目次
- 保育所等訪問支援のトラブル、事前に知っておけば怖くない
- トラブル1:学校・施設が受け入れを拒否する
- トラブル2:保護者と学校の認識のズレ
- トラブル3:訪問支援員と先生のコミュニケーション不足
- トラブル4:他の保護者からの誤解や質問
- トラブル5:効果が見えにくい・すぐに結果が出ない
- トラブル6:子どもが訪問支援員を嫌がる
- トラブル7:スケジュール調整が難しい
- さいたま市浦和区上木崎のFabriCoのトラブル予防策
- 上木崎・与野・さいたま新都心エリアの状況
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|トラブルは予防できる
保育所等訪問支援のトラブル、事前に知っておけば怖くない
「トラブルが起きたらどうしよう…」という不安
保育所等訪問支援を利用したいと考えている保護者の方から、こんな声をよく聞きます。
「学校に拒否されたらどうしよう」
「他の保護者に何か言われないかな」
「子どもが嫌がったらどうしよう」
「効果がなかったらどうしよう」
新しいサービスを利用するとき、トラブルを心配するのは当然です。しかし、事前にどんなトラブルが起きやすいかを知っておけば、予防したり、適切に対処したりできます。
トラブルの多くは「コミュニケーション不足」が原因
実は、保育所等訪問支援で起きるトラブルの多くは、事前の説明不足やコミュニケーション不足が原因です。
この記事では、起きがちなトラブルと、その対処法・予防法を詳しく解説します。
トラブル1:学校・施設が受け入れを拒否する
こんなケース
「保育所等訪問支援を利用したいと学校に伝えたら、『前例がない』『対応が難しい』と断られてしまった」
これは、保護者が最も心配するトラブルです。
なぜ起きる?
- 学校が保育所等訪問支援について知らない
- 「手間が増える」と思っている
- 「他の保護者から苦情が来るのでは」と心配している
- 管理職の理解が得られていない
対処法
1. 事前に丁寧に説明する
学校が不安に思っているポイントを理解し、一つひとつ説明します。
説明のポイント:
- 学校の費用負担はゼロ
- 訪問は月1〜2回程度
- 授業の邪魔にならないよう配慮する
- 先生にもメリットがある(専門家からのアドバイス)
2. 事業所から説明してもらう
保護者だけで説明するのが難しい場合、事業所のスタッフに同行してもらったり、事業所から学校に直接連絡してもらったりできます。
3. 教育委員会や市の担当課に相談
どうしても学校が受け入れてくれない場合、教育委員会や市の障害福祉課に相談する方法もあります。
4. 相談支援専門員に調整を依頼
相談支援事業所の専門員が、学校との調整をサポートしてくれます。
予防策
- 受給者証を申請する前の段階で、学校に相談する
- 担任の先生だけでなく、管理職(校長・園長)にも説明する
- パンフレットや資料を持参する
トラブル2:保護者と学校の認識のズレ
こんなケース
「保護者は『うちの子が落ち着いて授業を受けられるようにしてほしい』と思っているが、学校は『問題行動を減らしてほしい』と思っている」
目標や期待が保護者と学校でズレていると、トラブルになりやすいです。
なぜ起きる?
- 事前の目標設定が曖昧
- 保護者と学校のコミュニケーション不足
- 「支援」に対する理解の違い
対処法
1. 最初に目標を明確にする
訪問支援を始める前に、保護者・学校・訪問支援員の三者で、以下を確認します:
- どんな困りごとがあるか
- どんな状態を目指すか
- そのために何をするか
2. 定期的に情報共有する
訪問後に、保護者と学校の両方に報告することで、認識のズレを防ぎます。
3. 柔軟に目標を修正する
状況に応じて、目標を見直すことも大切です。
予防策
- 訪問支援計画を文書化する
- 保護者と学校が直接話し合う機会を設ける
- 訪問支援員が間に立って調整する
トラブル3:訪問支援員と先生のコミュニケーション不足
こんなケース
「訪問支援員が来ているのに、先生と話す時間がなく、アドバイスがもらえない」
訪問支援の本質は、先生へのコンサルテーション(助言)ですが、時間が取れずに形だけになってしまうことがあります。
なぜ起きる?
