目次
- 保育所等訪問支援が拒否される理由とは
- 保育園・幼稚園・小学校・中学校それぞれの事情
- 拒否されないための3つのポイント
- もし拒否されたらどうすればいい?
- FabriCoが大切にする丁寧な連携アプローチ
- さいたま市浦和区・南区・桜区エリアの支援体制
- よくある質問(Q&A)
- まとめ:子どもを中心に、みんなで支える体制づくり
保育所等訪問支援が拒否される理由とは
「保育所等訪問支援を利用したいのに、園や学校に断られたらどうしよう…」
さいたま市浦和区、南区、桜区周辺で児童発達支援や放課後等デイサービスを探している保護者の方から、こんな不安の声をお聞きすることがあります。
保育所等訪問支援は、お子さまが通う保育園・幼稚園・小学校・中学校などに専門スタッフが訪問し、集団生活をサポートする大切なサービスです。しかし、「園や学校に拒否されるのでは?」という心配を抱える方も少なくありません。
なぜ拒否されることがあるのか
保育所等訪問支援は2012年に始まった比較的新しい制度です。そのため、園や学校側で以下のような理由から受け入れに慎重になることがあります:
【主な理由】
- 制度への理解不足:保育所等訪問支援がどんなサービスか、まだ十分に知られていない
- 外部の介入という誤解:指導方法への批判や監視だと思われてしまう
- 連携の不安:どう協力すればいいのか、手順がわからない
- 時間的な負担の心配:通常の保育や授業に支障が出るのではという懸念
- 過去の経験:以前、連携がうまくいかなかった経験がある
これらは決して「拒否したい」という意思からではなく、「どう対応すればいいかわからない」という戸惑いから生まれる不安なのです。
保育園・幼稚園・小学校・中学校それぞれの事情
園や学校の種類によって、受け入れの際に気にされるポイントが異なります。それぞれの立場を理解することが、スムーズな連携の第一歩です。
保育園・幼稚園の場合
保育園や幼稚園が大切にしていること:
- クラス全体の活動の流れを保つこと
- 他のお子さまへの配慮
- 保育士・幼稚園教諭の負担を増やさないこと
- 保護者同士の関係への配慮
気にされるポイント:
「訪問支援員が来ることで、他の保護者から特別扱いと思われないか」「活動の途中で特定のお子さまだけ別対応することへの戸惑い」などがあります。
しかし実際には、訪問支援は特定のお子さまだけでなく、クラス全体がより過ごしやすくなるヒントを提供するものです。環境調整や声かけの工夫は、他のお子さまにとってもプラスになります。
小学校・中学校の場合
小学校・中学校が大切にしていること:
- 学級全体の秩序と学習環境
- 教育課程の計画通りの実施
- 教員の多忙化への配慮
- 学校全体の方針との整合性
気にされるポイント:
「授業中の訪問で学習が中断されるのでは」「教員の指導方法への批判と受け取られないか」「特別支援学級と通常学級での対応の違い」などが考えられます。
ただし、訪問支援は教員の指導を批判するものではなく、専門的な視点から一緒に考えるパートナーです。むしろ教員の負担を軽減し、お子さまへのより良い対応につながります。
さいたま市浦和区、南区、桜区など文教地区として知られるエリアでは、教育への関心が高い一方で、新しい取り組みに対して慎重な傾向もあります。だからこそ、丁寧なコミュニケーションがとても重要になります。
拒否されないための3つのポイント
保育所等訪問支援をスムーズに開始するために、保護者として押さえておきたいポイントがあります。
ポイント1:事前に園・学校と十分に話し合う
訪問支援の申し込みをする前に、まずは園や学校の先生と直接お話しすることをおすすめします。
話し合うべき内容:
- お子さまの園・学校での困りごと
- 家庭での様子との違い
- 先生が感じている課題や不安
- 訪問支援で期待したいこと
このとき、「訪問支援を入れたいので協力してください」という一方的な要望ではなく、「一緒にお子さまを支えたい」という姿勢を伝えることが大切です。
ポイント2:訪問支援事業所に園・学校との調整を依頼する
保護者が直接交渉するのではなく、訪問支援事業所のスタッフに園や学校との調整役を担ってもらうのが効果的です。
専門的な立場から制度の説明をしてもらうことで、園や学校側も理解しやすくなります。経験豊富な事業所は、園や学校との連携ノウハウを持っているため、スムーズな導入が可能になります。
ポイント3:段階的なスタートを提案する
いきなり定期的な訪問を求めるのではなく、まずは「試験的に1回だけ」「授業参観と同じタイミングで」など、園や学校の負担が少ない形から始める提案も有効です。
実際に訪問支援を体験してもらうことで、「思っていたより良かった」と理解が深まることが多いのです。
もし拒否されたらどうすればいい?
