目次
- 学校の先生が抱える困りごと|発達特性のある子どもへの対応
- 保育所等訪問支援とは?学校にとってどんなサービス?
- 保育所等訪問支援の先生側メリット7つ
- さいたま市浦和区上木崎のFabriCoの保育所等訪問支援
- 児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携効果
- 上木崎小学校・大宮南小学校など対応エリア
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|先生も子どもも保護者も笑顔になる支援を
学校の先生が抱える困りごと|発達特性のある子どもへの対応
「この子にどう接したらいいのか分からない…」
小学校の先生方は、日々多くの子どもたちと向き合い、一人ひとりに合った教育を目指しておられます。その中で、こんな困りごとを感じることはないでしょうか。
「授業中に立ち歩いてしまう子がいる」
「お友だちとトラブルになりやすい子への対応に悩んでいる」
「指示が通りにくく、どう声をかけたらいいか分からない」
「発達障害があると聞いているけど、具体的にどう支援したらいいの?」
クラスに30人以上の子どもがいる中で、一人ひとりの特性に合わせた対応をするのは、本当に大変なことです。特に、発達に特性のある子どもへの支援は、専門的な知識が必要で、先生方の負担も大きくなります。
先生方は決して一人で抱え込む必要はありません
そんな先生方をサポートするサービスが、保育所等訪問支援です。
「保育所等訪問支援って、保護者や子どものためのサービスでしょ?」と思われるかもしれません。しかし実は、学校の先生にとっても大きなメリットがあるサービスなのです。
保育所等訪問支援とは?学校にとってどんなサービス?
専門家が学校に訪問してサポートするサービス
保育所等訪問支援は、児童福祉法に基づく障害児支援サービスの一つです。発達に特性のある子どもが通う保育園、幼稚園、小学校などに、専門知識を持ったスタッフが訪問し、以下の支援を行います:
- 子どもへの直接支援(集団活動への参加サポートなど)
- 先生へのコンサルテーション(助言・アドバイス)
- 環境調整の提案
- 保護者との連携サポート
「保育所等」という名前ですが小学校も対象です
「保育所等訪問支援」という名前から、保育園だけが対象と誤解されがちですが、小学校(通常学級・特別支援学級)も対象です。
さいたま市内では、上木崎小学校、大宮南小学校、下落合小学校、与野本町小学校、大戸小学校、常盤小学校など、多くの小学校で利用されています。
学校側の費用負担はありません
保育所等訪問支援の費用は、保護者が負担します(児童福祉法に基づく自己負担1割、上限額あり)。学校側には費用負担がないため、安心してサービスを受け入れていただけます。
保育所等訪問支援の先生側メリット7つ
メリット1:専門家から具体的なアドバイスがもらえる
保育所等訪問支援の最大のメリットは、発達支援の専門家から、その子に合った具体的な支援方法を教えてもらえることです。
例えば:
- 「この子には、どんな声かけが効果的?」
- 「授業中に立ち歩いてしまうとき、どう対応したらいい?」
- 「お友だちとトラブルになったとき、どう仲裁したらいい?」
こうした日々の困りごとに、専門家が実際に教室を見て、その子の様子を観察した上で、具体的なアドバイスをくれます。
メリット2:クラス全体の運営がスムーズになる
一人の子どもへの適切な支援は、結果的にクラス全体の落ち着きにつながります。
発達特性のある子どもが教室を走り回ったり、大声を出したりすると、他の子どもたちも落ち着かなくなります。専門家のアドバイスで、その子が安心して過ごせるようになれば、クラス全体の雰囲気も良くなります。
メリット3:個別対応の時間的・精神的負担が軽減される
30人以上の子どもを一人で見ている中で、特定の子どもに多くの時間を割くのは大変です。
保育所等訪問支援では、訪問支援員が以下のようなサポートをします:
- その子の隣に座り、活動への参加をサポート
- お友だちとの橋渡し役になる
- クールダウンが必要なときの付き添い
