学校に「付き添いが必要」と言われたら?さいたま市・浦和・大宮エリアで選べる保育所等訪問支援という選択肢【2025年11月開始】

目次

  1. 「付き添いが必要」と言われたときの保護者の戸惑い
  2. 付き添いの代わりになる「保育所等訪問支援」とは
  3. FabriCoの保育所等訪問支援|訪問支援×療育の連携サポート
  4. 訪問支援で「観察・助言」→放デイ・児発で「練習」の流れ
  5. さいたま市・浦和・大宮エリア全域対応の安心体制
  6. よくある質問(Q&A)
  7. まとめ|付き添いではなく「専門的な支援」を

「付き添いが必要」と言われたときの保護者の戸惑い

「お子さんの様子を見ていると、保護者の方の付き添いがあったほうがいいかもしれません」

園や学校の先生からこう言われたとき、多くの保護者の方は戸惑いや不安を感じます。

よくある保護者の悩み:

  • 「仕事があるのに、毎日付き添うことなんてできない」
  • 「付き添いが必要ってことは、うちの子はそんなに問題があるの?」
  • 「他の保護者の目が気になる」
  • 「いつまで付き添えばいいの?」
  • 「付き添っても、具体的に何をしたらいいかわからない」

さいたま市、浦和区、大宮区をはじめ、市内のどのエリアでも、発達に特性があるお子さまが園や学校で困りごとを抱えるケースは少なくありません。集団生活の中で「じっとしていられない」「お友だちとトラブルになる」「先生の指示が通りにくい」といった課題があると、先生方も「保護者の付き添い」を提案することがあります。

しかし、保護者が毎日付き添うことは現実的に難しく、また、お子さまにとっても「いつも親がいる」という状況が自立を妨げる可能性があります。

そこで知っていただきたいのが、**「保育所等訪問支援」**というサービスです。


付き添いの代わりになる「保育所等訪問支援」とは

保育所等訪問支援は、療育の専門スタッフがお子さまの通う園や学校を訪問し、集団生活での困りごとをサポートする福祉サービスです。保護者の付き添いとは異なり、専門的な視点から支援を行います。

保護者の付き添いと保育所等訪問支援の違い

項目保護者の付き添い保育所等訪問支援
誰が行くか保護者(親)療育の専門スタッフ
専門性一般的な子育て経験発達支援の専門知識・技術
頻度毎日または週数回月1〜2回程度
費用負担仕事を休む必要あり障害児通所支援(1割負担)
支援内容お子さまの見守り観察・助言・環境調整
先生への支援限定的具体的な指導方法の提案

保育所等訪問支援でできること

保育所等訪問支援では、専門スタッフが以下のような支援を行います:

1. お子さまの様子を専門的に観察

  • 園や学校での実際の行動を観察
  • どの場面で困っているのか、何が原因かを分析
  • お子さまの得意なことや興味関心も把握

2. 現場での環境調整の提案

  • 教室の座席配置の工夫
  • 視覚的な支援ツール(絵カード、スケジュール表など)の導入
  • お子さまが理解しやすい指示の出し方
  • クラスメイトとの関わり方の工夫

3. 先生方への具体的なアドバイス

  • お子さまの特性に応じた声かけの方法
  • トラブルが起きたときの対応方法
  • 成功体験を積み重ねる活動の提案
  • 保護者との連携方法

4. お子さまへの直接的な関わり

  • 一緒に活動しながら適切な行動をモデル提示
  • その場での声かけや励まし
  • お子さまの気持ちの代弁

重要なポイント: 訪問支援の現場では、ものづくりやプログラミングといった活動は行いません。あくまで「観察」「助言」「環境調整」が中心です。実際のスキルトレーニングは、後述する放課後等デイサービスや児童発達支援で行います。

訪問できる施設

さいたま市内であれば、以下の施設に訪問できます:

  • 保育園・認可保育所
  • 幼稚園
  • 認定こども園
  • さいたま市子育て支援型幼稚園
  • 小学校(通常学級・特別支援学級)
  • 放課後児童クラブ(学童保育)

