目次
- 「うちの子、集団行動が苦手で…」学校・保育園での困りごと
- 保育所等訪問支援とは?集団行動が苦手な子へのサポート
- 集団行動が苦手な子どもの特徴と背景
- 学校・保育園での具体的な支援方法
- さいたま市浦和区上木崎のFabriCoの保育所等訪問支援
- 児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携効果
- 上木崎・与野・さいたま新都心エリアの学校・保育園状況
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|集団の中でも「自分らしく」過ごせる環境を
「うちの子、集団行動が苦手で…」学校・保育園での困りごと
集団の中で困っているお子さんの姿
「朝の会でじっとしていられない」
「みんなと一緒に活動できない」
「保育園のお遊戯を嫌がる」
「学校の集団登下校についていけない」
保育園や学校での集団行動が苦手なお子さんを持つ保護者の方から、こうした悩みをよく聞きます。
「わがまま」「しつけの問題」ではありません
集団行動が苦手な理由は、お子さん一人ひとり違います。発達の特性によるもの、感覚過敏、コミュニケーションの苦手さなど、様々な背景があります。
決して「わがまま」や「しつけの問題」ではありません。適切な支援があれば、お子さんは安心して集団の中で過ごせるようになります。
保育所等訪問支援という選択肢
「家ではできるのに、保育園や学校ではうまくいかない」
そんなとき、保育所等訪問支援というサービスが力になります。専門家が実際に保育園や学校に訪問し、お子さんが集団の中で安心して過ごせるようサポートします。
保育所等訪問支援とは?集団行動が苦手な子へのサポート
現場に専門家が訪問するサービス
保育所等訪問支援は、児童福祉法に基づく障害児支援サービスです。お子さんが通っている保育園、幼稚園、小学校などに専門スタッフが訪問します。
主な支援内容:
- お子さんへの直接支援(集団活動への参加サポート)
- 先生へのアドバイス(効果的な声かけ、環境調整など)
- 保護者へのフィードバック
- 環境調整の提案
集団行動が苦手な子に特に効果的
保育所等訪問支援は、特に集団行動が苦手なお子さんに効果的です。
なぜなら:
- 実際に集団の中での様子を観察できる
- その場で具体的な支援ができる
- 先生に「このタイミングでこう声をかける」など、具体的にアドバイスできる
通所型の支援(放課後デイなど)では見えない、「集団の中での困りごと」に直接アプローチできるのが強みです。
対象施設
- 保育園(認可・認可外)
- 幼稚園(公立・私立)
- 認定こども園
- 小学校(通常学級・特別支援学級)
- 放課後児童クラブ
集団行動が苦手な子どもの特徴と背景
よくある困りごと
朝の会・帰りの会:
- 座っていられない、立ち歩いてしまう
- 先生の話を最後まで聞けない
- 自分のペースで動いてしまう
お遊戯・体操の時間:
- みんなと一緒に体を動かせない
- 順番を待てない
- 自分だけ違うことをしてしまう
給食・おやつの時間:
- 決められた席に座れない
- 「いただきます」のタイミングが分からない
- 一人で食べたがる
遠足・運動会などの行事:
- 集団での移動についていけない
- 大勢の中で不安になる
- いつもと違うことに戸惑う
背景にある理由
1. 発達特性(ADHD、自閉スペクトラム症など)
- 注意が散りやすい
- じっとしているのが苦手
- 見通しが持てないと不安
2. 感覚過敏
- 大勢の声や音が苦痛
- 人との距離感が近いと不快
- 特定の臭いが気になる
3. コミュニケーションの苦手さ
- 「みんなと一緒に」という指示が理解できない
- 言葉の裏の意味が分からない
- 暗黙のルールが分からない
4. 不安が強い
- 新しい環境が苦手
- 失敗を恐れる
- 注目されるのが嫌
これらは、お子さんの特性であり、適切な支援で改善できます。
学校・保育園での具体的な支援方法
訪問支援員ができること
1. お子さんへの直接支援
朝の会での支援例:
- お子さんの隣に座り、安心感を提供
- 次に何をするかを視覚的に示す(絵カードなど)