万が一、園や学校から保育所等訪問支援を断られてしまった場合でも、諦める必要はありません。
1. 拒否の理由を丁寧に聞く
まずは、なぜ受け入れが難しいのか、具体的な理由を聞きましょう。多くの場合、理由を聞くことで解決策が見えてきます。
「時間的に難しい」→ 訪問のタイミングを柔軟に調整する
「どう対応すればいいかわからない」→ 事業所から詳しい説明をしてもらう
「前例がない」→ 同じ市内の他校での実施例を紹介してもらう
2. 教育委員会や自治体に相談する
さいたま市では、教育委員会や各区の障害福祉課に相談することができます。
保育所等訪問支援は保護者の権利として認められているサービスです。正当な理由なく拒否することは本来あってはならないことです。自治体が間に入ることで、園や学校との調整がスムーズになることもあります。
さいたま市の相談窓口:
- さいたま市教育委員会 特別支援教育室
- 各区役所 支援課(浦和区、南区、桜区など)
- さいたま市発達障害者支援センター
3. 別の訪問支援事業所に相談する
事業所によって、園や学校との連携ノウハウや実績は異なります。
もし最初の事業所でうまくいかなかった場合は、園や学校との連携実績が豊富な別の事業所に相談してみるのも一つの方法です。地域での信頼関係がある事業所は、園や学校からも受け入れられやすい傾向があります。
4. 段階的なアプローチを再提案する
一度断られても、時間を置いて再度提案することで、受け入れてもらえることもあります。
- まずは保護者と先生との定期的な面談から始める
- 放課後等デイサービスや児童発達支援での様子を共有する
- 学期が変わるタイミングで再度相談する
焦らず、信頼関係を築きながら進めることが大切です。
FabriCoが大切にする丁寧な連携アプローチ
さいたま市浦和区上木崎に拠点を置くFabriCoでは、2025年11月から保育所等訪問支援サービスを開始します。
FabriCoの連携3ステップ
ステップ1:保護者との丁寧なヒアリング
まずは保護者の方から、お子さまの園や学校での困りごと、ご家庭での様子、訪問支援に期待することなどを詳しくお聞きします。
ステップ2:園・学校への事前説明と調整
保護者の了解を得た上で、園や学校に連絡し、訪問支援の目的や方法について丁寧に説明します。先生方のご不安やご質問にも、一つひとつお答えします。
ステップ3:訪問後のフィードバックと継続的な連携
訪問後には必ず先生方とお話しし、お子さまの様子や今後の支援方法について一緒に考えます。保護者にも訪問の内容を報告し、家庭・園(学校)・事業所の三者が連携する体制を作ります。
FabriCoならではの強み
1. 放デイ・児発両方の運営実績を活かした支援
FabriCoは、児童発達支援(未就学児)と放課後等デイサービス(小学生以上)の両方を運営しています。
そのため、保育園・幼稚園から小学校・中学校まで、成長段階に応じた一貫した支援が可能です。「幼稚園で訪問支援を受けていたスタッフが、小学校でも関われる」という継続性は、園や学校にとっても安心材料になります。
2. ロボット・プログラミング施設としての実績が信頼につながる
FabriCoは、ロボット・プログラミングやものづくりを通じた療育で地域に知られています。
ただし、訪問支援ではプログラミング指導を行うわけではありません。日頃から「できた!」を大切にしてきた経験を活かし、お子さまのコミュニケーションサポートや、集団生活での小さな成功体験を積み重ねる支援を行います。
施設での実績があることで、園や学校からも「しっかりした事業所だ」と信頼していただきやすくなります。
3. 相談支援事業所併設の総合力
FabriCoには、相談支援事業所「Un-School 計画 相談支援」が併設されています。
サービス等利用計画の作成や、教育委員会との調整サポートなど、訪問支援をスムーズに導入するための包括的な支援が可能です。万が一、園や学校との調整が難航した場合も、相談支援専門員がサポートします。
園・学校を尊重する姿勢
FabriCoが最も大切にしているのは、園や学校の先生方への敬意と協力の姿勢です。
- 先生方の指導を批判するのではなく、専門的な視点から一緒に考える
- 園や学校のスケジュールや方針を尊重する
- 訪問後には必ず丁寧なフィードバックを行う
- お子さまの成長を共に喜び合える関係を築く
「外部から来て指摘する専門家」ではなく、「一緒にお子さまを支えるパートナー」として関わることを何より大切にしています。
さいたま市浦和区・南区・桜区エリアの支援体制
FabriCoはさいたま市浦和区上木崎に位置し、JR与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分の好立地です。
浦和区・南区・桜区の教育環境と訪問支援
さいたま市は全国トップクラスの英語教育「グローバル・スタディ」を実施しており、教育熱心な地域として知られています。
浦和区には高砂小学校、常盤小学校、本太小学校など、人気の高い学校が集まっています。文教地区として教育への関心が高い一方で、新しい取り組みに対して慎重な傾向もあります。
南区には南浦和小学校、向小学校、大谷口小学校、文蔵小学校など、地域に根ざした学校が多数あります。
桜区でも、地域の保育園・幼稚園・小学校との連携が進んでいます。
地域の特性を理解した支援
教育熱心な地域だからこそ、「より良い支援とは何か」を一緒に考える姿勢が求められます。
FabriCoは浦和区を拠点としながらも、南区、桜区、緑区など近隣エリアの保育園・幼稚園・小学校・中学校への訪問支援に対応しています。地域の教育環境や各校の特色を理解した上でのサポートを心がけています。
よくある質問(Q&A)
Q1. 保育所等訪問支援は必ず受け入れてもらえますか?
