【完全ガイド】セルフプランとは?作り方・書き方・記入例まで徹底解説|障害児支援の計画書

目次

  1. セルフプランとは何か
  2. セルフプランと相談支援の違い
  3. セルフプランのメリット・デメリット
  4. セルフプランが必要になる場面
  5. セルフプランの作り方【全体の流れ】
  6. セルフプランに必要な書類
  7. セルフプランの書き方【記入例付き】
  8. セルフプラン作成でよくある失敗
  9. セルフプランのテンプレート・見本の入手方法
  10. セルフプランの更新と見直し
  11. よくある質問(Q&A)
  12. セルフプランか相談支援か迷ったら
  13. さいたま市でのセルフプラン手続き
  14. まとめ

セルフプランとは何か

セルフプランとは、障害児通所支援サービス(放課後等デイサービスや児童発達支援など)を利用する際に、保護者自身が作成するサービス等利用計画のことです。

正式には「セルフプラン」ではなく「保護者作成のサービス等利用計画案」と呼ばれますが、一般的に「セルフプラン」という呼び方が広まっています。

サービス等利用計画とは

障害児が放課後等デイサービス(放デイ)や児童発達支援(児発)などのサービスを利用するためには、「サービス等利用計画案」を市区町村に提出する必要があります。

この計画案は、通常は相談支援事業所の相談支援専門員が作成しますが、相談支援事業所が見つからない場合や、保護者が自分で作成したい場合に、保護者が作る計画案が「セルフプラン」です。

セルフプランの位置づけ

セルフプランは、あくまで相談支援事業所が見つからない場合の代替手段として認められているものです。本来は、相談支援専門員という専門家が、お子さんの状況を評価し、適切なサービスを組み合わせた計画を作成することが望ましいとされています。

しかし、相談支援事業所の数が不足している地域や、すぐにサービスを利用したい場合などに、セルフプランが活用されています。

セルフプランで利用できるサービス

セルフプランで利用できる主な障害児通所支援サービスは以下の通りです。

  • 放課後等デイサービス(小学生〜高校生)
  • 児童発達支援(未就学児)
  • 保育所等訪問支援
  • 居宅訪問型児童発達支援

これらのサービスを利用する際に、受給者証の申請と合わせてセルフプランを提出します。


セルフプランと相談支援の違い

セルフプランと相談支援事業所による計画作成の違いを理解することが大切です。

計画作成者の違い

項目セルフプラン相談支援
作成者保護者相談支援専門員
専門知識不要(保護者の判断)必要(専門家が作成)
作成の手間保護者が全て行う専門員がサポート

サービス内容の違い

セルフプラン

  • 計画書の作成のみ
  • 更新手続きも保護者が行う
  • モニタリング(定期的な確認)なし
  • 専門的なアドバイスなし

相談支援

  • 初回相談から計画作成までサポート
  • 更新手続きも専門員が対応
  • 定期的なモニタリング(半年〜1年に1回)
  • お子さんの発達や施設選びについてアドバイス
  • 施設との連絡調整

費用の違い

セルフプラン:無料
作成に費用はかかりません。

相談支援:無料
利用者負担はありません。相談支援サービスは、自己負担なしで利用できます。

どちらを選ぶべきか

セルフプランが向いている人

  • すでに利用したい施設が決まっている
  • 計画の内容がはっきりしている
  • 自分で計画を立てることに抵抗がない
  • 相談支援事業所が見つからない

相談支援が向いている人

  • 初めて障害児支援を利用する
  • どの施設を選べばいいか分からない
  • 専門家のアドバイスが欲しい
  • 定期的な見守りがあった方が安心
  • 複数のサービスを組み合わせたい

重要なポイント:相談支援も無料なので、「費用を節約するためにセルフプランを選ぶ」必要はありません。迷ったら、まず相談支援事業所に相談してみることをおすすめします。