先生が「この子だけに時間を取られて、他の子を見られない」というジレンマが軽減されます。
メリット4:保護者との連携がスムーズになる
発達特性のある子どもの保護者対応は、デリケートで難しい面があります。
「お子さんの様子が気になります」と伝えると、保護者が傷ついたり、防衛的になったりすることも。保育所等訪問支援があると、専門家が先生と保護者の間に立って、建設的なコミュニケーションをサポートしてくれます。
具体的には:
- 訪問時の子どもの様子を、先生と保護者の両方に報告
- 「学校での困りごと」を、保護者が受け入れやすい形で伝える
- 「家庭でできること」「学校でできること」を整理
メリット5:他の子どもたちへの理解啓発にも役立つ
発達特性のある子どもが、クラスの他の子どもたちから理解されることは、とても大切です。
訪問支援員は、必要に応じて、クラス全体への理解啓発もサポートします。
例えば:
- 「みんな違って、みんないい」というメッセージを伝える
- 「困っているお友だちがいたら、どう助けられるか」を一緒に考える
- 多様性を尊重する学級づくりのヒントを提供
メリット6:専門的な知識が学べる
訪問支援員とのやり取りを通じて、先生自身も発達支援の専門的な知識やスキルを学べます。
- 自閉スペクトラム症の子どもへの視覚支援の方法
- ADHDの子どもへの声かけのコツ
- 感覚過敏への配慮の仕方
- 問題行動の背景にある「困り感」の読み取り方
これらの知識は、その子だけでなく、今後出会う他の子どもたちへの支援にも活かせます。
メリット7:学校全体の支援体制の向上につながる
一人の子どもへの保育所等訪問支援をきっかけに、学校全体の支援体制が向上することもあります。
例えば:
- 特別支援コーディネーターと訪問支援員が連携
- 職員研修で、訪問支援員から学んだことを共有
- 「合理的配慮」の具体例が蓄積される
- インクルーシブ教育の推進につながる
さいたま市内でも、先進的な取り組みをしている小学校が増えています。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoの保育所等訪問支援
2025年11月から新しく開始します
さいたま市浦和区上木崎にある**FabriCo(ファブリコ)**では、2025年11月から保育所等訪問支援を新しく開始します。
訪問対応エリア:
- 上木崎小学校
- 大宮南小学校
- 下落合小学校
- 与野本町小学校
- 大戸小学校
- 常盤小学校
- その他さいたま市内の小学校
FabriCoの保育所等訪問支援の3つの特色
特色1:ロボット・プログラミング療育の知見を活かした「論理的思考」の視点
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした放課後等デイサービス・児童発達支援施設です。
「訪問先でプログラミングをするんですか?」
いいえ、訪問先でプログラミングやものづくりをするわけではありません。しかし、プログラミングで培う「論理的思考」「問題解決能力」の視点は、学校での支援にも活かされます。
例えば:
- 「なぜうまくいかないのか?」を分析する視点
- 「どうすればうまくいくか?」を段階的に考える方法
- 「試行錯誤を楽しむ」姿勢の育て方
特色2:「できない」ではなく「どうすればできるか」を一緒に考える
プログラミングの世界では、エラーは「失敗」ではなく「改善のヒント」です。この考え方は、学校での支援にも通じます。
FabriCoの訪問支援では、**「この子はできない」ではなく「どうすればこの子ができるようになるか」**を、先生と一緒に考えます。
特色3:放課後等デイサービスとの連携で一貫した支援
FabriCoの放課後等デイサービスを利用している子どもの場合、施設と学校で一貫した支援ができます。
連携の例:
- 放課後デイで練習したスキルを、学校でも使えるようサポート
- 学校での困りごとを、放課後デイの療育に反映
- 個別支援計画と学校の支援をリンク
児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携効果
さいたま市には素晴らしい支援施設がたくさんあります
