目次
- セルフプランとは?基本を知ろう
- さいたま市でのセルフプランの作り方
- セルフプランと相談支援事業所、どちらを選ぶ?
- 上木崎・大宮南エリアの放課後等デイサービス事情
- 近隣エリア(浦和区・大宮区・与野)の状況
- 専門家に相談したい方へ
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
セルフプランとは?基本を知ろう
お子さんが放課後等デイサービスや児童発達支援を利用するには、「通所受給者証」が必要です。そして、その申請時には「障害児支援利用計画案」というものを提出しなければなりません。
この計画案を、**保護者の方ご自身で作成する方法が「セルフプラン」**です。
相談支援事業所に依頼することもできますが、さいたま市では相談支援事業所の数が限られているため、セルフプランで申請される方も多くいらっしゃいます。実際、さいたま市では利用者の方がセルフプランを選択されるケースが年々増えているという報告もあります。
セルフプランに必要なもの
- さいたま市のセルフプラン様式(市のホームページからダウンロード可能)
- お子さんの現在の状況や課題の整理
- 利用したいサービスの種類と量
- 支援の目標
さいたま市でのセルフプランの作り方
ステップ1:さいたま市の様式をダウンロード
さいたま市の公式ホームページから、セルフプラン用の書類(エクセル形式)をダウンロードできます。記入例も用意されているので、初めての方でも安心です。
ステップ2:お子さんの状況を整理
- 現在の発達状況
- 日常生活で困っていること
- お子さんの得意なこと・苦手なこと
- 保護者として心配していること
これらを箇条書きでまとめておくと、書類作成がスムーズです。
ステップ3:利用したいサービスを決める
- 放課後等デイサービス(小学生~高校生)
- 児童発達支援(未就学児)
- 保育所等訪問支援(2025年11月から利用可能)
利用したい施設を見学し、週に何回通いたいかを考えます。
ステップ4:計画案を記入
さいたま市の様式に沿って、以下の内容を記入します:
- お子さんとご家族の希望
- 解決したい課題
- 支援の目標
- 利用するサービスの種類と回数
ステップ5:区役所の支援課へ提出
お住まいの区の支援課(障害福祉係)へセルフプランを提出します。
- 浦和区にお住まいの方→浦和区支援課
- 大宮区にお住まいの方→大宮区支援課
提出時には面談があり、お子さんの状況について聞き取りが行われます(1時間程度)。
セルフプランと相談支援事業所、どちらを選ぶ?
セルフプランのメリット
- すぐに始められる:相談支援事業所の空き待ちが不要
- 自分のペースで作成できる:家族でじっくり考えられる
- 費用負担なし:もちろん無料です
セルフプランのデメリット
- 書類作成を自分で行う必要がある
- 専門的なアドバイスを受けられない
- モニタリング(定期的な見直し)がない
相談支援事業所に依頼するメリット
- 専門家の視点:相談支援専門員が客観的にお子さんに合った支援を提案
- 定期的なモニタリング:半年に一度、計画の見直しをしてもらえる
- 関係機関との連携:学校や施設との情報共有がスムーズ
- 費用負担なし:利用者の自己負担はありません
さいたま市では、市内全域で相談支援事業所が不足している状況があります。そのため、まずはセルフプランで申請して、あとから相談支援事業所に切り替えることも可能です。
上木崎・大宮南エリアの放課後等デイサービス事情
上木崎小学校・大宮南小学校の学区について
上木崎小学校(浦和区上木崎)と大宮南小学校(大宮区吉敷町)は、さいたま新都心駅周辺の学区です。近年、マンション開発が進み、児童数が急増しているエリアとして知られています。
特に大宮南小学校は児童数の増加により仮設校舎を建設するなど、お子さんを育てるご家庭が多く集まる活気ある地域です。
このエリアの特徴
- 交通アクセス良好:JR与野駅、さいたま新都心駅が最寄り
- 教育熱心な家庭が多い:学習支援や習い事に積極的
- 新しい施設が増えている:放課後等デイサービスや児童発達支援の施設も近年増加
上木崎エリアには、ロボット・プログラミングに特化した施設や、運動療育に力を入れている施設など、特色ある事業所が複数あります。お子さんの興味や特性に合わせて選べる環境が整いつつあります。
近隣エリア(浦和区・大宮区・与野)の状況
浦和区全体の傾向
浦和区は昔から文教地区として知られ、教育への関心が高いエリアです。常盤小学校、高砂小学校、本太小学校など、人気のある公立小学校が多く、放課後等デイサービスも充実しています。
特に北浦和駅周辺、浦和駅周辺には多くの療育施設があり、選択肢の幅が広いのが特徴です。
大宮区の状況
大宮区は、大宮駅を中心に商業施設が集まる一方で、住宅地も広がっています。大宮駅周辺には複数の児童発達支援・放課後等デイサービスがあり、学習支援に力を入れている施設が多い印象です。
桜木小学校エリアなども人気があり、療育施設の需要が高まっています。
与野エリア
JR与野駅周辺は、浦和と大宮の中間に位置し、落ち着いた住宅街が広がっています。近年は新しいマンションも建設され、若いファミリー層が増えています。
与野駅から徒歩圏内にも、様々な特色を持った放課後等デイサービスや児童発達支援施設があり、アクセスしやすいエリアです。
近隣市からの利用も可能
さいたま市の受給者証を持っていれば、市内の複数の施設を利用することも可能です。また、川口市、戸田市、蕨市、上尾市など近隣市からも受け入れている施設が多くあります。
専門家に相談したい方へ
「セルフプランを作ってみたけど、これで大丈夫か不安」 「子どもの発達について、専門家に相談したい」 「学校での悩みを誰かに聞いてほしい」
そんな時は、相談支援事業所を利用することができます。
こんな相談ができます
- 自分の子が障害かもしれないと思っているけど、どこに相談したらいいかわからない
- 子育ての悩みを聞いてほしい
- 学校での困りごとについて相談したい
- どんな福祉サービスが使えるのか知りたい
- 受給者証の申請方法がわからない
相談支援事業所では、こうした様々な相談を無料で受け付けています。
2025年11月から新サービス開始
2025年11月からは、「保育所等訪問支援」というサービスも始まります。これは、お子さんが実際に通っている保育園・幼稚園・学校に専門スタッフが訪問し、集団生活をサポートするサービスです。
- 園や学校での困りごとに直接対応
- 先生方へのアドバイス
- 家庭と現場をつなぐ役割
このようなサービスも、受給者証があれば利用できます。
よくある質問(Q&A)
Q1:セルフプランは誰でも作れますか?
