目次
- 「学校に保育所等訪問支援のこと、どう伝えたらいいの？」保護者の不安
- まず知っておきたい｜保育所等訪問支援とは何か
- 学校・施設への説明の基本｜いつ、誰に、どう伝える？
- 説明のポイントとおすすめの伝え方
- 学校・施設から聞かれそうな質問への答え方
- さいたま市浦和区上木崎のFabriCoがサポートできること
- 上木崎小学校・大宮南小学校など各エリアでの説明事例
- よくある質問（Q&A）
- まとめ｜一緒に子どもの成長を支える環境を作りましょう
「学校に保育所等訪問支援のこと、どう伝えたらいいの？」保護者の不安
保護者が抱える「説明の壁」
保育所等訪問支援を利用したいと考えている保護者の方から、よくこんな声を聞きます。
「保育所等訪問支援を使いたいけど、学校にどう説明したらいいか分からない」
「先生に『迷惑じゃないですか？』と思われないか心配」
「『そんなことしなくても大丈夫』と言われたらどうしよう」
「保育園の園長先生に断られたらどうしよう」
お子さんのために良いと思って始めたいことなのに、学校や施設にどう伝えたらいいか分からず、なかなか一歩が踏み出せない。そんな方は少なくありません。
実は、多くの学校・施設は協力的です
先に安心していただきたいことがあります。多くの学校や保育園、幼稚園は、保育所等訪問支援に協力的です。
特にさいたま市内の小学校（上木崎小学校、大宮南小学校、下落合小学校、与野本町小学校など）では、すでに保育所等訪問支援の受け入れ経験がある学校も増えています。
大切なのは、「どう伝えるか」です。この記事では、学校や施設への具体的な説明の仕方をご紹介します。
まず知っておきたい｜保育所等訪問支援とは何か
自分がしっかり理解することが第一歩
学校や施設に説明する前に、まず保護者自身が保育所等訪問支援について正しく理解することが大切です。
保育所等訪問支援とは：
- 児童福祉法に基づく障害児支援サービスの一つ
- お子さんが通っている保育園、幼稚園、小学校などに専門スタッフが訪問
- 集団生活を円滑に送れるよう、お子さん、先生、保護者をサポート
対象施設：
- 保育園（認可・認可外）
- 幼稚園（公立・私立）
- 認定こども園
- 小学校（通常学級・特別支援学級）
- 放課後児童クラブ など
費用：
- 学校や施設の費用負担はゼロ
- 保護者が児童福祉法に基づく自己負担（1割、上限あり）
この3つのポイントを押さえておくと、説明がスムーズになります。
学校・施設への説明の基本｜いつ、誰に、どう伝える？
タイミング：いつ伝えるのがベスト？
ベストなタイミング：
1. 受給者証を申請する前（検討段階）
- 「こういうサービスの利用を検討しているのですが」と相談
- 学校・施設の意向を確認できる
- 早めに相談することで、先生も心構えができる
2. 受給者証が交付された後
- 「受給者証が交付されました。ご協力いただけますか？」と報告
- 具体的な訪問日程の調整
避けたいタイミング：
- 訪問直前の突然の連絡（先生も準備が必要）
- 学校行事や忙しい時期（運動会前、学期末など）
誰に伝える？
最初に相談する相手：
保育園・幼稚園の場合：
- 担任の先生
- 園長先生 （規模の小さい園なら、園長先生に直接でもOK）
小学校の場合：
- 担任の先生
- 特別支援コーディネーター（いる場合）
- 教頭先生または校長先生
おすすめの順序： 担任の先生に相談 → 先生から管理職に報告してもらう → 保護者も管理職に挨拶
どう伝える？
おすすめの方法：
1. まずは口頭で軽く相談
- 連絡帳や送り迎えの際に「少しご相談したいことがあるのですが」と切り出す
- 面談の時間を設けてもらう
2. 面談で詳しく説明
- 資料を持参する（後述）
- 落ち着いて話せる環境で
3. 書面でも情報提供
- 事業所からの案内資料
- 訪問支援の概要を説明する書類
説明のポイントとおすすめの伝え方
説明のポイント5つ
ポイント1：子どものために必要だという思いを伝える
良い例： 「子どもが学校で安心して過ごせるよう、専門家の支援を受けたいと考えています」
避けたい例： 「先生の指導だけでは不十分なので」（先生を否定するような表現は避ける）
ポイント2：学校・施設の費用負担がないことを伝える
良い例： 「費用は保護者が負担しますので、学校にご負担をおかけすることはありません」
これを伝えると、先生や園長先生も安心されます。
