はじめに
与野駅周辺の保育園・幼稚園に通われているお子様の保護者の皆さま。「うちの子、言葉が遅いかも」「お友達とのコミュニケーションが上手くいかない」「集団行動が苦手みたい」といった発達に関する不安を感じたことはありませんか?
こうした悩みは、多くの保護者が経験するものです。お子様の発達には個人差がありますが、早期に適切な支援を受けることで、より良い成長を促すことができます。この記事では、児童発達支援の基本的な目的から具体的な使い方まで、与野エリアの保護者の皆さまに向けて分かりやすく解説します。
目次
- 与野駅周辺の保育園・幼稚園環境
- 発達の不安を感じたときの対処法
- 児童発達支援とは?基本的な目的と仕組み
- 児童発達支援の具体的な使い方
- FabriCoの独自のものづくり療育
- 近隣エリアからの利用も便利
- 相談支援事業所の活用方法
- 利用開始までの流れ
- よくある質問
与野駅周辺の保育園・幼稚園環境
主要な保育園・幼稚園
与野駅周辺には多くの優れた保育園・幼稚園があります。代表的な施設をご紹介します:
与野愛仕幼稚園
与野駅から徒歩3分の好立地にある認定こども園。「愛によって互いに仕えなさい」という建学の精神のもと、1931年から長い歴史を持つ教育機関です。保護者からの評価も高く、教育熱心な家庭に支持されています。
淑徳与野幼稚園
淑徳与野中学・高等学校と同じ系列の幼稚園で、質の高い教育プログラムを提供。未就園児向けのクラスも充実しており、制服もリニューアルされるなど、常に時代に合わせた教育環境を整えています。
与野本町幼稚園
与野本町駅前から1〜2分の便利な立地。縦割り活動や課外教育(空手など)も取り入れており、人とのコミュニケーションが学べる環境が整っています。延長保育も柔軟に対応してくれる点が働く保護者に好評です。
与野ひなどり保育園
昭和37年開設の歴史ある認可保育所。仏教保育(生命尊重の保育)に基づき、心豊かな子どもの育成を目指しています。
キッズ大陸さいたま与野園
スポーツを中心とした教育プログラムが特色で、「やればできる・やったらできた!」という成功体験を重視した保育を実践しています。
地域の教育環境の特色
与野駅周辺は交通の便が良く、教育への関心が高い保護者が多い地域です。一方で、多様な子どもたちが通う環境であるからこそ、発達に特性のあるお子様への理解と支援の必要性も高まっています。
発達の不安を感じたときの対処法
よくある発達の不安
保護者の方からよく相談される発達の不安には、以下のようなものがあります:
言語・コミュニケーション面
- 同年代の子と比べて言葉が少ない
- 質問に答えられない、会話が成り立ちにくい
- 自分の気持ちを伝えるのが苦手
社会性・人間関係面
- お友達と遊ぶのが苦手
- 集団行動についていけない
- 順番を待つのが難しい
日常生活スキル面
- 着替えやトイレが一人でできない
- 食事のマナーが身につかない
- 片付けができない
早期発見・早期支援の重要性
発達に関する不安を感じた場合、「様子を見る」だけでなく、専門機関に相談することが大切です。早期に適切な支援を受けることで、以下のようなメリットがあります:
- 子どもの困りごとを早期に軽減できる
- 社会生活における困難さが起こりにくくなる
- 保護者の不安や負担も軽減される
- 小学校入学への準備がしっかりできる
児童発達支援とは?基本的な目的と仕組み
児童発達支援の定義
児童発達支援とは、0歳から6歳(未就学児)の障害のある子どもやその可能性のある子どもを対象とした、児童福祉法に基づく通所支援サービスです。
2012年の児童福祉法改正により、それまで障害種別で分かれていた施設が一元化され、身近な地域で適切な支援を受けられるようになりました。
児童発達支援の目的
児童発達支援には、大きく4つの支援の柱があります:
1. 本人支援(発達支援)
- 日常生活における基本的な動作の習得
- 知識・技能の獲得
- 集団生活への適応訓練
- コミュニケーション能力の向上
2. 移行支援
- 保育園・幼稚園との連携
- 小学校入学への準備支援
- 環境変化への適応サポート
3. 家族支援
- 保護者への相談支援
- 家庭での関わり方のアドバイス
- 保護者同士の交流機会の提供
4. 地域支援
- 地域の保育園・幼稚園との連携
- 地域全体での子育て支援体制の構築
5つの発達領域へのアプローチ