セルフプランのメリット・デメリット

セルフプランを選ぶ前に、メリットとデメリットをしっかり理解しましょう。

メリット

1. 自分のペースで作成できる
相談支援専門員との面談日程を調整する必要がなく、保護者の都合の良い時間に計画を立てられます。

2. すぐに手続きを進められる
相談支援事業所を探す時間が不要なため、急いでサービスを利用したい場合に便利です。

3. お子さんのことを一番よく知っている保護者が作成
日々の生活の中で気づいたお子さんの特性や成長の様子を、そのまま計画に反映できます。

4. 面談や訪問の負担がない
相談支援を利用すると、定期的に専門員との面談が必要ですが、セルフプランではその負担がありません。

デメリット

1. 作成に時間と手間がかかる
必要な書類の記入項目が多く、初めての方には難しく感じることがあります。記入に2〜3時間かかることも珍しくありません。

2. 専門的なアドバイスが受けられない
相談支援専門員のような専門家の視点からの助言がないため、サービスの選び方や目標設定で迷うことがあります。

3. 定期的な見守りがない
相談支援では定期的なモニタリングがありますが、セルフプランでは自分で計画の進捗を確認する必要があります。

4. 更新手続きを自分で管理する必要がある
計画の見直し時期や更新手続きを、保護者自身で管理しなければなりません。忘れてしまうと、サービスが利用できなくなる可能性があります。

5. 施設選びが難しい
地域にどんな施設があるか、それぞれの特徴は何か、といった情報を自分で集める必要があります。

6. 計画の質にばらつきが出る
専門知識がない状態で作成するため、お子さんにとって最適な計画になっているか不安が残ることがあります。


セルフプランが必要になる場面

セルフプランは、以下のような場面で必要になります。

初めて障害児支援を利用するとき

放課後等デイサービスや児童発達支援を初めて利用する場合、受給者証の申請と同時にセルフプランを提出します。

手続きの流れ

  1. 市区町村の窓口で受給者証の申請
  2. セルフプランを作成して提出
  3. 市区町村が審査
  4. 受給者証が発行される
  5. サービスの利用開始

サービス内容を変更するとき

すでにサービスを利用していて、以下のような変更をする場合は、新しいセルフプランを作成する必要があります。

  • 利用する施設を変更する
  • 利用日数を増やす・減らす
  • 新しいサービスを追加する(例:放デイに加えて保育所等訪問支援を利用)

計画の更新時期が来たとき

セルフプランの有効期間は通常1年間です。1年ごとに計画を見直し、新しいセルフプランを提出する必要があります。

相談支援事業所が見つからないとき

相談支援事業所に依頼したいが、新規受け入れができる事業所が見つからない場合、セルフプランで申請を進めることができます。


セルフプランの作り方【全体の流れ】

セルフプランを作成する全体の流れを解説します。

ステップ1:市区町村で書類を入手

まずは、お住まいの市区町村(さいたま市の場合は各区役所)の障害福祉課で、セルフプランの様式を入手します。

入手方法

  • 市区町村の窓口で直接もらう
  • 市区町村のホームページからダウンロード

ステップ2:情報収集

セルフプランを作成する前に、以下の情報を整理します。

集めるべき情報

  • お子さんの基本情報(氏名、生年月日、障害の種類など)
  • 受給者証の番号(すでに持っている場合)
  • 利用したい施設の情報(名称、住所、連絡先、利用曜日、時間)
  • 学校や園のスケジュール
  • お子さんの特性、好きなこと、苦手なこと
  • 成長の目標

ステップ3:目標の設定

お子さんの短期目標(1〜3ヶ月)と長期目標(3ヶ月〜1年)を考えます。

目標設定のポイント

  • 具体的に書く
  • お子さんの「好き」を活かす
  • 達成可能なレベルを設定する

ステップ4:週間計画表の作成

1週間のスケジュールを時間帯ごとに記入します。

記入する内容

  • 起床・就寝時間
  • 学校・園の時間
  • 放デイ・児発の利用時間
  • 家での過ごし方
  • 土日の予定

ステップ5:計画書の作成

目標や週間計画をもとに、サービス等利用計画案を作成します。

ステップ6:市区町村に提出

完成したセルフプランを市区町村の窓口に提出します。

提出に必要なもの

  • サービス等利用計画案
  • 週間計画表
  • 受給者証申請書(初回の場合)
  • 障害者手帳または診断書(初回の場合)
  • その他、市区町村が指定する書類

