目次
- 保育所等訪問支援は「みんなにメリットがある」サービス
- 保育所等訪問支援とは？基本のおさらい
- 【保護者目線】保護者にとっての6つのメリット
- 【子ども目線】お子さん本人にとっての5つのメリット
- 【先生目線】学校・園の先生にとっての5つのメリット
- 【学校・施設目線】組織としての4つのメリット
- 【クラスメイト目線】周りの子どもたちにとってのメリット
- さいたま市浦和区上木崎のFabriCoが提供する保育所等訪問支援
- 上木崎・与野・さいたま新都心エリアの状況
- よくある質問（Q&A）
- まとめ｜すべての立場が「Win-Win」になる支援
保育所等訪問支援は「みんなにメリットがある」サービス
「誰か一人のため」ではなく「みんなのため」
「保育所等訪問支援って、誰のためのサービスなの？」
この質問、実はとても大切です。なぜなら、保育所等訪問支援は、特定の誰かだけでなく、関わるすべての人にメリットがあるサービスだからです。
- お子さん本人
- 保護者の方
- 学校や保育園・幼稚園の先生
- 学校や施設という組織
- クラスメイトや周りの子どもたち
この記事では、それぞれの立場から見た保育所等訪問支援のメリットを詳しく解説します。
「誰かの負担」ではなく「みんなの利益」
「うちの子のために先生に負担をかけて申し訳ない…」
「訪問支援を頼むと、学校に迷惑じゃないかしら？」
こんな心配をされる保護者の方も多いのですが、実は保育所等訪問支援は、誰かの負担を増やすのではなく、みんなの負担を減らし、みんなの利益になるサービスなのです。
保育所等訪問支援とは？基本のおさらい
サービスの概要
保育所等訪問支援は、児童福祉法に基づく障害児支援サービスの一つです。
サービス内容：
- 保育園、幼稚園、小学校などに専門スタッフが訪問
- お子さんが集団生活を円滑に送れるよう支援
- お子さんへの直接支援、先生へのアドバイス、環境調整の提案
対象施設： 保育園、幼稚園、認定こども園、小学校（通常学級・特別支援学級）、放課後児童クラブなど
費用： 保護者が児童福祉法に基づく自己負担（1割、上限あり）。学校・施設の費用負担はゼロ。
【保護者目線】保護者にとっての6つのメリット
メリット1：子どもの学校・園での様子が客観的に分かる
「学校で本当はどんな様子なんだろう？」
「先生の話だけでは、よく分からない…」
訪問支援員が実際に学校や園での様子を見て、客観的な報告をしてくれます。「家ではできているのに、学校ではできない」理由も分かるようになります。
メリット2：専門家からアドバイスがもらえる
「家でどんな声かけをしたらいいの？」
「どう関わればいいか分からない」
訪問支援員は、発達支援の専門家です。お子さんの特性に合わせた、家庭でできる具体的な工夫をアドバイスしてくれます。
メリット3：学校・園との連携がスムーズになる
「先生にうまく伝えられない」
「先生との関係がギクシャクしている」
訪問支援員が、保護者と学校・園の間に立って、建設的なコミュニケーションをサポートしてくれます。
メリット4：子どもが安心して過ごせる環境が作れる
「学校で辛い思いをしていないか心配」
「もっと楽しく学校に通ってほしい」
訪問支援によって、お子さんが安心して過ごせる環境が整っていくと、保護者の方も安心できます。
メリット5：孤独感が軽減される
「誰にも相談できない」
「一人で悩んでいる」
定期的に訪問支援員と話すことで、「味方がいる」「一緒に考えてくれる人がいる」という安心感が得られます。
メリット6：将来への見通しが立つ
「この先、どうなるんだろう」
「小学校に進学できるかな」
専門家と一緒に、お子さんの成長を見守りながら、将来の見通しを立てることができます。
【子ども目線】お子さん本人にとっての5つのメリット
メリット1：学校・園が「安心できる場所」になる
子どもにとって、集団生活は不安でいっぱいです。訪問支援によって、「ここは安心できる場所」と感じられるようになります。
具体的には：
- 困ったときに助けてくれる人がいる
- 自分に合った方法で参加できる
- 失敗しても大丈夫という安心感
メリット2：「できた！」が増える
訪問支援員や先生が、お子さんに合った方法で支援してくれるので、「できた！」という成功体験が増えます。
例えば：
- 朝の会で最後まで座っていられた
- お友だちと一緒に遊べた
- 給食を完食できた
メリット3：お友だちと良い関係が築ける
訪問支援員が、お友だちとの橋渡し役になってくれます。「お友だちとどう関わればいいか」が分かるようになります。
