さいたま市で不登校に悩んだら?フリースクールと放デイの違い・相談先の増やし方【2025年版】

目次

  1. 不登校とは?さいたま市の現状
  2. フリースクールと放課後等デイサービスの違いを知ろう
  3. まず大切なのは「相談先を増やすこと」
  4. さいたま市と近隣地域の不登校支援について
  5. 不登校のお子さんが放課後等デイサービスを利用するメリット
  6. FabriCoが不登校のお子さんにできること
  7. よくある質問(Q&A)
  8. まとめ:一人で抱え込まず、相談先を増やしましょう

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不登校とは?さいたま市の現状

増え続ける不登校の子どもたち

文部科学省の調査によると、全国的に不登校の児童生徒数は年々増加傾向にあります。さいたま市でも例外ではなく、小学校・中学校ともに不登校で悩むお子さんとご家族が増えています。

不登校とは、「年間30日以上欠席し、その理由が病気や経済的理由ではないもの」を指します。理由は様々で、以下のようなケースがあります:

  • 友人関係のトラブル
  • 学習についていけない不安
  • 先生や学校との関係
  • 発達特性による集団生活の困難
  • 感覚過敏(音、光、匂いなど)
  • 起立性調節障害などの身体的要因
  • きっかけがはっきりしない不安

大切なのは、不登校は「怠け」ではなく、お子さんが何かに困っているサインだということです。

「学校に行かせなきゃ」と焦らないで

お子さんが学校に行けなくなると、多くの保護者の方が「なんとか学校に戻さなきゃ」と焦ってしまいます。でも、無理に登校を促すことが、かえってお子さんを追い詰めてしまうこともあります。

まず必要なのは、お子さんが安心できる居場所を確保すること、そして保護者の方が相談できる場所を増やすことです。


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フリースクールと放課後等デイサービスの違いを知ろう

不登校のお子さんの居場所として、「フリースクール」と「放課後等デイサービス(放デイ)」があります。この2つは異なるサービスですが、どちらもお子さんにとって大切な選択肢です。

フリースクールとは

フリースクールは、様々な理由で学校に行けない子どもたちが通える民間の教育施設です。

フリースクールの特徴:

  • 学校の代わりとなる居場所
  • 自由度の高い学習プログラム
  • 少人数での活動が多い
  • 学校復帰を目指す場合もあれば、別の進路を考える場合も
  • 費用は施設によって様々(月額2万円~5万円程度が多い)

さいたま市や近隣地域(川口市、上尾市、川越市など)にも複数のフリースクールがあり、それぞれ特色ある活動をしています。

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービス(放デイ)は、障害のある、または発達に特性のある6歳~18歳のお子さんが利用できる福祉サービスです。

放課後等デイサービスの特徴:

  • 受給者証があれば利用できる(自治体の認定が必要)
  • 利用料は世帯収入に応じて0円~4,600円/月程度
  • 放課後や長期休暇に利用
  • 発達支援の専門スタッフがいる
  • 個別支援計画に基づいた療育を提供
  • 学校との併用が基本

どちらを選べばいい?

フリースクールが向いているケース:

  • 学校とは違う学びの場を求めている
  • 不登校の理由が学校のシステムや環境に合わないこと
  • 発達障害の診断はないが、集団生活に困難を感じている

放課後等デイサービスが向いているケース:

  • 発達障害の診断がある、または発達特性がある
  • 療育的な支援を受けながら成長したい
  • 学校との併用を考えている
  • 経済的負担を抑えたい

実は、フリースクールと放デイを併用している方もいます。たとえば、午前中はフリースクールで過ごし、午後は放デイでプログラミングやロボット製作に取り組む、といった使い方です。

どちらが良い・悪いではなく、お子さんの状態や家族の状況に合わせて選ぶことが大切です。


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まず大切なのは「相談先を増やすこと」

一人で抱え込まないで

不登校に悩む保護者の方の多くが、「誰に相談すればいいかわからない」「恥ずかしくて相談できない」と感じています。でも、不登校は決して珍しいことではなく、サポートを求めることは当然の権利です。

相談先を増やすことで、以下のようなメリットがあります:

1. 多角的な視点でお子さんを理解できる

学校の先生、スクールカウンセラー、医療機関、相談支援事業所など、それぞれ異なる専門性を持っています。複数の視点からアドバイスをもらうことで、お子さんに本当に必要な支援が見えてきます。

2. 保護者の方の心の負担が軽くなる

不登校の悩みを共有できる場所があるだけで、心が軽くなります。「自分だけじゃない」「こんな選択肢もあるんだ」と知ることが、次の一歩につながります。

3. 支援サービスの情報が得られる

フリースクール、放課後等デイサービス、カウンセリング、通信制高校など、様々な選択肢の情報を得られます。さいたま市内だけでなく、川口市や上尾市など近隣地域の情報も含めて、お子さんに合った居場所を見つけやすくなります。

どこに相談すればいい?