- 先生が忙しすぎて時間が取れない
- 訪問後のフィードバックの時間が確保されていない
- 訪問支援員が遠慮して、先生に声をかけられない
対処法
1. 訪問前後の時間を確保してもらう
事前に学校に「訪問後に10〜15分、先生とお話しする時間をいただけますか?」と依頼します。
2. 書面でのフィードバックも活用
時間が取れない場合は、訪問報告書を渡し、後で読んでもらう方法もあります。
3. 訪問日時を工夫する
先生が比較的時間を取りやすい曜日や時間帯を選びます。
予防策
- 訪問日程を決める際に、フィードバックの時間も含めて調整する
- 管理職にも、先生との情報共有の時間が必要だと理解してもらう
トラブル4:他の保護者からの誤解や質問
こんなケース
「クラスの他の保護者から『あの人は誰?』『なぜあの子だけ特別扱い?』と言われた」
訪問支援員の存在が目立つと、他の保護者が疑問に思うことがあります。
なぜ起きる?
- 訪問支援についての説明が不足している
- 「特別扱い」と誤解されている
- 情報が正確に伝わっていない
対処法
1. 事前に学校と説明方法を相談
他の保護者にどう説明するか、学校と事前に相談しておきます。
説明の例:
- 「専門家の先生がサポートに来てくださっています」
- 「必要な配慮を受けています」
2. 訪問支援員が目立たないよう配慮
できるだけ自然な形で、教室の後ろで見学するなど、目立たないように工夫します。
3. 必要以上に詳しく説明しない
プライバシーに配慮し、必要以上に詳しく説明する必要はありません。
予防策
- 学校と事前に情報共有の方針を決めておく
- 保護者自身が、他の保護者と良好な関係を保つ努力をする
トラブル5:効果が見えにくい・すぐに結果が出ない
こんなケース
「3ヶ月訪問支援を利用しているけど、子どもの様子が変わらない。意味があるのかな?」
保育所等訪問支援は、すぐに劇的な変化が見られるサービスではありません。そのため、「効果がない」と感じてしまうことがあります。
なぜ起きる?
- 期待値が高すぎる
- 短期間で結果を求めすぎる
- 小さな変化に気づいていない
対処法
1. 小さな変化に目を向ける
「授業中に座っていられる時間が5分増えた」など、小さな変化を記録します。
2. 長期的な視点を持つ
保育所等訪問支援は、長期的に効果が現れるサービスです。半年〜1年のスパンで考えましょう。
3. 定期的に振り返る
訪問支援員と一緒に、定期的に振り返りを行います。
予防策
- 最初から「すぐには変わらない」ことを理解しておく
- 具体的で測定可能な目標を設定する(「落ち着く」ではなく「座っていられる時間を増やす」など)
トラブル6:子どもが訪問支援員を嫌がる
こんなケース
「訪問支援員が来ると、子どもが嫌がって教室に入れなくなってしまった」
これは、お子さんが訪問支援員を「監視されている」と感じている可能性があります。
なぜ起きる?
- 訪問支援員の存在が子どもにとって負担
- 子ども自身が「なぜ来ているのか」を理解していない
- 訪問支援員との関係が築けていない
対処法
1. 子どもに説明する
年齢に応じて、「あなたが学校で楽しく過ごせるように、お手伝いに来てくれた人だよ」と説明します。
2. 訪問支援員との関係づくり
訪問前に、事業所で訪問支援員と会っておくと、安心できることがあります。
3. 子どもの気持ちを尊重する
どうしても嫌がる場合は、訪問方法を工夫したり、一時中断したりすることも検討します。
予防策
- 訪問支援を始める前に、子ども本人に説明する
- 子どもとの信頼関係を大切にする
トラブル7:スケジュール調整が難しい
こんなケース
「学校の行事が多くて、なかなか訪問日程が決まらない」
学校のスケジュールと事業所のスケジュール、そして保護者の都合を合わせるのは、意外と大変です。
なぜ起きる?