- 集中が切れたら、そっと声をかける
お遊戯での支援例:
- 一緒に体を動かしながらサポート
- できたことを具体的に褒める
- 参加しやすい位置(前列や端)を提案
給食での支援例:
- 苦手な食材への対応を先生と相談
- 食事のマナーを視覚的に示す
- 落ち着いて食べられる環境を整える
2. 先生へのアドバイス
効果的な声かけ:
- 「みんな」ではなく、個別に名前を呼ぶ
- 指示は短く、具体的に
- 肯定的な言葉を使う(「走らない」→「歩こうね」)
環境調整:
- 座席の位置を工夫(刺激の少ない場所)
- 視覚支援ツールの活用(スケジュール表、手順書)
- クールダウンできる場所の確保
クラス全体への働きかけ:
- 他の子どもたちへの理解啓発
- 「お友だちが困っているとき、どうしたらいい?」を一緒に考える
3. 段階的な支援
ステップ1:まずは「その場にいられる」
無理に参加させず、教室にいられることを目標に。
ステップ2:「部分的に参加できる」
好きな活動、得意な活動から参加。
ステップ3:「みんなと一緒に参加できる」
自信がついてきたら、少しずつ参加の度合いを増やす。
焦らず、お子さんのペースで進めることが大切です。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoの保育所等訪問支援
2025年11月から集団行動が苦手な子をサポート
さいたま市浦和区上木崎にある**FabriCo(ファブリコ)**では、2025年11月から保育所等訪問支援を新しく開始します。
訪問対応エリア:
- 上木崎小学校、下落合小学校、大戸小学校、常盤小学校(浦和区)
- 大宮南小学校、大成小学校、桜木小学校(大宮区)
- 与野本町小学校、与野南小学校、鈴谷小学校(中央区)
- その他さいたま市内の保育園・幼稚園・小学校
FabriCoの「集団行動が苦手な子」への支援の特色
特色1:プログラミング的思考で「問題解決」を支援
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育が特色の施設です。
プログラミングの本質は「問題を分解して、一つずつ解決する」こと。この考え方は、集団行動が苦手な子への支援にも活かされます。
例えば:
- 「朝の会に参加する」という大きな目標を、小さなステップに分解
- 「まず座る」→「5分座る」→「10分座る」→「最後まで座る」
- できたステップを一つずつ褒めて、自信をつける
特色2:「できない」ではなく「どうすればできるか」
「この子は集団行動ができない」ではなく、「どうすればできるようになるか」を、お子さん・保護者・先生と一緒に考えます。
特色3:児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携
FabriCoでは、以下のサービスをワンストップで提供:
✅ 児童発達支援(3〜6歳)
✅ 放課後等デイサービス(小学1〜6年生)
✅ 保育所等訪問支援(2025年11月開始)
✅ 相談支援事業所
連携のメリット:
ケース:小集団で練習→保育園で実践
月曜・水曜:FabriCoの児童発達支援で、3〜5人の小集団で「朝の会」の練習
↓
木曜:保育所等訪問支援で、保育園の実際の朝の会をサポート
↓
金曜:FabriCoで振り返り、次の課題を設定
このサイクルで、お子さんは段階的に集団行動を身につけられます。
特色4:ものづくりを通じた「自己表現」の支援
集団行動が苦手な子の中には、「自分を表現する方法が分からない」子もいます。
FabriCoでは、ロボット、プログラミング、工作などのものづくりを通じて、自己表現の力を育みます。
「言葉でうまく伝えられないけど、作ったもので伝える」
「みんなの前で話すのは苦手だけど、作品を見せることはできる」
こうした経験が、自信につながります。
特色5:相談支援事業所も併設
**相談支援事業所「Un-School 計画 相談支援」**が併設されているので、保育園・学校との調整もスムーズです。
- サービス等利用計画の作成
- 保育園・学校との連絡調整
- 合理的配慮の相談
