放課後等デイサービス・児童発達支援【FabiriCo(ファブリコ)】

How to

施設の利用方法

お子さまの発達に
不安を感じたとき

保護者の方へ。ひとりで抱えず、
まずは相談から

「ことばが遅い気がする…」
「集団になじめないみたい…」
「他の子とちょっと違うかも?」

お子さまの様子に気づいたとき、保護者の方は「うちの子、大丈夫かな…」と不安になるものです。

でも大丈夫です。相談できる場所は一つではありません。
お子さまの特性やご家庭の状況に応じて、あなたに合った支援の形がきっと見つかります。

【STEP1】
相談できる場所はいくつもあります

支援は“福祉”だけではなく、“教育”にもあります

お子さまの発達や行動に不安を感じたとき、まず誰に相談すればいいのか?迷うこともあるかもしれません。
でも大丈夫です。支援につながる相談先は複数あり、福祉だけでなく教育にもサポート体制があります。

保護者の最初の相談先として
よく選ばれる場所

保健・子育ての相談先
(福祉の入口)

保健センター(保健師・心理士)

健診(1歳半・3歳・5歳など)後のフォローや、育児・発達相談を行うことができます。
必要に応じて、医療や福祉、教育機関との連携も案内されます。

子育て支援センター/
地域の子育てひろば

日常の育児の中での悩みや不安を気軽に相談できる場です。職員の方が適切な支援機関を紹介してくれることもあります。

園・学校などの教育機関
での相談

幼稚園・保育園・認定こども園
の先生

園での様子を共有しながら、「ことば」「集団行動」「人との関わり」など、日常的な困りごとについてアドバイスをもらえます。

小学校の担任・特別支援
コーディネーター

学校内の支援体制(例:通級指導・特別支援学級)について、教育的な視点でのサポートの提案があります。
 「ことばの教室(通級)」などの教育支援に進む場合も、学校との相談が第一歩になります。

教育の支援制度も
活用できます

  • ことばの教室(通級指導教室)
  • 特別支援学級(小学校・中学校)
  • 通常学級内での個別指導・配慮
    (個別の指導計画の作成 など)

【STEP2】
相談から支援につながる場合

お子さまの発達特性や支援の必要性が見られる場合、障害福祉サービスを利用していく流れになります。
そのためには、「サービス等利用計画」の作成や「受給者証」の申請などが必要になります。

ここからは、具体的な手順をわかりやすくご説明します。

障害福祉サービスを
利用するまでの流れ

STEP
1

専門機関と相談
(必要に応じて医師の診断・ 意見書)

  • 状況によっては発達外来や小児科の受診が勧められることもあります。
  • 医師による診断や意見書が必要なサービスもありますが、診断がなくても支援につながるケースもあります
  • 迷ったときは、相談支援事業所や保健センターにご相談いただければ、適切な流れをご案内します。
STEP
2

相談支援事業所と
「サービス等利用計画」を作成

  • 障害福祉サービスを利用するには、「サービス等利用計画」というプランが必要です。
  • 相談支援専門員が、保護者のお話を丁寧に伺いながら、お子さまに必要な支援を整理し、計画を作成します。
STEP
3

市区町村へ申請 →
「受給者証」の交付

  • サービス等利用計画を添えて自治体へ申請を行います。
  • 審査を経て「受給者証」が発行されると、正式にサービスの利用が可能になります。
STEP
4

サービス事業所を選び、
契約・利用スタート

  • 放課後等デイサービスや児童発達支援など、希望する事業所と契約を結び、支援が始まります。
  • 相談支援事業所は、事業所の選定や見学のアドバイスも行っています。
STEP
5

定期的な見直し・
サポート(モニタリング)

利用開始後も、半年に1回程度、相談支援専門員がご家庭や支援先と話し合いを行い、サービスが合っているかを確認・調整します。

障害福祉サービスの
料金の仕組み

利用者負担は原則1割、
残りは公費で支えられています

放課後等デイサービス(放デイ)

  • 学校に通うお子さまを対象に、放課後や休日に生活・学習・社会性の支援を行うサービスです。
  • 1回の利用あたりの報酬単価(基本+加算込み)は、おおよそ800〜1,000単位前後
     (※地域区分や支援内容により変動します)
  • 【例】
    1回 900単位 → 約9,000円 →
    保護者負担は1割 →
    約900円/回

児童発達支援(児発)

  • 主に未就学児を対象に、発達や生活の支援を行う通所型サービスです。
  • 1回の利用あたりの報酬単価(基本+加算込み)は、おおよそ900〜1,200単位前後
  • 【例】
    1回 1,000単位 → 約10,000円 →
    保護者負担は1割 →
    約1,000円/回

保育所等訪問支援

  • 保育園・幼稚園・認定こども園・小学校などに通うお子さまを対象に、専門スタッフが現場を訪問し支援します。
  • 1回の訪問(1時間程度)にかかる報酬単価は、おおよそ1,500単位前後
  • 【例】
    1回 1,500単位 → 約15,000円 →
    保護者負担は1割 →
    約1,500円/回

利用者負担の月額上限について(放デイ・児発・保育所等共通)

これらのサービスを併用しても、月に支払う自己負担額には上限が設定されています。
そのため、頻度の高い利用でも負担が一定額を超えることはありません。

世帯年収
月額上限金額
非課税世帯
0円
約890万円未満
4,600円
約890万円以上
37,200円

※放デイ・児発・保育所等訪問支援の利用分は合算され、上記の上限内に収まります。

相談支援(障害児相談支援)

  • 障害福祉サービスを利用するために必要な「サービス等利用計画」の作成や、半年ごとのモニタリング(振り返り)などを行う支援です。
  • 1回の計画作成・モニタリングにかかる報酬単価は、おおよそ1,100〜1,400単位
  • 【例】
    1回 1,200単位 → 約12,000円 → 公費負担100%/保護者の自己負担はありません(自己負担なし)も大切にしています。

相談支援はすべて公費で賄われており、利用者の経済的負担は発生しません。
ただし、制度を支える税金によって成り立っている支援であることへの理解も大切にしています。