さいたま市浦和区には、様々な特色を持った放課後等デイサービスや児童発達支援施設があります。
- 運動療育に力を入れている施設
- 音楽療育を取り入れている施設
- 学習支援に特化した施設
- ソーシャルスキルトレーニングに強い施設
どの施設も素晴らしく、それぞれに良さがあります。学校の先生としては、その子が通っている施設と連携できると、より効果的な支援ができます。
FabriCoの場合の連携メリット
FabriCoを利用している子どもの場合、以下のような連携が可能です:
1. 情報共有がスムーズ
- 放課後デイと保育所等訪問支援が同じ事業所なので、情報共有が迅速
- 「学校での様子」と「放課後デイでの様子」を総合的に把握
2. 一貫した支援方針
- 学校と放課後デイで、同じ方向性の支援ができる
- 子どもが混乱しない
3. 相談支援事業所も併設
- サービス等利用計画の相談支援専門員とも連携できる
- 就学支援、進路相談などもトータルでサポート
上木崎小学校・大宮南小学校など対応エリア
さいたま市浦和区を中心に幅広く対応
FabriCoは、JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分の場所にあります。
主な対応小学校:
浦和区:
- 上木崎小学校
- 下落合小学校
- 大戸小学校
- 常盤小学校
- 北浦和小学校
- 高砂小学校 など
大宮区:
- 大宮南小学校
- 大成小学校
- 桜木小学校 など
中央区:
- 与野本町小学校
- 与野南小学校
- 鈴谷小学校 など
見沼区:
- 大砂土小学校
- 大和田小学校 など
さいたま市内であれば、広く対応可能です。お気軽にご相談ください。
私立小学校も対象です
さいたま市内には、さとえ学園小学校、開智小学校など、私立小学校もあります。私立・公立を問わず、保育所等訪問支援は利用できます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 学校側から保育所等訪問支援の利用を提案してもいいですか?
A. はい、大丈夫です。むしろ、学校側から提案していただけると、保護者も「学校が協力的」と感じて安心します。ただし、最終的な利用の判断は保護者が行い、費用も保護者負担となります。「こういうサービスがありますよ」と情報提供する形がおすすめです。
Q2. 訪問の頻度はどのくらいですか?授業の邪魔になりませんか?
A. 一般的には月に1〜2回程度、1回あたり1〜2時間程度の訪問です。訪問日時は、学校の都合に合わせて調整できます。授業参観のような形で、できるだけ目立たないように配慮します。
Q3. 訪問時に何をするのですか?
A. 主に以下のことを行います:
- 授業や休み時間の様子を観察
- 子どもへの直接支援(必要に応じて)
- 訪問後の先生へのフィードバック(具体的なアドバイス)
- 環境調整の提案 訪問前後に、先生と情報共有の時間をいただけると助かります。
Q4. 管理職の許可が必要ですか?
A. はい、学校として受け入れる形になるため、管理職の許可が必要です。校長先生、教頭先生に相談し、了承を得てください。多くの学校で前向きに受け入れていただいています。
Q5. 特別支援学級の子どもでも利用できますか?
A. はい、通常学級だけでなく、特別支援学級の子どもも利用できます。特別支援学級担任の先生へのアドバイスも行います。
Q6. 訪問支援員は、どんな資格を持っていますか?
A. 児童発達支援管理責任者、保育士、児童指導員、作業療法士、言語聴覚士など、専門資格を持ったスタッフが訪問します。FabriCoでは、プログラミング療育やものづくり療育の経験豊富なスタッフが訪問します。
Q7. 保護者が同意してくれない場合はどうしたらいいですか?
A. 保護者の同意がないと、保育所等訪問支援は利用できません。まずは、保護者との信頼関係を築くことが大切です。必要に応じて、スクールカウンセラーや特別支援コーディネーター、教育委員会などと連携して、保護者に働きかけることも検討できます。
Q8. すでに他の放課後デイに通っている子でも、FabriCoの訪問支援だけ利用できますか?