学校関係:

  • 担任の先生、養護教諭
  • スクールカウンセラー
  • 教育相談室

公的機関:

  • さいたま市教育相談室(各区)
  • さいたま市総合教育相談室
  • 児童相談所
  • 発達障害者支援センター

民間:

  • 相談支援事業所
  • 心療内科・児童精神科
  • フリースクール
  • 放課後等デイサービスの相談窓口

特に、相談支援事業所は無料で利用でき、発達特性の観点から不登校を支援してくれるので、おすすめの相談先の一つです。


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さいたま市と近隣地域の不登校支援について

さいたま市の取り組み

さいたま市は、10区それぞれに教育相談室を設置しており、不登校に関する相談ができます。大宮区、浦和区、南区、見沼区、中央区、北区、西区、桜区、緑区、岩槻区、それぞれの地域性に合わせた支援体制を整えています。

また、市内には適応指導教室(教育支援センター)もあり、学校復帰を目指すお子さんのサポートをしています。

フリースクールの選択肢

さいたま市内には複数のフリースクールがあり、それぞれ特色ある活動をしています。アート活動に力を入れているところ、学習支援を重視しているところ、自然体験を大切にしているところなど、お子さんの興味や特性に合わせて選べます。

川口市、上尾市、川越市、戸田市など近隣地域にもフリースクールがあるので、通いやすさや活動内容を比較して選ぶといいでしょう。

放課後等デイサービスの選択肢

さいたま市内には多数の放課後等デイサービスがあり、それぞれ特色ある療育を提供しています。運動療育に力を入れているところ、学習支援を重視しているところ、音楽や芸術活動を取り入れているところなど様々です。

近年増えているのが、プログラミングやロボット製作を活用した療育です。特に不登校のお子さんの中には、機械やコンピューターへの興味が高い子も多く、こうした活動を通じて自信を取り戻すケースも見られます。


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不登校のお子さんが放課後等デイサービスを利用するメリット

「うちの子は学校に行っていないけど、放デイは利用できるの?」という質問をよくいただきます。答えは「はい、利用できます」。

放デイは学校に行っていなくても利用できる

放課後等デイサービスは、「放課後」という名前がついていますが、不登校で学校に行っていないお子さんも利用できます。むしろ、不登校のお子さんにこそ必要なサービスと言えます。

不登校のお子さんが放デイを利用するメリット

1. 専門的な発達支援が受けられる

不登校の背景に発達特性がある場合、適切な療育を受けることで、お子さん自身が「できた!」という成功体験を積み重ねられます。

2. 安心できる居場所ができる

少人数で、発達特性への理解があるスタッフがいる環境は、お子さんにとって安心できる居場所になります。

3. 同じような悩みを持つ仲間と出会える

放デイには、様々な特性を持つお子さんが通っています。学校とは違う人間関係を築くことで、「自分は一人じゃない」と感じられます。

4. 興味・関心を伸ばせる

プログラミング、ロボット、工作、運動など、お子さんの「好き」を伸ばす活動を通じて、自己肯定感を高められます。

5. 経済的負担が少ない

受給者証があれば、世帯収入に応じて月額0円~4,600円程度で利用できます。フリースクールと比べて経済的負担が少ないのも大きなメリットです。


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FabriCoが不登校のお子さんにできること

ロボット・プログラミングを通じた「好き」の発見

さいたま市にあるFabriCo(ファブリコ)は、ロボットやプログラミング、工作・ものづくりを活用した療育に特化した放課後等デイサービス・児童発達支援施設です。

不登校のお子さんの中には、以下のような特徴を持つ子が多くいます:

  • 機械やコンピューターが好き
  • 論理的に考えることが得意
  • 一つのことに深く集中できる
  • ものづくりや創作活動が好き
  • 一人で黙々と取り組むことが得意

こうした特性は、学校という集団の中では「問題」として見られがちですが、FabriCoでは**「強み」として伸ばしていきます**。

FabriCoの特徴

1. 児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を提供

未就学児から高校生まで、年齢に応じた支援を一貫して受けられます。小さいころから通い続けることで、お子さんの成長を長期的にサポートできます。

2. 専門性の高いスタッフ

プログラミングやロボット製作の知識を持つスタッフが、お子さん一人ひとりの特性に合わせた支援を提供します。

3. 少人数での活動

大人数が苦手なお子さんでも安心して過ごせる環境です。自分のペースで活動できます。

4. 成功体験を積み重ねられる

「プログラムが動いた!」「ロボットが思い通りに動いた!」という成功体験が、お子さんの自信につながります。

5. 相談支援事業所を併設

FabriCoには相談支援事業所が併設されており、不登校の悩みや子育ての相談、学校との関係についても相談できます。療育と相談を一か所で受けられるので、保護者の方の負担も軽減できます。

保育所等訪問支援で学校との橋渡しも

FabriCoでは2025年11月から「保育所等訪問支援」を開始します。これは、専門スタッフがお子さんの学校を訪問して、学校での過ごし方や環境調整について先生方と一緒に考えるサービスです。