児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携効果
通所支援と訪問支援、両方使うメリット
さいたま市内には、様々な特色を持った児童発達支援・放課後等デイサービスがあります。運動療育、音楽療育、学習支援など、どれも素晴らしいサービスです。
FabriCoの特色は、通所支援と訪問支援を連携させて、集団行動のスキルを段階的に育てることです。
連携の具体例
ステップ1:小集団での練習(児童発達支援・放課後デイ)
FabriCoで、3〜5人の小集団で練習:
- 順番を待つ
- お友だちと協力する
- ルールを守る
ステップ2:中集団での実践(保育園・学校)
保育所等訪問支援で、20〜30人の集団でサポート:
- 小集団で学んだスキルを実践
- 訪問支援員がそばでサポート
ステップ3:振り返りと次の課題設定(通所支援)
FabriCoに戻って:
- 「保育園でできたこと」を振り返る
- 「次はこれに挑戦しよう」を決める
このサイクルで、確実にスキルが身につきます。
上木崎・与野・さいたま新都心エリアの学校・保育園状況
さいたま市の集団行動支援の取り組み
さいたま市は、発達支援に積極的な自治体です。多くの保育園・幼稚園・小学校で、集団行動が苦手な子への理解が進んでいます。
エリア別の状況
浦和区(上木崎、北浦和、常盤など):
- 上木崎小学校、下落合小学校、大戸小学校、常盤小学校など
- 文教地区で、保護者の教育意識が高い
- 保育園・幼稚園も質が高く、個別対応に理解がある
上木崎エリアの特徴: 閑静な住宅地で、地域の保育園(上木崎保育園など)は少人数制が多く、きめ細かい対応が特徴です。
大宮区:
- 大宮南小学校、大成小学校、桜木小学校など
- 大宮駅周辺は保育施設が充実
- 多様な子どもがいる環境で、個性を尊重する雰囲気
中央区(与野、与野本町など):
- 与野本町小学校、与野南小学校、鈴谷小学校など
- FabriCoから近く、訪問しやすい
- 地域のつながりが強く、保育園・学校と家庭の連携が取りやすい
見沼区:
- 大砂土小学校、大和田小学校など
- 新しい住宅が増え、若い家族が多い
- 発達支援サービスへのニーズが高まっている
保育園・幼稚園での受け入れ状況
さいたま市内の多くの保育園・幼稚園で、保育所等訪問支援の受け入れが進んでいます。
公立保育園: 市の方針で、発達支援に積極的。保育所等訪問支援の受け入れもスムーズ。
私立保育園・幼稚園: 園によって方針は異なりますが、多くの園で理解があります。事前に園に相談することをおすすめします。
よくある質問(Q&A)
Q1. 集団行動が苦手な原因は、発達障害だけですか?
A. いいえ、発達障害以外にも、性格、環境、経験不足など、様々な原因があります。診断の有無に関わらず、困っている場合は支援を受けられます。
Q2. 保育所等訪問支援を使うと、集団行動ができるようになりますか?
A. 多くの場合、改善が見られます。ただし、「みんなと全く同じように」を目指すのではなく、「その子なりの方法で、集団の中で安心して過ごせる」ことを目指します。
Q3. 家では問題ないのに、保育園や学校だけ苦手です。なぜですか?
A. 家は少人数で、自分のペースで過ごせる安心できる場所です。一方、保育園や学校は大勢の中で、ルールに従う必要があり、刺激も多いです。この違いが、困難さにつながります。
Q4. 「個性」として受け入れるべきか、「支援」すべきか、迷います。
A. 個性を尊重しつつ、困っている部分には支援をする、というバランスが大切です。お子さんが苦痛を感じている場合は、支援を検討しましょう。
Q5. 小学校に入学する前に、集団行動ができるようになりますか?
A. 就学前から支援を始めることで、小学校での適応がスムーズになります。FabriCoでは、児童発達支援と保育所等訪問支援を組み合わせて、就学準備をサポートします。
Q6. 訪問支援を使っていることを、他の保護者に知られたくないです。
A. プライバシーに配慮します。訪問支援員は、できるだけ目立たないように行動します。「先生のお手伝いの人」と説明されることが多いです。
Q7. 集団行動が苦手な子に、無理に合わせさせるのは良くないのでは?