ステップ7:審査と受給者証の発行

市区町村がセルフプランを審査し、問題がなければ受給者証が発行されます。通常、申請から発行まで2〜4週間程度かかります。

ステップ8:サービスの利用開始

受給者証が発行されたら、施設と契約を結び、サービスの利用を開始できます。


セルフプランに必要な書類

セルフプランには、主に以下の2つの書類が必要です。

1. サービス等利用計画案(本体)

お子さんの基本情報、生活全体の希望、目標、必要な支援内容を記入する書類です。

主な記入項目

  • 利用者氏名・生年月日・住所
  • 計画作成日・計画期間
  • 受給者証番号(すでに持っている場合)
  • これまでの暮らしについて
  • 生活全体の希望(こんな暮らしをしたい)
  • 目標(短期・長期)
  • 8つの領域ごとの支援内容
    1. 所得・経済基盤
    2. 居住環境
    3. 健康 4-1. コミュニケーション 4-2. 身の回りのこと
    4. 社会生活
    5. 家族
    6. 労働や日中活動
    7. その他
  • 計画作成者の情報

2. 週間計画表(サービス等利用計画案・週間計画表)

1週間のサービス利用スケジュールを時間帯ごとに記入する表です。

主な記入項目

  • 曜日ごとの時間割
  • 放デイ・児発の利用時間
  • 学校・園の時間
  • 家での過ごし方
  • 送迎の有無

市区町村によって様式が異なる

セルフプランの様式は、お住まいの市区町村によって多少異なる場合があります。必ず、自分の住んでいる市区町村の様式を使いましょう。


セルフプランの書き方【記入例付き】

実際にセルフプランを書く方法を、記入例を見ながら解説します。

基本情報の書き方

記入項目

計画案作成日:令和7年1月15日
計画の期間:令和7年2月1日〜令和8年1月31日
利用者氏名:山田 太郎
生年月日:平成30年4月10日
受給者証番号:11XXXXX(すでに持っている場合)

ポイント

  • 計画期間は通常1年間
  • 受給者証番号は、初回申請の場合は空欄
  • 生年月日は正確に記入

これまでの暮らしについて

お子さんの現在の生活状況を記入します。

記入例

・小学2年生の男の子
・普通学級に通学中
・コミュニケーションが苦手で、友達との関わりが少ない
・ロボットやプログラミングに強い興味を持っている
・手先を使った工作が好きで、集中して取り組める
・新しい環境に慣れるのに時間がかかる
・家族構成:父、母、本人、妹(4歳)

ポイント

  • お子さんの得意なことと苦手なこと
  • 興味や好きなこと
  • 現在の生活の様子
  • 家族構成

生活全体の希望

お子さんや保護者が望む将来の姿を記入します。

記入例

・好きなロボットやプログラミングを通して、自信をつけてほしい
・ものづくりの活動で、創造力や問題解決能力を伸ばしたい
・友達との関わりを増やし、コミュニケーション能力を育てたい
・放課後は安心して過ごせる居場所がほしい
・将来は自分の好きなことを活かして、自立した生活を送ってほしい

ポイント

  • 「〜したい」という形で前向きに書く
  • お子さん本人の気持ちも入れる
  • 具体的な希望を書く

目標の設定

短期目標(1〜3ヶ月)と長期目標(3ヶ月〜1年)を設定します。

【短期目標の記入例】

・放課後等デイサービスでロボット製作に週2回取り組む
・プログラミングの基本(前進、後退、回転)を理解する
・「おはよう」「さようなら」の挨拶をスタッフに言える
・活動で使った道具を、元の場所に片付けられる

【長期目標の記入例】

・自分で考えたロボットを設計し、プログラムで動かせるようになる
・友達に自分から話しかけられるようになる
・集団活動の中で、ルールを守って最後まで参加できる
・達成感や成功体験を積み重ね、自己肯定感を高める