ポイント3：学校・施設にもメリットがあることを伝える
良い例： 「専門家から、子どもへの効果的な声かけの方法などをアドバイスいただけるそうです。先生のご負担も軽くなるかもしれません」
ポイント4：訪問の頻度と時間を具体的に伝える
良い例： 「月に1〜2回程度、1回1〜2時間の訪問を予定しています。訪問日時は、学校のご都合に合わせて調整できます」
ポイント5：感謝の気持ちを伝える
良い例： 「いつも子どものことを見ていただいて、本当にありがとうございます。この支援で、より良い形で先生方と協力できればと思っています」
おすすめの伝え方（セリフ例）
ケース1：小学校の担任の先生への相談
「先生、少しご相談したいことがあるのですが、お時間いただけますか？
実は、○○（お子さんの名前）が学校でもっと安心して過ごせるよう、『保育所等訪問支援』というサービスの利用を検討しています。
これは、専門のスタッフが学校に訪問して、○○の様子を見て、私たちや先生に、どんな支援が効果的かアドバイスをくれるサービスです。
月に1〜2回程度、授業や休み時間の様子を見学させていただく形になります。費用は私たちが負担しますので、学校にご負担をおかけすることはありません。
もちろん、学校のご都合もあると思いますので、ぜひご相談させてください」
ケース2：保育園の園長先生への相談
「園長先生、いつも○○がお世話になっております。
実は、○○が保育園での集団生活をもっとスムーズに送れるよう、市の相談窓口に相談したところ、『保育所等訪問支援』というサービスを勧められました。
専門の方が保育園に訪問して、○○の様子を見て、効果的な支援方法を一緒に考えてくださるそうです。
園の先生方にも、○○への接し方のアドバイスがあるかもしれません。
月に1〜2回程度の訪問で、費用は私たちが負担します。
園にご迷惑でなければ、ぜひ利用させていただきたいのですが、いかがでしょうか？」
学校・施設から聞かれそうな質問への答え方
よくある質問と答え方
Q：「訪問支援員は何をするんですか？」
答え方： 「主に、授業や活動の様子を見学して、子どもが参加しやすくなる工夫を一緒に考えてくださいます。必要に応じて、子どもの隣に座ってサポートしたり、先生に効果的な声かけの方法をアドバイスしたりするそうです」
Q：「他の子どもたちにどう説明するんですか？」
答え方： 「『先生のお手伝いに来てくれた人』という形で、目立たないように配慮してくださるそうです。具体的な説明方法は、事前に先生と訪問支援員で相談できるそうです」
Q：「本当に効果があるんですか？」
答え方： 「すでに多くの学校で利用されていて、子どもが落ち着いて過ごせるようになったり、先生も支援の仕方が分かって助かったという声があるそうです。さいたま市内でも、上木崎小学校や大宮南小学校など、受け入れている学校が増えていると聞きました」
Q：「授業の邪魔にならないですか？」
答え方： 「授業参観のような形で、後ろの方で見学するそうです。訪問日時も、学校のご都合に合わせて調整できます。授業の邪魔にならないよう、最大限配慮してくださると聞いています」
Q：「うちの園（学校）では前例がないんですが…」
答え方： 「初めてのことで、ご不安もあるかと思います。事業所の方が、事前に詳しく説明に来てくださるそうです。さいたま市内の他の園や学校での事例もお聞きできるかもしれません」
Q：「管理職の許可が必要です」
答え方： 「もちろんです。園長先生（校長先生）にもご相談いただけると助かります。必要であれば、私も一緒にご説明させていただきます」
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoがサポートできること
2025年11月から保育所等訪問支援を開始します
さいたま市浦和区上木崎にある**FabriCo（ファブリコ）**では、2025年11月から保育所等訪問支援を新しく開始します。
FabriCoの「説明サポート」
学校や施設への説明が不安な保護者の方に、FabriCoでは以下のサポートを提供します：
1. 学校・施設への説明資料の提供
- 保育所等訪問支援の概要を説明するパンフレット
- 訪問の流れを説明する資料
- よくある質問と回答集
保護者の方が学校や施設に説明する際に使える資料をご用意します。
2. 事前説明の同行（必要に応じて）
「一人で説明するのは不安」という方には、FabriCoのスタッフが学校や施設への説明に同行することも可能です。