A. 保育所等訪問支援は保護者の権利として認められているサービスですが、実際には訪問先の理解と協力が必要です。
正当な理由なく拒否されることは本来あってはなりませんが、園や学校にも事情があります。FabriCoでは、事前に丁寧な説明と調整を行うことで、できる限りスムーズな導入を目指します。
Q2. 幼稚園と小学校の両方で訪問支援を受けることはできますか?
A. はい、可能です。むしろ、就学前から小学校への移行期に一貫した支援を受けることは、お子さまにとって大きなメリットがあります。
FabriCoは児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を運営しているため、幼稚園から小学校へのスムーズな移行をサポートできます。
Q3. 訪問支援で具体的に何をしてもらえますか?
A. お子さまへの直接的な声かけや見守り、先生方への環境調整の提案、保護者と園・学校の橋渡しなどを行います。
ロボットやプログラミングの指導を行うわけではありません。 お子さまのコミュニケーションサポートや、集団生活での困りごとへの相談、支援方法の検討を中心に行います。
Q4. 訪問支援を断られた経験があるのですが、FabriCoでも難しいでしょうか?
A. 一度断られた経験があっても、事業所が変わることで受け入れられるケースは少なくありません。
FabriCoでは、園や学校との連携実績を活かし、丁寧な事前調整を行います。また、相談支援事業所が併設されているため、必要に応じて自治体との調整もサポートできます。まずはお気軽にご相談ください。
Q5. 保育園ではOKだったのに、小学校で断られることはありますか?
A. 残念ながら、園と学校では対応が異なる場合があります。
保育園や幼稚園は福祉的な側面が強く、訪問支援への理解が進んでいる傾向があります。一方、小学校は教育機関としての性格が強く、授業への影響などを懸念されることもあります。
FabriCoでは、保育園での訪問実績を活かして小学校への説明を行うなど、スムーズな移行をサポートします。
Q6. 特別支援学級でも訪問支援は必要ですか?
A. 特別支援学級に在籍していても、訪問支援を利用する意義は十分にあります。
特別支援学級でも集団生活での困りごとはありますし、通常学級との交流の場面でのサポートも重要です。また、学校と放課後等デイサービスでの様子を共有することで、より一貫した支援が可能になります。
Q7. 中学校でも訪問支援は利用できますか?
A. はい、中学校でも利用可能です。
思春期特有のコミュニケーションの課題や、学習面での困りごと、部活動や学校行事での支援など、中学校ならではのニーズがあります。FabriCoは小学校から中学校への移行期もサポートします。
Q8. 訪問支援の頻度はどれくらいですか?
A. お子さまの状況やニーズに応じて、月1〜2回程度が一般的です。
受給者証に記載された支給量の範囲内で、ご家庭のご希望と園・学校のご都合を調整しながら決定します。最初は様子を見ながら始めて、必要に応じて頻度を調整することも可能です。
Q9. 訪問支援と放課後等デイサービスは併用できますか?
A. はい、併用が可能です。むしろ両方を組み合わせることで、より効果的な支援が期待できます。
FabriCoでは、施設でのロボット・プログラミングやものづくり活動と、園・学校での訪問支援を組み合わせることで、お子さまの「できた!」を施設から日常生活へつなげる一貫した支援を提供しています。
Q10. さいたま市以外の園・学校でも対応していますか?
A. さいたま市浦和区を中心に、南区、桜区、緑区、中央区など近隣エリアの園・学校への訪問に対応しています。
川口市、蕨市、戸田市など隣接市については、個別にご相談ください。エリアによっては対応可能な場合もあります。
まとめ:子どもを中心に、みんなで支える体制づくり
保育所等訪問支援が園や学校に「拒否される」という不安は、実はお互いの理解不足やコミュニケーション不足から生まれるものです。
保育園・幼稚園・小学校・中学校、それぞれに大切にしている教育方針や運営上の事情があります。その事情を理解し、尊重しながら、丁寧にコミュニケーションを重ねることで、多くの場合、協力体制を築くことができます。
大切なのは、お子さまを中心に、保護者・園(学校)・事業所の三者が協力する姿勢です。
FabriCoは、2025年11月から保育所等訪問支援をスタートします。放課後等デイサービスと児童発達支援の両方を運営し、ロボット・プログラミング・ものづくりを通じた療育で培った経験を活かして、お子さまの成長を園・学校・家庭と一緒に支えていきます。
「訪問支援を受けたいけど、園や学校に断られないか心配」という方、「一度断られてしまったけど諦めたくない」という方は、ぜひFabriCoにご相談ください。一緒に、お子さまにとって最良の支援体制を作りましょう。
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