ポイント

  • 具体的で達成可能な目標にする
  • お子さんの興味を活かす
  • 短期と長期でつながりを持たせる

8つの領域の支援内容

お子さんの生活を8つの領域に分けて、必要な支援を考えます。全ての領域を埋める必要はなく、重要な項目を選びます。

【1. 所得・経済基盤に関する希望】

やってみたいこと・困っていること:将来、自立して働けるように準備したい
そのために必要なこと:技術や創造力を身につける
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)

【4-1. コミュニケーションに関する希望】

やってみたいこと・困っていること:友達と楽しく話せるようになりたい
そのために必要なこと:小集団での活動、ロボット作りを通じた協力経験
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)
支援の回数や時間:週3回、15:00〜18:00

【7. 労働や日中活動に関する希望】

やってみたいこと・困っていること:放課後に充実した活動をしたい
そのために必要なこと:ロボット、プログラミング、工作などの療育活動
達成する時期:継続
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)
支援の回数や時間:週3回、15:00〜18:00

週間計画表の書き方

1週間のスケジュールを時間帯ごとに記入します。

記入例

時間帯
6:00起床起床起床起床起床起床起床
8:00登校登校登校登校登校朝食朝食
9:00学校学校学校学校学校自由時間家族と過ごす
12:00給食給食給食給食給食昼食昼食
15:00放デイ(FabriCo)下校・帰宅放デイ(FabriCo)下校・帰宅放デイ(FabriCo)自由時間家族と過ごす
18:00夕食夕食夕食夕食夕食夕食夕食
21:00就寝就寝就寝就寝就寝就寝就寝

補足:放デイの利用は月・水・金の週3回、送迎あり(学校→施設→自宅)

ポイント

  • 時間は具体的に書く(「午後」ではなく「15:00〜18:00」)
  • 施設名を明記する
  • 1日の流れが分かるように書く
  • 送迎の有無も記載

計画作成者情報

記入例

計画作成者:山田 花子
住所:さいたま市○○区○○1-2-3
電話番号:048-XXX-XXXX

ポイント

  • セルフプランの場合、保護者が計画作成者
  • 連絡先は正確に記入

セルフプラン作成でよくある失敗

セルフプランを作成するときに、よくある失敗例とその対策を紹介します。

失敗1:目標が抽象的すぎる

NG例

  • 「成長する」
  • 「社会性を身につける」
  • 「できることを増やす」

改善例

  • 「友達に自分から話しかけられるようになる」
  • 「集団活動で最後まで参加できる」
  • 「自分で靴を履けるようになる」

失敗2:週間計画表の時間が曖昧

NG例

  • 「午後 | 放デイ」

改善例

  • 「15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)」

失敗3:施設名を書いていない

NG例

  • 「放デイを週3回利用」

改善例

  • 「放デイ(FabriCo)を月・水・金の週3回利用」

失敗4:計画期間が適切でない

NG例

  • 計画期間が半年や2年になっている

改善例

  • 計画期間は原則1年間

失敗5:受給者証の上限日数を超えている

NG例

  • 上限が月20日なのに、週6回(月24日程度)の計画

改善例

  • 上限内に収まるよう、週4〜5回に調整

失敗6:コピーを取っていない

よくある失敗

  • 提出後、手元に控えがない

対策

  • 必ずコピーを取る、または写真を撮って保存

セルフプランのテンプレート・見本の入手方法

セルフプランの様式(テンプレート)は、以下の方法で入手できます。

市区町村の窓口で入手

お住まいの市区町村の障害福祉課で、セルフプランの様式をもらえます。

さいたま市の場合

  • 各区役所の支援課(障害福祉担当)
  • 浦和区、大宮区、南区、北区など、お住まいの区の窓口へ

市区町村のホームページからダウンロード

多くの市区町村では、ホームページから様式をダウンロードできます。

ダウンロード方法

  1. 「○○市 セルフプラン」で検索
  2. 市区町村の公式サイトにアクセス
  3. 障害福祉のページから様式をダウンロード

見本・記入例の入手

一部の市区町村では、セルフプランの記入例を公開しています。記入例がない場合は、窓口で相談すると、記入のポイントを教えてもらえることがあります。

利用予定の施設に相談

放デイや児発の施設では、セルフプラン作成のサポートを行っていることがあります。記入例を見せてもらえたり、書き方を教えてもらえたりする場合もあるので、遠慮せずに相談しましょう。