**A:はい、保護者の方ご自身で作成できます。**さいたま市のホームページに記入例がありますので、それを参考にしながら作成できます。不安な場合は、利用したい施設のスタッフに相談すると、アドバイスをもらえることもあります。
Q2:セルフプランから相談支援事業所に切り替えることはできますか?
**A:可能です。**最初はセルフプランで申請し、後から相談支援事業所を利用することもできます。受給者証の更新時に切り替える方も多いです。
Q3:放課後等デイサービスと児童発達支援の違いは?
A:対象年齢が異なります。
- 児童発達支援:0歳~小学校入学前(未就学児)
- 放課後等デイサービス:小学生~高校生
両方を併設している施設では、未就学期から小学校以降もずっと通い続けることができます。
Q4:受給者証の申請にはどれくらい時間がかかりますか?
**A:さいたま市では、申請から受給者証の発行まで約1~2ヶ月かかります。**面談の予約に時間がかかる場合もあるので、早めの申請がおすすめです。
Q5:手帳がなくても申請できますか?
**A:はい、申請できます。**療育手帳や身体障害者手帳がなくても、医師の診断書や意見書があれば申請可能です。発達が気になる段階でも相談できます。
Q6:利用料金はいくらですか?
A:世帯収入により異なります。
- 非課税世帯:0円
- 約890万円未満:月額上限4,600円
- 約890万円以上:月額上限37,200円
3歳(年少)から就学前のお子さんは、無償化の対象となります。
Q7:複数の施設を利用できますか?
**A:はい、可能です。**受給者証に記載された日数の範囲内で、複数の施設を組み合わせて利用できます。例えば、平日は学習支援に力を入れている施設、土曜日は運動療育の施設というような使い方もできます。
Q8:上木崎・大宮南エリアから通える施設はどのくらいありますか?
**A:与野駅、さいたま新都心駅周辺に複数の施設があります。**さらに、送迎サービスを行っている施設も多いので、浦和区・大宮区内の他の施設も利用しやすい環境です。
Q9:プログラミングやロボット教育を受けられる施設はありますか?
**A:はい、あります。**さいたま市では、小学校でプログラミング教育が必修化されており、それに対応した療育を行う施設が増えています。LEGO®やスクラッチなどを使った活動を通じて、論理的思考や問題解決能力を育てることができます。
Q10:見学はできますか?
**A:できます。むしろ、申請前に必ず見学することをおすすめします。**施設の雰囲気、プログラム内容、スタッフの対応などを実際に見て、お子さんに合っているかを確認しましょう。多くの施設では、体験利用も受け付けています。
まとめ
さいたま市で放課後等デイサービスや児童発達支援を利用するには、まず受給者証の申請が必要です。その際に提出する「障害児支援利用計画案」は、セルフプランとして保護者の方ご自身で作成することができます。
セルフプラン作成のポイント
- さいたま市のホームページから様式をダウンロード
- 記入例を参考に、お子さんの状況と希望を整理
- 利用したい施設を見学してから計画を立てる
- 区役所の支援課へ提出
上木崎・大宮南エリアを含む浦和区・大宮区周辺には、多様な特色を持った療育施設があります。お子さんの個性や興味に合わせて、最適な施設を選べる環境が整っています。
FabriCoのご案内
FabriCo(ファブリコ) は、さいたま市浦和区上木崎(JR与野駅から徒歩7分)にある、ものづくりをテーマにした療育施設です。
FabriCoの特徴
- ロボット・プログラミング療育:LEGO®、スクラッチ、KOOV®など多様な教材を使用
- 工作・ものづくり活動:創造力と手先の器用さを育てる
- 個別学習のペース:一人ひとりの理解度に合わせた支援
- 放課後等デイサービスと児童発達支援の両方を併設
対象小学校の上木崎小学校・大宮南小学校からのアクセスも良好で、それ以外の地域からは保護者送迎も可能です。
さらに充実のサポート
FabriCoでは、併設の 相談支援事業所「Un-School 計画 相談支援」 も運営しています。
- 障害福祉サービスの利用相談
- サービス等利用計画の作成
- 子育ての悩み相談
- 学校での困りごと相談
セルフプランに不安がある方、専門家に相談したい方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
また、2025年11月からは 保育所等訪問支援 もスタート予定です。お子さんが通う園や学校に専門スタッフが訪問し、集団生活をサポートします。
お問い合わせ・見学のご予約
まずは施設を見学してみませんか?スタッフが丁寧にご説明いたします。
📍 アクセス 埼玉県さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2F
- JR与野駅から徒歩7分
- さいたま新都心駅から徒歩8分
お子さんの「やってみたい!」を大切に、一緒に成長を見守っていきましょう。
※この記事は2025年11月時点の情報を基に作成しています。制度や手続きは変更される場合がありますので、最新情報はさいたま市の公式ホームページまたは各区の支援課でご確認ください。