児童発達支援では、以下の5つの領域において、きめ細かな支援を行います:
健康・生活領域
- 着替え、食事、トイレなどの基本的生活スキル
- 健康に関する知識と習慣の習得
- 規則正しい生活リズムの確立
運動・感覚領域
- 粗大運動・微細運動の発達促進
- バランス感覚や協調性の向上
- 感覚統合の支援
認知・行動領域
- 問題解決能力の育成
- 集中力・注意力の向上
- 適切な行動パターンの学習
言語・コミュニケーション領域
- 言葉の理解と表現力の向上
- 非言語コミュニケーションの習得
- 会話スキルの発達
人間関係・社会性領域
- 他者との関わり方の学習
- 社会的ルールの理解
- 協調性・協力性の育成
児童発達支援の具体的な使い方
利用パターンの種類
児童発達支援の利用方法は、お子様のニーズや家庭の状況に応じて選択できます:
毎日通園タイプ
- 保育園のように月〜金曜日に通園
- より集中的な支援を受けられる
- 生活リズムの確立に効果的
週数回通園タイプ
- 週2〜3回程度の通園
- 保育園・幼稚園と併用可能
- 習い事感覚で利用できる
個別支援中心タイプ
- マンツーマンでの支援
- お子様のペースに合わせた療育
- 特定の課題に集中的にアプローチ
小集団支援タイプ
- 2〜5人程度のグループ活動
- 社会性の育成に効果的
- 年齢や発達段階に応じたグループ編成
1日の流れの例
児童発達支援での1日のスケジュール例をご紹介します:
午前の部(10:00〜12:00)
- 10:00 朝の会(あいさつ、出席確認)
- 10:15 自由遊び・個別課題
- 11:00 集団活動(運動遊び、制作活動など)
- 11:45 片付け・振り返り
- 12:00 お帰りの会
午後の部(14:00〜16:00)
- 14:00 午後の会
- 14:15 個別療育・小集団活動
- 15:00 おやつタイム
- 15:30 創作活動・外遊び
- 15:50 片付け・振り返り
- 16:00 お帰りの会
利用料金と負担軽減制度
基本的な料金体系
- 利用料の1割が自己負担(9割は公費負担)
- 1回あたり1,000円前後が一般的
- 世帯収入に応じて月額上限あり
幼児教育・保育の無償化
- 満3歳になった後の4月1日から3年間が対象
- 利用者負担が無料になる制度
負担上限額(月額)
- 非課税世帯:0円
- 年収約890万円まで:4,600円
- 年収約890万円超:37,200円
FabriCoの独自のものづくり療育
ものづくりを中心とした療育アプローチ
FabriCoでは、他の児童発達支援施設とは一線を画す「ものづくり」を中心とした独自の療育を提供しています。「Fabrication(ものづくり)」をテーマに、実際に手を動かして何かを作り上げる体験を通じて、お子様の創造性と自己肯定感を育てています。
デジタル系ものづくり活動
ロボット・プログラミング
- 年齢に応じたプログラミング学習
- 論理的思考力の育成
- 問題解決能力の向上
STEM教育プログラム
- 科学・技術・工学・数学の統合的学習
- 創造性と分析力の同時育成
- 未来への準備としてのデジタルリテラシー向上
アナログ系ものづくり活動
工作・創作活動
- 季節に応じた制作物
- 手先の器用さと集中力の向上
- 創造力と表現力の育成
料理・お菓子作り
- 生活スキルの習得
- 手順を守る力の育成
- 五感を使った学習体験
対話的な学びの重視
FabriCoでは、ものづくりを通した対話的な学びを大切にしています:
- 作品について話し合う機会の提供
- 制作過程の振り返り活動
- 他者の作品を鑑賞し評価する体験
- 自分の気持ちや考えを表現する練習
個別から小集団まで柔軟な支援
お子様の特性や発達段階に応じて、最適な支援形態を選択:
- 個別支援:マンツーマンでの丁寧な指導
- 小集団支援:2〜4人での協働制作
- 年齢別活動:発達段階に応じたプログラム
- 興味別活動:お子様の関心に合わせた内容
近隣エリアからの利用も便利
アクセスの良さ
FabriCoは与野駅から徒歩7分、さいたま新都心駅から徒歩8分の好立地にあり、与野駅周辺の保育園・幼稚園に通うお子様にとって非常に通いやすい環境です。
送迎サービス
現在、大宮南エリアと上木崎エリアに送迎サービスを提供しています。安全で確実な送迎により、保護者の方の負担を軽減しています。