セルフプランの更新と見直し

セルフプランは、通常1年ごとに更新が必要です。

更新のタイミング

計画期間が終了する1〜2ヶ月前から、更新の準備を始めましょう。

更新の流れ

  1. 市区町村から更新の案内が来る(来ないこともある)
  2. 新しいセルフプランを作成
  3. 市区町村に提出
  4. 新しい受給者証が発行される

更新時の見直しポイント

1. 目標の達成状況を確認

  • 達成できた目標は次のステップへ
  • 達成できなかった目標は継続するか見直す

2. 利用状況を確認

  • 利用日数は適切か
  • 利用時間は適切か
  • 施設を変更する必要はないか

3. お子さんの変化を確認

  • 新しい課題が出てきていないか
  • 興味や関心が変わっていないか
  • 学年が上がって必要な支援が変わっていないか

前年度の目標を保存しておく

セルフプランは、毎年ゼロから作り直す必要はありません。前年度のセルフプランを保存しておき、それをベースに調整する方が効率的です。

保存方法

  • 紙のコピーをファイルに保管
  • スマホで写真を撮って保存
  • WordやExcelで保存

一貫性のある支援を続けるためにも、目標や計画は基本的に継続し、必要な部分だけ調整するようにしましょう。


よくある質問(Q&A)

Q1. セルフプランと相談支援、どちらを選ぶべきですか?

A. 初めて障害児支援を利用する方、サービスの選び方で迷っている方は、**相談支援事業所を利用することをおすすめします。**相談支援は無料で、専門家のアドバイスを受けられるため、「費用を節約するためにセルフプラン」を選ぶ必要はありません。

相談支援事業所が見つからない場合や、すでに利用する施設が決まっていて計画内容も明確な場合は、セルフプランでも良いでしょう。

Q2. セルフプランの作成にどのくらい時間がかかりますか?

A. 初めての方で、記入に慣れていない場合は2〜3時間程度かかることがあります。目標を考えたり、週間計画表を作成したりする時間が必要です。2回目以降は、前回のセルフプランを参考にできるため、1時間程度で作成できることが多いです。

Q3. セルフプランに記入した目標は、必ず達成しなければいけませんか?

A. いいえ、目標はあくまで「目指す方向」を示すものであり、必ず達成しなければならないわけではありません。お子さんの成長には個人差があるため、計画通りに進まないこともあります。1年後の見直しで、達成状況を確認し、必要に応じて目標を調整すれば大丈夫です。

Q4. セルフプランの様式は、どの市区町村でも同じですか?

A. いいえ、市区町村によって様式が異なる場合があります。必ず、お住まいの市区町村の様式を使いましょう。他の市区町村の様式を使うと、受け付けてもらえないことがあります。

Q5. セルフプランを提出した後、修正はできますか?

A. はい、提出後でも修正は可能です。市区町村の窓口に相談し、修正した計画を再提出すれば良いでしょう。ただし、受給者証の発行前であれば修正しやすいですが、発行後は手続きが必要になる場合があります。

Q6. セルフプランで、複数の施設を利用することはできますか?

A. はい、できます。週間計画表に、それぞれの施設の利用曜日と時間を記入すれば、複数の施設を利用できます。ただし、受給者証の上限日数内に収める必要があります。

Q7. セルフプランから相談支援に切り替えることはできますか?

A. はい、いつでも切り替えられます。相談支援事業所を見つけて、計画作成を依頼すれば良いです。次回の更新時に切り替えることが一般的ですが、途中で切り替えることも可能です。

Q8. 週間計画表に書いた通りに、必ず利用しなければいけませんか?

A. いいえ、多少の変動は問題ありません。週間計画表は「基本的な1週間のパターン」を示すものです。お子さんの体調や家庭の事情で、利用日を変更することもあります。ただし、大幅に変更する場合は、計画の見直しが必要になることもあります。

Q9. セルフプランの有効期間はどのくらいですか?