3. 学校・施設への直接連絡（保護者の了解を得て）
保護者の方の了解を得た上で、FabriCoから学校や施設に直接連絡し、サービスの説明を行うこともできます。
4. 相談支援事業所との連携
FabriCoには**相談支援事業所「Un-School 計画 相談支援」**も併設されています。相談支援専門員が、学校との調整もサポートします。
FabriCoの特色
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした施設です。
保育所等訪問支援では：
- プログラミングで培った「論理的思考」「問題解決」の視点から支援
- 「できない」ではなく「どうすればできるか」を一緒に考える
- 放課後等デイサービス・児童発達支援との連携で一貫した支援
訪問先でプログラミングやものづくりをするわけではありませんが、FabriCoで学んだスキルを学校でも活かせるようサポートします。
上木崎小学校・大宮南小学校など各エリアでの説明事例
さいたま市内の受け入れ状況
さいたま市は、インクルーシブ教育に力を入れている自治体で、保育所等訪問支援の受け入れも比較的スムーズなエリアです。
FabriCo対応エリア：
浦和区：
- 上木崎小学校
- 下落合小学校
- 大戸小学校
- 常盤小学校
- 北浦和小学校 など
大宮区：
- 大宮南小学校
- 大成小学校
- 桜木小学校 など
中央区：
- 与野本町小学校
- 与野南小学校
- 鈴谷小学校 など
見沼区：
- 大砂土小学校
- 大和田小学校 など
エリア別のポイント
浦和区（上木崎、北浦和、常盤など）： 文教地区で、保護者の教育意識が高いエリアです。多くの学校で、発達支援への理解があります。
大宮区： 大宮駅周辺は、保育園・幼稚園・小学校が多く、様々な支援サービスの利用経験がある施設も多いです。
中央区（与野、与野本町など）： 与野エリアは、FabriCoから近く、訪問しやすいエリアです。地域の保育園・幼稚園との連携もスムーズです。
見沼区： 大和田地区は新しい住宅が増えているエリアで、子育て支援サービスへのニーズが高まっています。
よくある質問（Q&A）
Q1. 学校に断られたらどうすればいいですか？
A. まず、断られた理由を聞いてみましょう。「前例がない」「よく分からない」という理由なら、事業所から詳しく説明してもらうことで解決するかもしれません。どうしても難しい場合は、教育委員会や市の障害福祉課に相談する方法もあります。
Q2. 担任の先生は賛成してくれたけど、校長先生が渋っています。
A. 管理職が不安に感じているポイントを確認しましょう。「費用負担」「他の保護者からの問い合わせ」「対応の手間」など、具体的な懸念があるはずです。それに対して、丁寧に説明することが大切です。必要であれば、事業所のスタッフが直接説明に伺います。
Q3. 「うちの子だけ特別扱いしてもらうのは気が引ける」と感じてしまいます。
A. これは「特別扱い」ではなく、お子さんに必要な「合理的配慮」です。お子さんが安心して学校生活を送るための正当な支援です。結果的に、クラス全体が落ち着くというメリットもあります。
Q4. 説明するときに、診断名を伝える必要がありますか？
A. 診断名を伝えるかどうかは、保護者の判断です。「発達に心配があり、専門的な支援が必要」という説明でも問題ありません。ただし、より効果的な支援を受けるためには、ある程度の情報共有は必要です。
Q5. 他の保護者から「なぜあの子だけ？」と言われないか心配です。
A. 訪問支援員は、できるだけ目立たないように配慮します。他の保護者に説明が必要な場合は、「専門家のアドバイスを受けている」という程度の説明で十分です。学校と相談しながら、適切な対応を決めましょう。
Q6. 受給者証がまだ交付されていません。先に学校に相談していいですか？
A. はい、むしろ早めの相談がおすすめです。「受給者証を申請する予定なので、交付されたらご相談させてください」という形で、事前に学校の意向を確認しておくと安心です。
Q7. 連絡帳で説明してもいいですか？
A. 第一報として「ご相談したいことがあります」と連絡帳で伝えるのは良いですが、詳しい説明は面談で行う方がベターです。文章だけでは誤解が生じる可能性があります。
Q8. 担任の先生とうまくコミュニケーションが取れていません。どうしたらいいですか？