A. はい、できます。放課後等デイサービスはA施設、保育所等訪問支援はB施設(FabriCo)というように、サービスごとに事業所を分けることが可能です。
Q9. 訪問時に他の児童にどう説明すればいいですか?
A. 「先生のお手伝いに来てくれた人」「みんなが楽しく勉強できるように来てくれた人」などと説明するケースが多いです。プライバシーに配慮した説明方法を、事前に相談しましょう。
Q10. どのくらいの期間、利用できますか?
A. 保育所等訪問支援に期限はありません。子どもの状態や必要性に応じて、数ヶ月〜数年にわたって利用することも可能です。受給者証の更新手続きは定期的に必要です。
Q11. 学校の先生から事業所に相談することはできますか?
A. はい、できます。保護者の了承を得た上でなら、先生から直接FabriCoにご連絡いただいても構いません。「この子にどう対応したらいいか相談したい」などのお問い合わせも歓迎です。
Q12. 発達障害の診断がない子でも利用できますか?
A. はい、診断がなくても、発達に心配がある、集団生活で困難を感じている、などの理由で利用できることがあります。保護者が市区町村の窓口に相談し、受給者証を取得すれば利用できます。
まとめ|先生も子どもも保護者も笑顔になる支援を
保育所等訪問支援は、子どもや保護者のためだけでなく、学校の先生にとっても大きなメリットがあるサービスです。
先生側のメリット(まとめ)
- 専門家から具体的なアドバイスがもらえる
- クラス全体の運営がスムーズになる
- 個別対応の時間的・精神的負担が軽減される
- 保護者との連携がスムーズになる
- 他の子どもたちへの理解啓発にも役立つ
- 専門的な知識が学べる
- 学校全体の支援体制の向上につながる
子ども、保護者、先生、みんなが笑顔に
適切な支援があれば:
- 子どもは:安心して学校生活を送れる
- 保護者は:学校を信頼できる
- 先生は:自信を持って支援できる
- クラス全体が:落ち着いて学べる
保育所等訪問支援は、学校をより良い場所にするためのサービスです。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoにご相談ください
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした放課後等デイサービス・児童発達支援施設です。2025年11月からは保育所等訪問支援も開始します。
FabriCoの特色: ✅ 児童発達支援(3〜6歳)と放課後等デイサービス(小1〜小6)両方対応
✅ ロボット・プログラミングで論理的思考を育む
✅ 工作・ものづくりで創造力を養う
✅ 保育所等訪問支援で学校もサポート(2025年11月開始)
✅ 相談支援事業所も併設
✅ JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
さいたま市には、運動療育、音楽療育、学習支援など、様々な特色を持った素晴らしい施設がたくさんあります。FabriCoは、その中で「ものづくりを通じた自己理解」「プログラミング的思考」という独自の視点から、子どもたちの成長をサポートします。
学校の先生からのご相談もお待ちしています
「クラスに発達特性のある子がいて、どう支援したらいいか悩んでいる」
「保育所等訪問支援について、もっと詳しく知りたい」
「保護者にどう伝えたらいいか相談したい」
どんなことでも、お気軽にご相談ください。一緒に子どもたちの成長を支えましょう。
▼ FabriCo 公式サイト
https://fabrico.fun
▼ 保育所等訪問支援について(2025年11月開始)
https://fabrico.fun/visit/
▼ 相談支援事業所について
https://fabrico.fun/consultation/
▼ 利用方法・お問い合わせ
https://fabrico.fun/howto/
FabriCo(ファブリコ)
所在地: さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2F
アクセス: JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
営業日: 月〜日・指定日
対象:
- 児童発達支援(3〜6歳)
- 放課後等デイサービス(小学1〜6年生)
- 保育所等訪問支援(3〜18歳・2025年11月開始)
運営: 一般社団法人こどもとみらい教育研究会
子どもたちの笑顔のために、学校の先生方とFabriCoが、一緒に手を取り合って支援していきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
文字数:約3,400文字