メリット4：自己肯定感が育つ
「できない自分」ではなく「こうすればできる自分」を知ることで、自己肯定感が育ちます。
メリット5：将来の自立に向けたスキルが身につく
- 困ったときに助けを求める力
- 自分の気持ちを伝える力
- 集団の中で過ごす力
これらは、将来の自立に向けて、とても大切なスキルです。
【先生目線】学校・園の先生にとっての5つのメリット
メリット1：専門家から具体的なアドバイスがもらえる
「この子にどう声をかけたらいいか分からない」
「対応方法が分からず困っている」
訪問支援員が、その子に合った具体的な支援方法を教えてくれます。
例えば：
- 効果的な声かけの方法
- 視覚支援の使い方
- 感覚過敏への配慮の仕方
メリット2：個別対応の時間的・精神的負担が軽減される
30人以上のクラスで、特定の子どもに多くの時間を割くのは大変です。訪問支援員がサポートしてくれることで、先生の負担が軽くなります。
メリット3：クラス全体の運営がスムーズになる
一人の子どもが落ち着くと、クラス全体も落ち着きます。結果的に、授業がスムーズに進むようになります。
メリット4：保護者との関係が良くなる
専門家が間に入ることで、保護者とのコミュニケーションがスムーズになります。「先生は味方」という信頼関係が築けます。
メリット5：専門的な知識・スキルが学べる
訪問支援員とのやり取りを通じて、先生自身も発達支援の知識やスキルを学べます。これは、今後出会う他の子どもたちへの支援にも活かせます。
【学校・施設目線】組織としての4つのメリット
メリット1：インクルーシブ教育の推進につながる
保育所等訪問支援の受け入れは、多様性を尊重する学校づくりの一環です。インクルーシブ教育を実践する学校として、評価が高まります。
メリット2：専門機関との連携体制が構築される
訪問支援を通じて、放課後等デイサービスや児童発達支援施設など、専門機関との連携体制が作られます。
メリット3：特別支援教育の質が向上する
訪問支援の知見が学校全体に共有されることで、特別支援教育の質が向上します。
例えば：
- 職員研修での情報共有
- 特別支援コーディネーターとの連携
- 合理的配慮の具体例の蓄積
メリット4：保護者からの信頼が高まる
「困っている子どもを見捨てない学校」
「専門的な支援を受け入れる学校」
このような評価が広まることで、保護者からの信頼が高まります。
【クラスメイト目線】周りの子どもたちにとってのメリット
メリット1：多様性を学べる
「みんな違って、みんないい」
「困っているお友だちを助けることの大切さ」
訪問支援を通じて、子どもたちは多様性を自然に学びます。
メリット2：落ち着いた環境で学べる
一人の子どもが落ち着くことで、教室全体が落ち着きます。結果的に、すべての子どもたちが集中して学べる環境になります。
メリット3：思いやりの心が育つ
「お友だちが困っているとき、どうしたらいいかな？」
訪問支援員の関わり方を見ることで、思いやりの心や問題解決の方法を学びます。
メリット4：将来の社会性が育つ
多様な人と関わる経験は、将来、社会に出たときに大きな財産になります。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoが提供する保育所等訪問支援
2025年11月から新しく開始します
さいたま市浦和区上木崎にある**FabriCo（ファブリコ）**では、2025年11月から保育所等訪問支援を新しく開始します。
FabriCoの保育所等訪問支援の特色
特色1：ロボット・プログラミング療育の知見を活かした支援
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした施設です。
プログラミングで培う「論理的思考」「問題解決能力」「試行錯誤を楽しむ姿勢」は、学校での支援にも活かされます。
例えば：
- 「なぜうまくいかないのか？」を論理的に分析
- 「どうすればうまくいくか？」を段階的に考える
- 「エラーは失敗ではなく改善のヒント」という前向きな姿勢
特色2：「できない」ではなく「どうすればできるか」を一緒に考える
FabriCoの支援は、「この子はできない」という視点ではなく、「どうすればこの子ができるようになるか」を一緒に考えます。
特色3：児童発達支援・放課後等デイサービスとの連携
FabriCoでは、以下のサービスをワンストップで提供しています：
✅ 児童発達支援（3〜6歳）