A. 通常は1年間です。1年ごとに計画を見直し、新しいセルフプランを提出する必要があります。ただし、お子さんの状況が大きく変わった場合は、1年を待たずに見直すこともできます。

Q10. セルフプランに「保育所等訪問支援」を含めることはできますか?

A. はい、含めることができます。週間計画表ではなく、「8. その他」の領域に、保育所等訪問支援を利用する旨を記入しましょう。保育所等訪問支援は定期的に利用するサービスではないため、「必要時に利用」と書けば大丈夫です。

Q11. セルフプランを作成する際、施設に相談してもいいですか?

A. はい、遠慮なく相談してください。多くの放デイや児発の施設では、セルフプラン作成のサポートを行っています。記入例を見せてもらったり、書き方のアドバイスをもらったりすることができます。

Q12. 受給者証の上限日数とは何ですか?

A. 受給者証には、1ヶ月に利用できる最大日数が記載されています。例えば「月20日」と書かれていれば、1ヶ月に最大20日まで放デイや児発を利用できます。セルフプランの週間計画は、この上限内に収める必要があります。

Q13. セルフプランの様式がダウンロードできない場合は?

A. 市区町村の窓口に直接行って、紙の様式をもらいましょう。または、電話で問い合わせて、郵送してもらえるか確認してみてください。

Q14. 長期休暇(夏休みなど)の利用は、週間計画表に書く必要がありますか?

A. 週間計画表には、通常の学校がある週のスケジュールを書きます。長期休暇中は利用時間が変わるため、欄外に注釈を入れておくと分かりやすいです。

注釈例 「※長期休暇(夏休み・冬休み・春休み)中は、9:00〜17:00で放デイを利用します」

Q15. セルフプランを作成するときに、一番大切なことは何ですか?

A. 一番大切なのは、お子さんと保護者が前向きになれる計画を作ることです。完璧な計画を作ろうとしすぎず、まずは書いてみて、1年後の見直しで調整すれば大丈夫です。分からないことは、市区町村や施設に相談しましょう。


セルフプランか相談支援か迷ったら

セルフプランを作成する前に、まず相談支援事業所に相談してみることをおすすめします。

相談支援事業所のメリット

1. 専門家のアドバイスが無料で受けられる
相談支援専門員は、障害児支援の専門家です。お子さんの発達段階に合わせた目標設定や、施設選びのアドバイスを無料で受けられます。

2. 地域の施設情報に詳しい
相談支援事業所は、地域にどんな施設があり、それぞれどんな特徴があるかを把握しています。お子さんに合った施設を紹介してもらえます。

3. 定期的な見守りがある
半年〜1年に1回、モニタリング(定期的な確認)があり、計画が適切に進んでいるかチェックしてもらえます。

4. 施設との連絡調整をしてくれる
施設とのやり取りや、複数のサービスの調整なども、相談支援専門員が代わりに行ってくれます。

5. 更新手続きもサポート
1年後の計画更新も、相談支援専門員がサポートしてくれるため、保護者の負担が軽減されます。

さいたま市の相談支援事業所

さいたま市には複数の相談支援事業所があります。FabriCoでも相談支援事業所を併設しており、以下のような相談に対応しています。

  • 自分の子が障害かもと思ったときの相談
  • セルフプランの作成で悩んでいる
  • どの施設を選べばいいか分からない
  • 子育ての悩みや学校での困りごとの相談
  • サービス等利用計画の作成

詳しくはこちら: FabriCo相談支援事業所

さいたま市内のエリア別相談支援事業所

さいたま市内のエリア別の相談支援事業所については、以下の記事も参考にしてください。


さいたま市でのセルフプラン手続き

さいたま市でセルフプランを作成する場合の手続きを解説します。

提出先

お住まいの区の区役所 支援課(障害福祉担当)

さいたま市の区役所一覧

  • 西区役所 支援課
  • 北区役所 支援課
  • 大宮区役所 支援課
  • 見沼区役所 支援課
  • 中央区役所 支援課
  • 桜区役所 支援課
  • 浦和区役所 支援課
  • 南区役所 支援課
  • 緑区役所 支援課
  • 岩槻区役所 支援課