- 学校行事が多い
- 訪問支援員のスケジュールが埋まっている
- 保護者が立ち会いを希望する場合、保護者の都合もある
対処法
1. 早めにスケジュールを調整する
月初めに、その月の訪問日を決めておきます。
2. 柔軟に対応する
行事などで訪問できない月があっても、翌月に調整するなど、柔軟に対応します。
3. 保護者の立ち会いが難しい場合の対応
初回以外は、保護者が立ち会わなくても大丈夫なことが多いです。
予防策
- 学校の年間行事予定を事前に確認する
- 訪問日の候補日を複数挙げておく
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoのトラブル予防策
2025年11月から保育所等訪問支援を開始
さいたま市浦和区上木崎にある**FabriCo(ファブリコ)**では、2025年11月から保育所等訪問支援を新しく開始します。
FabriCoでは、これまで紹介したようなトラブルを予防するため、以下の対策を行います。
FabriCoのトラブル予防策
1. 事前の丁寧な説明とサポート
学校への説明をサポート:
- 保護者への説明資料の提供
- 必要に応じて、学校への説明に同行
- 学校への直接連絡(保護者の了解を得て)
2. 相談支援事業所との連携
FabriCoには、**相談支援事業所「Un-School 計画 相談支援」**が併設されています。
相談支援専門員が、以下をサポート:
- 学校との調整
- サービス等利用計画の作成
- トラブル時の対応
3. 定期的な情報共有の仕組み
- 訪問後の報告書を保護者と学校の両方に提供
- 定期的な振り返りミーティング
- 必要に応じて三者面談(保護者・学校・訪問支援員)
4. 児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携
FabriCoでは、以下のサービスをワンストップで提供:
✅ 児童発達支援(3〜6歳)
✅ 放課後等デイサービス(小学1〜6年生)
✅ 保育所等訪問支援(2025年11月開始)
✅ 相談支援事業所
施設で訪問支援員と信頼関係を築いてから訪問するため、「子どもが訪問支援員を嫌がる」というトラブルが起きにくいのが特徴です。
5. ロボット・プログラミング療育の知見を活かした問題解決
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育が特色です。
プログラミングで培う「論理的思考」「問題解決能力」は、トラブル対応にも活かされます。
例えば:
- 「なぜこのトラブルが起きたのか?」を論理的に分析
- 「どうすれば解決できるか?」を段階的に考える
- 「試行錯誤しながら最適解を見つける」姿勢
6. 柔軟なスケジュール調整
FabriCoは、月〜日曜日まで営業しています。学校の都合に合わせて、柔軟にスケジュール調整ができます。
上木崎・与野・さいたま新都心エリアの状況
さいたま市内の保育所等訪問支援の利用状況
さいたま市は、保育所等訪問支援の利用が年々増えている地域です。トラブルの予防や対応のノウハウも、徐々に蓄積されています。
FabriCo対応エリア:
浦和区(上木崎、北浦和、常盤など):
- 上木崎小学校、下落合小学校、大戸小学校、常盤小学校など
- 保育所等訪問支援の受け入れ経験がある学校が多い
大宮区:
- 大宮南小学校、大成小学校、桜木小学校など
- 大宮駅周辺は支援サービスが充実
中央区(与野、与野本町など):
- 与野本町小学校、与野南小学校、鈴谷小学校など
- FabriCoから近く、訪問しやすいエリア
見沼区:
- 大砂土小学校、大和田小学校など
- 新しい住宅が増えているエリア
エリアごとの特徴
浦和区: 文教地区で、教育への関心が高いエリア。学校側も発達支援に理解があり、トラブルが比較的少ない傾向。
大宮区: 多様な保護者がいるエリア。学校も様々な支援サービスの受け入れ経験が豊富。
中央区: 地域のつながりが強いエリア。保護者同士の情報交換も活発。
見沼区: 新しい住民が多いエリア。新しいサービスへの関心が高い。
よくある質問(Q&A)
Q1. トラブルが起きたら、どこに相談すればいいですか?
A. まずは事業所(FabriCo)に相談してください。相談支援事業所も併設されているので、トータルでサポートします。解決が難しい場合は、市の障害福祉課や教育委員会に相談する方法もあります。
Q2. 学校が受け入れを拒否したら、諦めるしかないですか?
A. いいえ、諦める必要はありません。拒否の理由を確認し、一つひとつ不安を解消していきます。それでも難しい場合は、教育委員会に相談する方法もあります。
Q3. トラブルを避けるために、最初に何をすべきですか?