FabriCoの保育所等訪問支援|訪問支援×療育の連携サポート

浦和区上木崎に所在する**FabriCo(ファブリコ)**は、2025年11月から保育所等訪問支援サービスを開始します。

FabriCoの大きな特徴は、訪問支援だけでなく、放課後等デイサービス・児童発達支援・相談支援を併設している総合支援施設であることです。

FabriCoの支援が選ばれる理由

1. 訪問支援と療育施設の連携による包括的なサポート

「付き添いが必要」と言われるお子さまは、園や学校で困りごとを抱えています。しかし、現場での観察や助言だけでは不十分な場合もあります。FabriCoでは、訪問支援で見えた課題を、放デイ・児発で集中的にトレーニングする連携体制を整えています。

2. ものづくり×療育の独自アプローチ

FabriCoは、ロボット製作、プログラミング、工作、料理など、「ものづくり」を軸にした療育を提供しています。訪問支援の現場でこれらの活動を行うわけではありませんが、放デイ・児発でものづくりを通じて育てたスキルを、園や学校でも活かせるようサポートします。

たとえば:

  • 訪問支援で「順序立てた活動が苦手」と分かる
  • 放デイでプログラミングを通じて「順序立てて考える力」を育てる
  • 次の訪問支援で成長を確認し、さらなる支援方法を提案

3. さいたま市・浦和・大宮エリア全域に対応

浦和区上木崎を拠点に、さいたま市内10区全域に訪問できる体制を整えています。大宮区、中央区、南区はもちろん、北区、西区、見沼区、桜区、緑区、岩槻区のお子さまにも対応可能です。

4. 相談支援事業所も併設

保育所等訪問支援を利用するには、サービス等利用計画の作成が必要です。FabriCoには相談支援事業所が併設されているため、利用開始から計画作成まで、ワンストップでサポートできます。


訪問支援で「観察・助言」→放デイ・児発で「練習」の流れ

FabriCoの保育所等訪問支援は、単発のサービスではなく、継続的な支援の一部として機能します。

支援の流れ(具体例)

ステップ1:初回訪問で現状把握

さいたま市浦和区のA小学校に通う太郎くん(小1)は、「授業中に席を立ってしまう」「お友だちとトラブルになる」という理由で、学校から付き添いを提案されました。

FabriCoの専門スタッフが学校を訪問し、太郎くんの様子を観察。その結果:

  • 長時間座っていることが難しい
  • 言葉だけの指示では理解しにくい
  • 手を動かす活動には集中できる

ステップ2:先生方への助言と環境調整

訪問後、先生方に以下のような提案を行います:

  • 「座っている時間を最初は5分から始め、徐々に延ばす」
  • 「指示は短い言葉+視覚的なカード(絵や写真)で示す」
  • 「授業の合間に手を動かせる活動(プリント配布など)を任せる」

ステップ3:放デイで集中的にトレーニング

太郎くんはFabriCoの放課後等デイサービスも利用開始。ここでは:

  • ロボット製作を通じて「座って集中する時間」を少しずつ延ばす
  • プログラミングで「順序立てて考える力」を育てる
  • 工作活動で「最後まで諦めずにやり遂げる経験」を積む

重要:ものづくり・プログラミングは放デイで実施

ロボット製作やプログラミングといった活動は、訪問先の学校や園では行いません。これらは放デイ・児発の療育活動として、FabriCoの施設内で実施します。訪問支援では、こうした活動を通じて育てたスキルを、学校の現場で活かせるよう環境を調整します。

ステップ4:次回訪問で成果を確認

1ヶ月後、再度A小学校を訪問。太郎くんの変化を確認:

  • 座っている時間が少し延びた
  • 視覚的なカードを使うと指示が通りやすくなった
  • 手を動かす役割を任せると、意欲的に取り組めている

さらなる支援方法を先生と相談し、放デイでの活動内容も調整します。

ステップ5:保護者へのフィードバック

訪問後、保護者にも丁寧にフィードバック:

  • 学校での様子
  • 先生方に提案した支援方法
  • 放デイでの活動との連携
  • 家庭でもできるサポート方法

さいたま市・浦和・大宮エリア全域対応の安心体制

FabriCoは、さいたま市内のどのエリアにお住まいでも利用しやすい体制を整えています。

FabriCo 施設情報:

  • FabriCo さいたま新都心 埼玉県さいたま市南区別所5-15-2 (JRさいたま新都心駅から徒歩圏内) ※放デイ・児発でのものづくり療育はこちらで実施
  • 相談支援事業所(Un-School 計画相談支援) さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2・3階 (JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分) ※サービス等利用計画の作成はこちらで対応

対応可能エリア(保育所等訪問支援):

  • 浦和区全域(北浦和、常盤、元町、仲町、高砂、上木崎など)
  • 大宮区全域(大宮駅周辺、北大宮、大宮公園、大成町、天沼町など)
  • 中央区全域(さいたま新都心、与野、上落合など)
  • 南区・北区・西区・見沼区・桜区・緑区・岩槻区も対応可能

さいたま市内であれば、お子さまが通う園や学校がどこにあっても訪問できます。「うちの学校は対応してもらえるかな?」と心配な方も、まずはお気軽にご相談ください。


よくある質問(Q&A)

Q1. 学校から「付き添いが必要」と言われました。保育所等訪問支援で対応できますか?

A. はい、対応できる可能性が高いです。保育所等訪問支援は、まさにそうした状況のお子さまのためのサービスです。専門スタッフが訪問し、お子さまの様子を観察した上で、先生方と一緒に支援方法を考えます。保護者が毎日付き添う代わりに、月1〜2回の専門的な訪問支援を受けることで、状況が改善することが多くあります。

Q2. 訪問支援を利用すると、付き添いは一切不要になりますか?

A. お子さまの状況によります。訪問支援を開始してすぐに付き添いが不要になるケースもあれば、段階的に付き添いの頻度を減らしていくケースもあります。大切なのは、「保護者が毎日付き添う」状態から「専門的な支援がある」状態へ移行し、お子さまの自立を促すことです。

Q3. 保育所等訪問支援を利用するには、診断書が必要ですか?

A. 障害者手帳や療育手帳がなくても利用できます。医師の診断書や自治体の判定があれば対象となります。「付き添いが必要」と言われるような困りごとがある場合、まずは各区役所の障害福祉課、またはFabriCoの相談支援事業所にご相談ください。

Q4. 訪問支援の現場で、ロボットやプログラミングを教えてもらえますか?

A. いいえ、訪問支援の現場では、ものづくりやプログラミングといった活動は行いません。訪問支援では、お子さまの様子を観察し、先生方への助言や環境調整を行うことが中心です。ロボット製作やプログラミングは、FabriCoの放課後等デイサービス・児童発達支援の施設内で実施します。訪問支援と放デイ・児発を連携させることで、より効果的な支援が可能になります。

Q5. 訪問支援と放課後等デイサービスは併用できますか?

A. はい、併用可能です。むしろ、FabriCoでは併用をおすすめしています。訪問支援で園や学校での課題を把握し、放デイ・児発でそのスキルを集中的に練習する。この連携により、お子さまの成長をより効果的にサポートできます。

Q6. 月に何回くらい訪問してもらえますか?

A. お子さまの状況や必要性に応じて、月1〜2回程度が一般的です。頻度はサービス等利用計画に基づいて決めていきますので、相談支援専門員と一緒に相談しながら決定します。

Q7. 学校の先生に負担をかけないか心配です

A. 保育所等訪問支援は、先生方の負担を軽減するためのサービスでもあります。訪問前には必ず学校側と調整を行い、先生方のご都合に合わせてスケジュールを組みます。訪問後には、日々の指導で実践しやすい具体的なアドバイスをお伝えします。多くの学校で「外部の専門家の視点が役立った」と評価されています。

Q8. 利用料金はどのくらいかかりますか?

A. 障害児通所支援は原則1割負担です。ただし、世帯収入に応じた上限額が設定されており、多くのご家庭では月額4,600円または37,200円が上限となります。保護者が仕事を休んで付き添う場合の収入減と比べると、経済的な負担も軽減できる可能性があります。

Q9. 浦和区や大宮区以外でも対応してもらえますか?