A. 無理に合わせる必要はありません。ただ、将来的に社会に出たときのために、「集団の中で自分らしく過ごす力」は必要です。その力を、お子さんのペースで育てるのが支援の目的です。
Q8. FabriCoのプログラミング療育と、集団行動はどう関係するんですか?
A. プログラミングでは、「順序立てて考える」「ルールに従う」「試行錯誤する」などのスキルを学びます。これらは、集団行動にも共通するスキルです。また、小集団でのプログラミング活動を通じて、自然に集団行動のスキルも身につきます。
Q9. 保育所等訪問支援は、いつから始めるのがベストですか?
A. 困りごとに気づいたら、できるだけ早く始めることをおすすめします。早期の支援は、お子さんの適応をスムーズにします。
Q10. 訪問支援で、すぐに効果が出ますか?
A. 個人差がありますが、多くの場合、数ヶ月で変化が見られます。焦らず、小さな成長を大切にしましょう。
Q11. 集団行動が苦手な子は、特別支援学級に行った方がいいですか?
A. お子さんの状態によります。通常学級で合理的配慮を受けながら過ごせる場合もあれば、特別支援学級の方が合っている場合もあります。相談支援専門員と一緒に考えましょう。
Q12. 保育園では問題ないけど、小学校で集団行動が苦手になることはありますか?
A. はい、あります。小学校は保育園よりもルールが厳しく、集団での活動が増えるため、困難が顕在化することがあります。就学前からの準備と、入学後の継続的な支援が大切です。
まとめ|集団の中でも「自分らしく」過ごせる環境を
集団行動が苦手でも、大丈夫
集団行動が苦手なお子さんも、適切な支援があれば、安心して保育園や学校で過ごせるようになります。
大切なのは「みんなと同じ」ではなく「自分らしく」
「みんなと全く同じように行動する」ことが目標ではありません。
「集団の中でも、自分らしく、安心して過ごせる」
これが、私たちが目指す姿です。
保育所等訪問支援という選択肢
保育園や学校という「現場」に専門家が訪問し、お子さんと先生をサポートする。それが、保育所等訪問支援です。
FabriCoは、通所支援と訪問支援を組み合わせてサポート
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoでは、児童発達支援・放課後等デイサービスと保育所等訪問支援を組み合わせて、集団行動のスキルを段階的に育てます。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoにご相談ください
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした児童発達支援・放課後等デイサービス施設です。2025年11月からは保育所等訪問支援も開始します。
FabriCoの特色: ✅ 児童発達支援(3〜6歳)と放課後等デイサービス(小1〜小6)両方対応
✅ ロボット・プログラミングで論理的思考を育む
✅ 小集団での練習→保育園・学校での実践の連携
✅ 保育所等訪問支援(2025年11月開始)
✅ 相談支援事業所も併設
✅ JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
「うちの子、集団行動が苦手で…」
「保育園や学校で困っている」
「どんな支援があるか知りたい」
どんなことでも、お気軽にご相談ください。
▼ FabriCo 公式サイト
https://fabrico.fun
▼ 保育所等訪問支援について(2025年11月開始)
https://fabrico.fun/visit/
▼ 相談支援事業所について
https://fabrico.fun/consultation/
▼ 利用方法・お問い合わせ
https://fabrico.fun/howto/
FabriCo(ファブリコ)
所在地: さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2F
アクセス: JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
営業日: 月〜日・指定日
対象:
- 児童発達支援(3〜6歳)
- 放課後等デイサービス(小学1〜6年生)
- 保育所等訪問支援(3〜18歳・2025年11月開始)
運営: 一般社団法人こどもとみらい教育研究会
集団の中でも、お子さんらしく、安心して過ごせる環境を、一緒に作りましょう。
FabriCoが、全力でサポートします。
文字数:約3,900文字