A. 相談支援専門員やスクールカウンセラー、特別支援コーディネーターなど、第三者に間に入ってもらうのも一つの方法です。FabriCoの相談支援事業所でも、学校との調整をサポートできます。
Q9. 私立の幼稚園に通っていますが、説明の仕方は公立と同じですか？
A. 基本的な説明の仕方は同じです。ただし、私立の場合、園の方針や受け入れ態勢が園によって異なります。まずは園長先生に相談し、園の意向を確認することが大切です。
Q10. 兄弟で同じ小学校に通っています。兄弟のことも説明すべきですか？
A. 保育所等訪問支援を利用するお子さんのことだけを説明すれば大丈夫です。ただし、兄弟への配慮が必要な場合（例：兄弟がからかわれないかなど）は、先生に相談しておくと良いでしょう。
Q11. 学校から「保護者も一緒に訪問に立ち会ってほしい」と言われました。
A. 初回の訪問には、保護者が立ち会うことも多いです。その後は、訪問支援員と学校で対応することが一般的です。お仕事などの都合で難しい場合は、その旨を伝えましょう。
Q12. FabriCoの放課後デイを利用していなくても、訪問支援だけ利用できますか？
A. はい、できます。保育所等訪問支援だけを利用することも可能です。ただし、放課後等デイサービスや児童発達支援と併用することで、より効果的な支援ができる場合もあります。
まとめ｜一緒に子どもの成長を支える環境を作りましょう
説明のポイント（まとめ）
1. タイミング： 早めに相談、受給者証交付後に具体的な調整
2. 相手： 担任の先生 → 管理職の順で
3. 方法： まず口頭で相談 → 面談で詳しく説明 → 書面でも情報提供
4. 内容： 子どものため、費用負担なし、学校にもメリット、感謝の気持ち
一人で悩まないでください
「学校にどう説明したらいいか分からない」
「断られたらどうしよう」
そんな不安を抱えている方、一人で悩まないでください。
FabriCoには、相談支援事業所も併設されています。学校や施設への説明についても、一緒に考え、サポートします。
学校と保護者が協力して、子どもを支える
保育所等訪問支援は、学校と保護者が協力して、子どもを支えるためのサービスです。
「学校 vs 保護者」ではなく、「学校 + 保護者 + 専門家 = 子どもの成長」
この形を目指しましょう。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoにご相談ください
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした児童発達支援・放課後等デイサービス施設です。2025年11月からは保育所等訪問支援も開始します。
FabriCoの特色： ✅ 児童発達支援（3〜6歳）と放課後等デイサービス（小1〜小6）両方対応
✅ ロボット・プログラミングで論理的思考を育む
✅ 工作・ものづくりで創造力を養う
✅ 保育所等訪問支援で学校・園もサポート（2025年11月開始）
✅ 相談支援事業所も併設
✅ JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
「学校にどう説明したらいいか分からない」
「一緒に考えてほしい」
「まずは話を聞いてほしい」
どんなことでも、お気軽にご相談ください。
▼ FabriCo 公式サイト
https://fabrico.fun
▼ 保育所等訪問支援について（2025年11月開始）
https://fabrico.fun/visit/
▼ 相談支援事業所について
https://fabrico.fun/consultation/
▼ 利用方法・お問い合わせ
https://fabrico.fun/howto/
FabriCo（ファブリコ）
所在地： さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2F
アクセス： JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
営業日： 月〜日・指定日
対象：
- 児童発達支援（3〜6歳）
- 放課後等デイサービス（小学1〜6年生）
- 保育所等訪問支援（3〜18歳・2025年11月開始）
運営： 一般社団法人こどもとみらい教育研究会
お子さんの成長のために、学校や施設と良い関係を築きながら、一緒に支援していきましょう。
FabriCoが、全力でサポートします。
文字数：約3,500文字