近隣エリアとの連携
北与野駅周辺
東京成徳短期大学附属第二幼稚園やむつみ幼稚園など、質の高い教育機関が多い地域。これらの園に通うお子様も、FabriCoの療育プログラムを併用することで、より充実した発達支援を受けることができます。
与野本町駅周辺
与野本町幼稚園や青いとり幼稚園、与野本町駅前保育所など、多様な選択肢がある地域。駅からのアクセスも良好で、お仕事をされている保護者の方にも利用しやすい環境です。
さいたま新都心駅周辺
都市部でありながら子育て支援が充実したエリア。FabriCoへのアクセスも良く、質の高い療育サービスを受けることができます。
相談支援事業所の活用方法
FabriCo併設の相談支援事業所
FabriCoには「こども相談支援 Un-School 計画 相談支援」が併設されており、障害福祉サービスの利用に関する総合的なサポートを提供しています。
主な支援内容
サービス等利用計画の作成
- お子様の状況や家庭のご希望を丁寧にお聞きし、専門員が一緒に最適な計画を作成
- 複数のサービスを利用する場合の調整も対応
定期的なモニタリング
- 半年に一度程度、支援内容の効果を見直し
- 成長に合わせた計画の調整
- 新たなニーズへの対応
申請・手続きのサポート
- 受給者証申請の手続き支援
- 複雑な書類作成のサポート
- 関係機関との連絡調整
相談支援事業所利用のメリット
専門的な視点での支援 制度に精通した専門家が、お子様に最適な支援プランを提案します。
保護者の負担軽減 複雑な手続きや書類作成を専門スタッフがサポートし、保護者の方の負担を軽減します。
継続的なサポート 定期的な見直しにより、お子様の成長に合わせた最適な支援を継続的に提供します。
利用開始までの流れ
Step 1: 相談・見学
まずはFabriCoにお気軽にお問い合わせください。実際の活動の様子をご見学いただき、お子様に合った支援内容かどうかをご確認いただけます。
Step 2: 相談支援事業所での相談
併設の相談支援事業所で、お子様の状況や保護者の方のご希望をお聞きし、最適な支援プランを一緒に考えます。
Step 3: 受給者証の申請
さいたま市の福祉課で受給者証の申請を行います。相談支援専門員が手続きをサポートしますので、安心してお任せください。
Step 4: サービス等利用計画の作成
相談支援専門員と一緒に、お子様のニーズに合わせた具体的な利用計画を作成します。
Step 5: 契約・利用開始
受給者証が交付されたら、FabriCoと利用契約を結び、療育プログラムがスタートします。
Step 6: 定期的な見直し
定期的にモニタリングを行い、お子様の成長に合わせて支援内容を見直しながら、継続的にサポートしていきます。
よくある質問
Q1: 与野愛仕幼稚園に通っていますが、児童発達支援と併用できますか?
A1: はい、併用可能です。多くのお子様が保育園・幼稚園と児童発達支援を併用しています。与野愛仕幼稚園は与野駅から徒歩3分、FabriCoは徒歩7分と近い距離にあるため、非常に通いやすい環境です。幼稚園での集団生活とFabriCoでの個別・小集団療育を組み合わせることで、より効果的な発達支援が期待できます。
Q2: まだ診断は受けていませんが、利用できますか?
A2: はい、医学的な診断名や障害者手帳がなくても児童発達支援は利用できます。「言葉が遅い」「お友達と遊ぶのが苦手」「集中力が続かない」といった発達に関する不安がある場合、まずはご相談ください。必要に応じて専門機関への相談も含めてサポートいたします。
Q3: 工作やプログラミングが苦手な子でも大丈夫ですか?
A3: もちろん大丈夫です。FabriCoでは「ものづくり」といっても、工作からプログラミング、料理まで様々な活動があります。お子様の興味や得意分野から始めて、徐々に新しいことにチャレンジしていけるよう支援します。「できた!」という成功体験を大切にし、自己肯定感を育てることを重視しています。
Q4: 幼児でもプログラミングはできますか?
A4: はい、年齢と発達段階に合わせてプログラミング体験を提供しています。幼児の場合は、画面をタッチしてキャラクターを動かしたり、簡単なブロックを並べて命令を作ったりと、遊び感覚でプログラミング的思考に触れていきます。論理的思考力の基礎を楽しみながら育てることができます。
Q5: 利用頻度はどのように決まりますか?