✅ 放課後等デイサービス（小学1〜6年生）
✅ 保育所等訪問支援（2025年11月開始）
✅ 相談支援事業所
施設と学校で一貫した支援ができるため、お子さんが混乱せず、効果的に成長できます。
すべての立場にとってのメリットを最大化
FabriCoの保育所等訪問支援は、以下の点で「みんなにとってメリットがある」形を目指します：
保護者にとって：
- 相談支援事業所も併設しているので、トータルでサポート
- 施設での様子と学校での様子を総合的に把握
お子さんにとって：
- 施設で学んだスキルを学校でも活かせる
- 環境が変わっても、一貫した支援が受けられる
先生にとって：
- 施設での効果的な関わり方を学校でも共有
- 困ったときにすぐ相談できる専門家がいる
学校にとって：
- 放課後デイと連携した包括的な支援体制
- 地域の専門機関との良好な関係
上木崎・与野・さいたま新都心エリアの状況
さいたま市は保育所等訪問支援に積極的
さいたま市は、インクルーシブ教育に力を入れている自治体で、保育所等訪問支援の利用も年々増えています。
FabriCo対応エリア：
浦和区：
- 上木崎小学校
- 下落合小学校
- 大戸小学校
- 常盤小学校
- 北浦和小学校
- 高砂小学校 など
浦和区は文教地区として知られ、教育への関心が高いエリアです。多くの保護者が、子どもに合った支援を積極的に探しています。
大宮区：
- 大宮南小学校
- 大成小学校
- 桜木小学校 など
大宮駅周辺は、保育園・幼稚園・小学校が多く、様々な支援サービスの利用が進んでいます。
中央区：
- 与野本町小学校
- 与野南小学校
- 鈴谷小学校 など
与野エリアは、FabriCoから近く、訪問しやすいエリアです。地域の保育園・幼稚園との連携もスムーズです。
見沼区：
- 大砂土小学校
- 大和田小学校 など
大和田地区は新しい住宅が増えているエリアで、子育て支援サービスへのニーズが高まっています。
地域全体で子どもを支える環境
さいたま市内には、様々な特色を持った放課後等デイサービスや児童発達支援施設があります。
- 運動療育に力を入れている施設
- 音楽療育を取り入れている施設
- 学習支援に特化した施設
どの施設も素晴らしく、それぞれに良さがあります。FabriCoは、その中で「ロボット・プログラミング療育」「ものづくり療育」という独自の視点から、子どもたちの成長をサポートします。
よくある質問（Q&A）
Q1. 保育所等訪問支援を利用すると、うちの子だけ「特別扱い」になりませんか？
A. これは「特別扱い」ではなく、お子さんに必要な「合理的配慮」です。結果的に、クラス全体が落ち着くというメリットもあります。訪問支援員も、できるだけ目立たないように配慮します。
Q2. 先生にとってメリットがあるといっても、実際には負担じゃないですか？
A. 初めは「また仕事が増える」と感じる先生もいるかもしれません。しかし、実際に利用した学校からは「具体的なアドバイスがもらえて助かった」「クラス運営が楽になった」という声が多く聞かれます。長期的には、先生の負担軽減につながります。
Q3. 周りの子どもたちから「なぜあの子だけ？」と思われませんか？
A. 訪問支援員の関わり方次第です。「先生のお手伝いの人」として自然に受け入れられることが多いです。また、「困っているお友だちを助ける」という経験は、周りの子どもたちにとっても良い学びになります。
Q4. 学校にとってのメリットって、具体的に何ですか？
A. インクルーシブ教育の推進、専門機関との連携体制構築、特別支援教育の質向上、保護者からの信頼獲得など、多岐にわたります。「困っている子を見捨てない学校」という評価は、学校全体のイメージアップにもつながります。
Q5. 保育所等訪問支援を使っている他の保護者の話を聞くことはできますか？
A. FabriCoでは、保護者同士の交流の場も設けています（希望者のみ）。「同じような悩みを持つ保護者同士で話したい」というニーズにもお応えします。
Q6. 保育所等訪問支援を使うと、放課後デイや児童発達支援も必ず利用しないといけませんか？
A. いいえ、保育所等訪問支援だけを利用することも可能です。ただし、併用することで、より効果的な支援ができる場合が多いです。
Q7. 訪問頻度が月1〜2回では少なくないですか？
A. 訪問支援は、「毎日来て支援する」というよりも、「効果的な支援方法を一緒に考え、それを日常的に実践してもらう」というサービスです。訪問時に得たアドバイスを、日々の生活に活かすことが大切です。
