「セルフプランを出してくださいと言われたけれど、何をどう書けばいいの?」「子どもの困りごとを文章にすると、悪いところばかり並べてしまいそう」。初めての書類に、戸惑うのは自然なことです。
この記事は、自分で作成することを積極的に勧めるものではありません。まず相談支援へ依頼する方法を案内し、必要なときに役立つ具体的な記入例を紹介します。いまセルフで進めている方も、途中から相談できます。

情報確認:2026年10月21日|FabriCo 編集
この記事で分かること
セルフプランを選ぶ前に、頼れる役割を知る
セルフプランは、相談支援事業所に依頼せず、本人や家族が福祉サービスの利用計画を作る方法です。「無料だから」「早そうだから」という理由だけで一人で引き受ける必要はありません。
相談支援専門員は、希望を整理して全体の計画を作り、利用先との連絡や利用後の見直しも支えます。施設ごとの「個別支援計画」と違い、学校・家庭・複数の支援を含めて生活全体を考える役割です。費用の有無だけでなく、この役割を使えるかが大切です。
まず相談してから、必要な書類へ
- 区の支援課に確認対象・必要書類・申請時期を聞く
- 相談支援へ依頼新規受付と面談日程を確認。通所先の見学・空き確認も並行
- 希望と生活を整理専門員と計画案を作成。セルフが必要な場合は扱いを区と確認
- 提出・利用・見直し支給決定後に通所先と契約。本人の様子に合わせて調整
使う用紙・計画期間・空欄は、先に確認する
最初に、区から案内された様式の版と提出物を確認します。インターネットの見本は、自治体や対象年齢によって項目が異なります。計画期間や見直し時期を一律に「1年」と決めたり、初回申請で未交付の受給者証番号を推測したりしないでください。
さいたま市は、セルフプランを作る前に利用予定の事業所へ、利用可能な日数や時間帯を確認するよう案内しています。希望を書くことと、空きが確保されることは別です。週の予定には通所だけでなく、学校、移動、休息、家庭で好きなことをする時間も含めましょう。
具体例①「集団が苦手」を、支援につながる文章へ
「集団に参加できない」だけでは、いつ何に困るのかが伝わりにくくなります。診断名や性格の評価より、実際の場面と、助けになる関わりをセットで書くと相談しやすくなります。
架空の記入例|切り替えが難しい場面
本人の希望:作った車を最後まで仕上げたい。
困る場面:自由遊びから片付けへ急に変わると、何をすればよいか分からず泣くことがある。
助けになる関わり:終わりを前もって知らせ、次の活動を写真で示す。作品の保存場所を本人と決める。
目標の考え方:合図や写真を手がかりに、本人が次の行動を選びやすくする。
見直す目安:どんな予告なら伝わるか、帰宅後の疲れ、本人が嫌がる場面を共有する。
「必ず泣かない」「全員と同じ速さで片付ける」と、本人だけに努力を求める目標にしないことも大切です。環境側の工夫と、本人が助けを伝える方法まで考えます。

具体例②「ものづくりが好き」を、生活の希望へ
得意な活動は、単なるご褒美ではなく、本人の意思を知る大事な手がかりです。「プログラミングを週3回受ける」だけを目標にせず、その活動を通してどんな過ごし方を望むのかを書いてみましょう。
架空の記入例|車づくりを入り口に
本人の希望:自分の考えた車を走らせたい。
家族の希望:できないときに一人で抱えず、手伝ってほしいことを伝えられるようになってほしい。
必要な支援:本人の選んだ難しさから始め、困ったときは言葉・指差し・カードなど使いやすい方法で知らせられるようにする。
支える人:通所先、家庭、必要に応じて学校と相談支援。
今の悩み、どこに相談する?3問チェック
「はい」「どちらともいえない」「いいえ」で答えてください。
質問 1 / 3
利用できる福祉サービスの種類や違いがよく分からない
質問 2 / 3
家庭・園や学校・支援先の希望を一度整理したい
質問 3 / 3
受給者証やサービス等利用計画の手続きが不安
