じ重さで扱わず、答えがほしい順に分けると整理しやすくなります。たとえば、今日わからないと困ること、次回までに考えたいこと、時間があれば聞きたいことの3段階にすると、面談の時間配分が見えやすくなります。
受給者証や計画の話が出る場面では、制度の条件をその場で断定せず、「この内容はどこに確認するとよいですか」と聞くほうが安全です。必要な確認先が分かれば、後で担当窓口に確かめられます。
一方で、家庭内の工夫や支援先での関わり方は、その場で具体例を聞きやすい部分です。家庭でできることと支援先に相談したいことを分けて考えると、質問が減らしやすくなります。例として使うなら、「朝の支度が進みにくいので、最初の声かけの形を知りたい」「園での様子も確認したい」のように、場面ごとに1つずつ書くと読み返しやすくなります。
お子さまやご家庭の状況に合う支援を、一緒に考えたい方へ。

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