A5: お子様の発達ニーズや保護者の方のご希望に応じて、週1回〜5回まで柔軟に対応しています。保育園・幼稚園との併用の場合は週2〜3回、集中的な支援が必要な場合は毎日の利用も可能です。受給者証に記載される支給日数の範囲内で利用していただけます。
Q6: 他の児童発達支援事業所との違いは何ですか?
A6: FabriCoの最大の特徴は「ものづくり」を中心とした療育アプローチです。他の事業所が運動療育や学習支援に特化している中で、創作活動を通じて子どもたちの創造性と自己肯定感を育てることに特化しています。また、多機能型事業所として児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を提供しているため、就学後も継続して利用できる点も大きなメリットです。
Q7: 保護者の見学や参加はできますか?
A7: はい、保護者の方の見学は歓迎しています。お子様の療育の様子をご覧いただいたり、家庭での関わり方についてアドバイスを受けたりすることができます。また、保護者向けの相談や学習会も定期的に開催しています。
Q8: 小学校入学準備はしてもらえますか?
A8: はい、小学校入学準備も重要な支援の一つです。学校生活に必要な基本的なスキル(座っていられる、話を聞く、指示に従うなど)の習得や、文字・数字への興味を育てる活動も行います。また、必要に応じて就学先の学校との連携も行います。
Q9: 送迎サービスの対象エリアは?
A9: 現在、大宮南エリアと上木崎エリアに送迎サービスを提供しています。与野駅周辺にお住まいの方は、今後送迎エリアの拡大により、さらに利用しやすくなる可能性があります。詳しくはお問い合わせください。
Q10: 相談支援事業所の利用は必須ですか?
A10: 児童発達支援を利用するためには「サービス等利用計画」が必要です。この計画は相談支援事業所で作成してもらうか、保護者がセルフプランとして作成するかのどちらかです。FabriCoには相談支援事業所が併設されているため、ワンストップでサポートを受けることをお勧めします。
Q11: 費用はどのくらいかかりますか?
A11: 児童発達支援は障害児通所給付費の対象で、利用料の1割が自己負担となります。1回あたり1,000円前後が一般的で、世帯収入に応じて月額上限(0円〜37,200円)が設定されています。3〜5歳のお子様は幼児教育・保育の無償化制度の対象となり、利用者負担が無料になります。
Q12: どのタイミングで利用を始めるのが良いですか?
A12: 「お子様の発達が気になった時」が最適なタイミングです。1歳半検診や3歳児検診で指摘を受けた場合や、保育園・幼稚園の先生から相談を受けた場合、小学校入学を控えて不安を感じた場合など、様々なタイミングがあります。早期に支援を開始することで、より良い成長を促すことができます。
まとめ
与野駅周辺は、与野愛仕幼稚園、淑徳与野幼稚園、与野本町幼稚園、与野ひなどり保育園など、質の高い保育園・幼稚園が多数ある恵まれた教育環境です。一方で、発達に特性のあるお子様への支援ニーズも高まっており、児童発達支援の重要性が増しています。
児童発達支援の目的と効果
- 早期の適切な支援により、発達の困りごとを軽減
- 社会生活における困難さを予防
- 小学校入学への準備と自信の獲得
- 保護者の不安軽減と子育て支援
FabriCoの独自性
- ものづくりを中心とした創造的な療育アプローチ
- プログラミングから工作まで幅広い活動
- 個別支援から小集団活動まで柔軟な対応
- 多機能型事業所として継続的な支援提供
- 併設の相談支援事業所によるワンストップサービス
利用のポイント
- 保育園・幼稚園との併用が可能
- 医学的診断がなくても利用可能
- 3〜5歳は無償化制度の対象
- お子様のペースに合わせた個別プログラム
児童発達支援は、お子様の持つ可能性を最大限に引き出し、将来の自立と社会参加を目指すための重要なサービスです。発達に関する不安を感じたら、一人で悩まずに専門機関に相談することから始めましょう。
FabriCoでは、ものづくりを通じた新しい療育の可能性を探求し、お子様一人ひとりの「作りたい」「知りたい」という気持ちを大切にした支援を提供しています。まずはお気軽に見学にお越しください。
FabriCoへのお問い合わせ・見学申し込み
🌐 公式サイト: https://fabrico.fun
📞 相談支援事業所: https://fabrico.fun/consultation/
📋 利用の流れ: https://fabrico.fun/howto/
与野駅近隣の保護者の皆さまのお問い合わせをお待ちしています。お子様の発達に関する不安や疑問も、まずはお気軽にご相談ください。ものづくりを通じた療育で、お子様の新たな可能性を一緒に発見してみませんか?