Q8. 保育所等訪問支援は、いつまで利用できますか？
A. 期限はありません。お子さんの状態や必要性に応じて、数ヶ月〜数年にわたって利用できます。小学校から中学校、中学校から高校への移行期にも利用できます。
Q9. FabriCoを利用していないと、訪問支援は受けられませんか？
A. いいえ、訪問支援だけのご利用も可能です。ただし、放課後等デイサービスや児童発達支援と併用することで、施設と学校で一貫した支援ができます。
Q10. 他の事業所の放課後デイに通っていますが、訪問支援だけFabriCoを利用できますか？
A. はい、できます。放課後等デイサービスはA施設、保育所等訪問支援はFabriCoというように、サービスごとに事業所を分けることが可能です。
Q11. 私立の小学校でも利用できますか？
A. はい、公立・私立を問わず利用できます。ただし、学校側の了承が必要です。私立の場合、学校の方針によって受け入れ態勢が異なることがあります。
Q12. 訪問支援を利用していることを、周りに知られたくないのですが…
A. プライバシーには最大限配慮します。訪問支援員は、できるだけ目立たないように行動します。他の保護者への説明が必要な場合は、学校と相談しながら適切に対応します。
まとめ｜すべての立場が「Win-Win」になる支援
保育所等訪問支援は「みんなのため」のサービス
保育所等訪問支援のメリットを、各立場からまとめます：
【保護者】
- 客観的な情報が得られる
- 専門家のアドバイスがもらえる
- 学校との連携がスムーズ
- 孤独感の軽減
【お子さん】
- 安心できる場所になる
- 「できた！」が増える
- お友だちと良い関係が築ける
- 自己肯定感が育つ
【先生】
- 具体的なアドバイスがもらえる
- 負担が軽減される
- クラス運営がスムーズ
- 専門知識が学べる
【学校・施設】
- インクルーシブ教育の推進
- 専門機関との連携
- 特別支援教育の質向上
- 保護者からの信頼獲得
【クラスメイト】
- 多様性を学べる
- 落ち着いた環境で学べる
- 思いやりの心が育つ
「誰かの負担」ではなく「みんなの幸せ」
保育所等訪問支援は、誰かが我慢するサービスではありません。すべての立場の人が幸せになる、Win-Winのサービスです。
「うちの子のために、申し訳ない」と思う必要はありません。むしろ、「うちの子を通じて、みんながより良い環境になる」と考えてください。
さいたま市浦和区上木崎のFabriCoにご相談ください
FabriCoは、ロボット・プログラミング療育とものづくり療育を中心とした児童発達支援・放課後等デイサービス施設です。2025年11月からは保育所等訪問支援も開始します。
FabriCoの特色： ✅ 児童発達支援（3〜6歳）と放課後等デイサービス（小1〜小6）両方対応
✅ ロボット・プログラミングで論理的思考を育む
✅ 工作・ものづくりで創造力を養う
✅ 保育所等訪問支援で学校・園もサポート（2025年11月開始）
✅ 相談支援事業所も併設
✅ JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
「保育所等訪問支援について、もっと詳しく知りたい」
「うちの子に必要かどうか相談したい」
「学校への説明の仕方が分からない」
どんなことでも、お気軽にご相談ください。
▼ FabriCo 公式サイト
https://fabrico.fun
▼ 保育所等訪問支援について（2025年11月開始）
https://fabrico.fun/visit/
▼ 相談支援事業所について
https://fabrico.fun/consultation/
▼ 利用方法・お問い合わせ
https://fabrico.fun/howto/
FabriCo（ファブリコ）
所在地： さいたま市浦和区上木崎1-7-1 近代模型ビル2F
アクセス： JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分
営業日： 月〜日・指定日
対象：
- 児童発達支援（3〜6歳）
- 放課後等デイサービス（小学1〜6年生）
- 保育所等訪問支援（3〜18歳・2025年11月開始）
運営： 一般社団法人こどもとみらい教育研究会
お子さんの成長を、保護者・学校・専門家がチームになって支えましょう。
FabriCoは、すべての立場の人が幸せになる支援を目指します。
文字数：約3,600文字