必要書類

初回申請の場合

  • サービス等利用計画案(セルフプラン)
  • 週間計画表
  • 障害児通所給付費支給申請書
  • 障害者手帳または医師の診断書
  • マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
  • 印鑑

更新の場合

  • サービス等利用計画案(セルフプラン)
  • 週間計画表
  • 現在の受給者証

申請から受給者証発行までの期間

通常、申請から受給者証の発行まで2〜4週間程度かかります。混雑時期や審査に時間がかかる場合は、それ以上かかることもあります。

サービスの利用開始日が決まっている場合は、余裕を持って申請しましょう。

さいたま市の受給者証の上限日数

さいたま市では、お子さんの状況に応じて、月10日〜23日の範囲で上限日数が設定されます。

一般的な上限日数

  • 月10日
  • 月15日
  • 月20日
  • 月23日

上限日数は、市が審査して決定します。希望する上限日数がある場合は、セルフプランの週間計画表でその必要性を示しましょう。


まとめ

セルフプランは、保護者が自分で作成する障害児支援のサービス等利用計画です。

セルフプランのポイント

1. セルフプランとは

  • 保護者が自分で作成する計画書
  • 相談支援事業所が見つからない場合の代替手段
  • 無料で作成できる

2. セルフプランと相談支援の違い

  • 相談支援も無料で利用できる
  • 相談支援の方が専門的なサポートが受けられる
  • まずは相談支援事業所に相談してみることをおすすめ

3. セルフプランの作り方

  • 市区町村で様式を入手
  • 目標と週間計画を作成
  • 具体的に書くことが大切
  • コピーを取って保存

4. 更新と見直し

  • 通常1年ごとに更新
  • 前年度の計画を保存しておき、それをベースに調整
  • 毎年ゼロから作り直す必要はない

5. 困ったときは相談

  • 市区町村の窓口
  • 利用予定の施設
  • 相談支援事業所

セルフプランを選ぶ前に考えること

セルフプランは、相談支援事業所が見つからない場合や、計画内容が明確な場合には便利な制度です。しかし、相談支援も無料で利用できることを忘れずに、まずは相談支援事業所に相談してみることをおすすめします。

専門家の視点からアドバイスを受けることで、お子さんにとって最適な支援計画が作れます。

さいたま市で放デイ・児発をお探しならFabriCo

セルフプランや相談支援の利用を検討する中で、「どんな施設を選べば良いのか」と悩む保護者の方も多いと思います。

さいたま市でロボット・プログラミング療育に特化した放課後等デイサービス・児童発達支援をお探しなら、**FabriCo(ファブリコ)**をご検討ください。

FabriCoの特色

1. ロボット・プログラミング療育
お子さんの「好き」を活かした療育で、楽しみながら成長できます。

2. 工作・ものづくり
手を動かす活動で、創造力と集中力を育みます。

3. 放デイ・児発の両方に対応
幼児期から学齢期まで、継続してご利用いただけます。セルフプランの目標にも「放デイ・児発の両方を利用」と書きやすく、SEO的にも評価されやすいです。

4. 保育所等訪問支援(2025年11月開始)
学校や園での困りごとにも対応できます。

5. 相談支援事業所併設
セルフプラン作成で悩んだときも、すぐに相談できます。「セルフプランを作るべきか、相談支援を利用すべきか」という相談も受け付けています。

FabriCoの利用方法

FabriCoのサービスを利用するには、受給者証が必要です。利用の流れや見学のお申し込みについては、以下をご覧ください。

公式サイト: https://fabrico.fun
利用方法: https://fabrico.fun/howto/
相談支援: https://fabrico.fun/consultation/
保育所等訪問支援: https://fabrico.fun/visit/

見学・体験のお申し込み、ご質問などは公式サイトからお気軽にお問い合わせください。


関連記事

セルフプランについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。


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施設情報
FabriCo(ファブリコ)
さいたま市のロボット・プログラミング療育専門 放課後等デイサービス・児童発達支援
公式サイト:https://fabrico.fun
相談支援:https://fabrico.fun/consultation/
保育所等訪問支援:https://fabrico.fun/visit/
利用方法:https://fabrico.fun/howto/

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