A. 学校への丁寧な説明が最も重要です。保育所等訪問支援について、学校が正しく理解していれば、多くのトラブルは防げます。
Q4. 訪問支援員と先生の相性が悪い場合はどうしたらいいですか?
A. 事業所に相談してください。訪問支援員を変更したり、コミュニケーションの取り方を工夫したりできます。
Q5. 効果が見えないとき、続けるべきか迷います。
A. まずは、小さな変化がないか振り返ってみましょう。どうしても効果が感じられない場合は、支援の方法を見直したり、他のサービスの併用を検討したりします。
Q6. 他の保護者にどこまで説明すべきですか?
A. プライバシーを守りつつ、必要最小限の説明で大丈夫です。「専門家のサポートを受けています」程度で十分です。
Q7. 子どもが訪問を嫌がったら、無理に続けるべきですか?
A. 子どもの気持ちを最優先に考えましょう。嫌がる理由を探り、訪問方法を工夫します。どうしても難しい場合は、一時中断も検討します。
Q8. トラブルが起きたら、保育所等訪問支援をやめないといけませんか?
A. いいえ、トラブルは解決できることがほとんどです。事業所と一緒に対処法を考えましょう。
Q9. 私立学校でトラブルが起きやすいですか?
A. 私立学校の場合、学校の方針によって対応が異なります。事前に学校の意向をよく確認することが大切です。
Q10. FabriCoを利用していないと、トラブル対応はしてもらえませんか?
A. 保育所等訪問支援を利用している方であれば、トラブル対応をサポートします。ただし、相談支援事業所や放課後デイなども併用している方の方が、トータルでサポートしやすいです。
Q11. トラブルを完全に予防することはできますか?
A. 100%の予防は難しいですが、事前の準備と丁寧なコミュニケーションで、多くのトラブルは防げます。
Q12. 万が一トラブルで学校との関係が悪化したら?
A. 相談支援専門員が間に入って調整します。最悪の場合、転校なども視野に入れながら、お子さんにとって最善の方法を一緒に考えます。
まとめ|トラブルは予防できる
トラブルを恐れすぎないで
保育所等訪問支援で起きがちなトラブルをご紹介しましたが、これらのトラブルは、事前の準備と適切な対応で、ほとんどが予防・解決できます。
大切なのは「早めの相談」
トラブルが起きそう、または起きてしまったら、一人で抱え込まず、すぐに事業所に相談してください。
FabriCoは、トラブル予防とトータルサポートに力を入れています
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoでは、相談支援事業所も併設し、保育所等訪問支援の前段階からトータルでサポートします。
トラブルを恐れて一歩を踏み出せないでいる保護者の方、ぜひ一度ご相談ください。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoにご相談ください
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした児童発達支援・放課後等デイサービス施設です。2025年11月からは保育所等訪問支援も開始します。
FabriCoの特色: ✅ 児童発達支援(3〜6歳)と放課後等デイサービス(小1〜小6)両方対応
✅ 保育所等訪問支援(2025年11月開始)
✅ 相談支援事業所も併設
✅ トラブル予防とトータルサポート
✅ JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
「保育所等訪問支援を始めたいけど、トラブルが心配」
「学校への説明の仕方が分からない」
「トラブルが起きたらどうしよう」
どんなことでも、お気軽にご相談ください。
▼ FabriCo 公式サイト
https://fabrico.fun
▼ 保育所等訪問支援について(2025年11月開始)
https://fabrico.fun/visit/
▼ 相談支援事業所について
https://fabrico.fun/consultation/
▼ 利用方法・お問い合わせ
https://fabrico.fun/howto/
FabriCo(ファブリコ)
所在地: さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2F
アクセス: JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
営業日: 月〜日・指定日
対象:
- 児童発達支援(3〜6歳)
- 放課後等デイサービス(小学1〜6年生)
- 保育所等訪問支援(3〜18歳・2025年11月開始)
運営: 一般社団法人こどもとみらい教育研究会
トラブルを恐れず、お子さんのために必要な支援を受けましょう。
FabriCoが、全力でサポートします。
文字数:約3,800文字