※これは医療的な診断ではなく、相談先を考えるための目安です。
見直し:何を選んだか、どの場面で助けを求めたか、本人がまたやりたいと感じたか。
これは書き方を考えるための架空例で、FabriCoの利用者の体験談や効果の保証ではありません。サービス名や日数は、実際の支給決定・事業所の受け入れ・本人の負担に合わせます。
家族の負担も、遠慮せず計画に入れる
「仕事の調整が難しい」「きょうだいの送迎と重なる」「連絡先が多く、誰に相談すればよいか分からない」。こうした事情も、支援を続けるうえで大切な情報です。親が頑張れば解決することとして隠す必要はありません。
週間予定を詰めすぎると、本人も家族も疲れてしまうことがあります。通う日数だけでなく、移動時間、送迎者、利用しない日の過ごし方まで確認しましょう。分からない項目は、埋めることを優先せず、支援課や相談支援に聞くためのメモにします。
すでにセルフで提出している方も、見直しを相談できる
利用開始後に「今の施設が合っているか分からない」「学校での困りごとが増えた」と感じたら、次の更新まで我慢する必要はありません。区の支援課へ、相談支援を使いたいこと、更新期限や利用状況を伝えます。
依頼先が見つからない場合も、申請や更新をそのまま止めず、区へ紹介や進め方を確認してください。これまで家族で考えてきた計画や記録は、面談の大切な材料になります。最初から書き直すつもりで全て抱え込まなくて大丈夫です。
Un-School計画は、書類より先に「暮らし」を伺います
こども相談支援Un-School計画では、計画づくり、申請の準備、利用後の見直しを支えています。「良い目標が書けない」ではなく、「朝の支度がつらい」「好きなことをできる場所がほしい」というお話から始められます。
現在、新規のご相談に対応できる空きがあります。これは相談支援の受付案内であり、FabriCoの通所枠が確保されるという意味ではありません。本人の興味を生かす通所先も含めて、ご家族が無理なく使える選択肢を一緒に整理します。
実際の用紙の記入例・週間予定を開く
何から話すか、決まっていなくても大丈夫です
こども相談支援Un-School計画は、本人の希望と家族の暮らしを伺い、計画づくり・申請準備・利用後の見直しを支えます。現在、新規相談に対応できる空きがあります(2026年10月21日確認)。相談支援の利用と、FabriCoへの通所は別です。
相談支援へ、今の悩みを話す →相談支援の内容を見る →LINEには、記事名・年齢・お住まいの区・気になっていることを、分かる範囲でお送りください。詳細な診断書や個人番号の画像を最初に送る必要はありません。対応地域・面談日程・通所の空きはお問い合わせ時に確認します。
FabriCo・相談支援の所在地
FabriCo/こども相談支援Un-School計画
さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル
Googleマップで場所を見る
FabriCoは2階、相談支援の公式案内は2・3階です。来所前に日時と受付場所をご確認ください。
よくある質問
セルフプランでないと費用がかかりますか?
さいたま市の案内では、相談支援事業所に計画案の作成を依頼する場合も、その費用はかかりません。通所サービスの利用者負担や実費とは別です。
見本をそのまま提出できますか?
そのまま写すための見本ではありません。本人の希望や生活、利用可能な枠に置き換え、提出する様式と記入方法を区に確認します。
今の悩み、どこに相談する?3問チェック
「はい」「どちらともいえない」「いいえ」で答えてください。
質問 1 / 3
利用できる福祉サービスの種類や違いがよく分からない
質問 2 / 3
家庭・園や学校・支援先の希望を一度整理したい
質問 3 / 3
受給者証やサービス等利用計画の手続きが不安
※これは医療的な診断ではなく、相談先を考えるための目安です。