A. はい、さいたま市内10区全域に対応可能です。南区、北区、中央区、西区、見沼区、桜区、緑区、岩槻区のお子さまが通う園や学校にも訪問できます。まずはお気軽にお問い合わせください。

Q10. 他の保護者から「付き添いなし」でいることを批判されないか心配です

A. 保育所等訪問支援は、福祉サービスとして正式に認められた専門的な支援です。「付き添いをしていない」のではなく、「専門スタッフによる支援を受けている」という状態です。必要に応じて、学校の先生から他の保護者に説明していただくこともできます。

Q11. どのくらいの期間、訪問支援を利用する必要がありますか?

A. お子さまの状況によって異なります。数ヶ月で状況が改善するケースもあれば、1年以上継続的にサポートが必要なケースもあります。定期的にモニタリングを行い、必要に応じて支援内容や頻度を見直していきます。

Q12. 訪問支援を利用していることを、クラスメイトに知られますか?

A. 訪問の方法は、お子さまや保護者の意向を尊重します。「クラスの先生の知り合い」として自然に入るケースや、休み時間に個別に関わるケースなど、お子さまが不自然さを感じないよう配慮します。具体的な方法は、学校側と事前に相談して決めます。

Q13. FabriCoのものづくり療育について詳しく知りたいです

A. FabriCoでは、ロボット製作、プログラミング、工作、料理など、手を動かし、考え、対話しながら学ぶ療育を提供しています。これらの活動は放課後等デイサービス・児童発達支援として、FabriCoの施設内で実施します。ものづくりを通じて、論理的思考力、創造力、問題解決力、集中力、コミュニケーション力など、学校生活でも活きる力を育てます。

Q14. 2025年11月開始とのことですが、今から相談できますか?

A. はい、ぜひご相談ください。サービス開始前でも、相談支援事業所で利用に向けた準備や、放デイ・児発のご案内が可能です。「学校から付き添いを求められて困っている」という方は、早めにご相談いただくことで、スムーズにサービスを開始できます。


まとめ|付き添いではなく「専門的な支援」を

「学校に付き添いが必要」と言われたとき、多くの保護者は「自分が毎日付き添わなければ」と思いがちです。しかし、それは現実的に難しく、またお子さまの自立を妨げる可能性もあります。

保育所等訪問支援は、保護者の代わりに療育の専門スタッフが園や学校を訪問し、お子さまと先生方をサポートするサービスです。

さいたま市、浦和区、大宮区をはじめ、市内全域で利用できるこのサービスは、「付き添い」とは異なる専門的なアプローチで、お子さまの困りごとに対応します。

FabriCoは、2025年11月からこのサービスを開始します。そして、訪問支援だけでなく、放課後等デイサービス・児童発達支援・相談支援を併設する総合支援施設として、包括的なサポートを提供します。

FabriCoの支援の特徴:

  • 訪問支援で「観察・助言・環境調整」
  • 放デイ・児発で「ものづくりを通じたスキルトレーニング」
  • 相談支援で「長期的な支援計画の作成」
  • この3つを連携させた包括的なサポート

「付き添いが必要」と言われて困っている保護者の方、お子さまの園や学校での困りごとにお悩みの方は、ぜひ一度FabriCoにご相談ください。

保護者が一人で抱え込むのではなく、専門家と一緒にお子さまの成長を支えていく——それが、保育所等訪問支援という選択肢です。


お問い合わせ・ご見学のご予約

FabriCo 公式サイト

保育所等訪問支援について詳しく知る

https://fabrico.fun/visit/ (2025年11月開始予定)

相談支援事業所(Un-School 計画相談支援)

https://fabrico.fun/consultation/ (さいたま市浦和区上木崎1-7-1)

ご利用の流れ・お問い合わせ方法

各施設のLINEからもお気軽にお問い合わせいただけます。 「学校から付き添いを求められて困っている」「保育所等訪問支援について詳しく知りたい」という方も、どうぞお気軽にご連絡ください。

FabriCoは、さいたま市・浦和・大宮エリアのお子さまとご家族を応援します。

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