「学校に戻りたいけど不安」「学校の先生とどう連携すればいいかわからない」という場合に、FabriCoのスタッフが橋渡し役となります。

※訪問先でロボットやプログラミングを行うわけではなく、お子さんが学校で安心して過ごせるよう環境調整や先生方への助言を行います。

FabriCoは「フリースクール」ではありません

大切なことなので改めてお伝えすると、FabriCoは放課後等デイサービス・児童発達支援であり、フリースクールではありません。

学校の代わりに一日中通う場所ではなく、放課後や長期休暇に利用する療育施設です。ただし、不登校で学校に行っていない時間帯に利用することは可能ですし、実際に多くのお子さんが利用しています。

フリースクールと放デイ、それぞれに良さがあります。お子さんの状態に合わせて、どちらか一方、あるいは両方を利用することも選択肢の一つです。

詳しくはFabriCoのサイトへ

FabriCoトップページ: https://fabrico.fun

相談支援事業所について: https://fabrico.fun/consultation/

保育所等訪問支援について: https://fabrico.fun/visit/

ご利用の流れ: https://fabrico.fun/howto/


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よくある質問(Q&A)

Q1. 不登校の子どもは放課後等デイサービスを利用できますか?

A. はい、利用できます。「放課後」という名前がついていますが、学校に通っていないお子さんも利用可能です。受給者証があれば、平日の日中でも利用できます。

Q2. フリースクールと放デイ、どちらを選べばいいですか?

A. お子さんの状態や家族の状況によって異なります。発達特性があり、療育的な支援が必要な場合は放デイ、学校とは違う学びの場を求める場合はフリースクールが向いています。ただし、両方を併用することも可能です。まずは相談支援事業所や各施設に相談してみましょう。

Q3. 受給者証がないと放デイは使えませんか?

A. 放課後等デイサービスを利用するには受給者証が必要です。受給者証の取得には、お住まいの自治体(さいたま市の場合は各区の支援課)での手続きが必要です。相談支援事業所に相談すれば、手続きのサポートもしてもらえます。

Q4. 不登校の理由がはっきりしないのですが、相談してもいいですか?

A. もちろんです。不登校の理由がはっきりしないケースはとても多いです。相談支援事業所では、お子さんの様子を丁寧にヒアリングし、背景にある要因を一緒に考えてくれます。

Q5. ロボットやプログラミングに興味がない子でも大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。最初は興味がなくても、実際に触れてみると夢中になるお子さんも多いです。また、FabriCoでは工作やものづくりも行っているので、お子さんの興味に合わせた活動を提案できます。

Q6. 他の子どもと一緒に活動するのが苦手なのですが…

A. 放デイは少人数での活動が基本です。FabriCoでも、お子さんのペースに合わせて、最初は個別で活動したり、スタッフと1対1で取り組んだりすることもできます。徐々に他のお子さんとの関わりを増やしていくことも可能です。

Q7. 学校復帰を目指していますが、放デイは利用できますか?

A. はい、利用できます。放デイで自信をつけながら、徐々に学校復帰を目指すお子さんも多いです。FabriCoの保育所等訪問支援を活用すれば、学校との連携もスムーズになります。

Q8. 週に何回くらい通えばいいですか?

A. お子さんの状態や受給者証の支給日数によって異なります。週1回から毎日まで、様々なパターンがあります。相談支援専門員と一緒に、お子さんに合った利用計画を立てることができます。

Q9. 長期休暇だけの利用はできますか?

A. はい、可能です。夏休みや冬休みなど、長期休暇のみの利用もできます。不登校のお子さんの場合、長期休暇に生活リズムが崩れがちなので、放デイを利用して規則正しい生活を送ることもおすすめです。

Q10. 保育所等訪問支援とは何ですか?

A. 保育所等訪問支援は、専門スタッフがお子さんの通う学校や園を訪問して、集団生活のサポートを行うサービスです。先生方へのアドバイスや環境調整を行います。FabriCoでは2025年11月からこのサービスを開始予定です。

Q11. 相談支援事業所では何を相談できますか?

A. 不登校に関する悩み、発達の心配、子育ての困りごと、学校との関係、進路の悩みなど、幅広く相談できます。FabriCoの相談支援事業所では、療育施設と連携しながら総合的なサポートを提供しています。

Q12. 費用はどのくらいかかりますか?

A. 放課後等デイサービスの利用料は、世帯収入に応じて月額0円~4,600円程度です。受給者証があれば、負担額の上限が決まっているので安心です。相談支援事業所の利用は基本的に無料です。


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まとめ:一人で抱え込まず、相談先を増やしましょう

お子さんが不登校になったとき、保護者の方が一人で悩みを抱え込んでしまうことはとても多いです。でも、不登校は決して恥ずかしいことではなく、お子さんが何かに困っているサインです

まず大切なのは、相談先を増やすこと。学校、教育相談室、相談支援事業所、医療機関、フリースクール、放課後等デイサービスなど、様々な専門家の力を借りながら、お子さんに合った支援を見つけていきましょう。

さいたま市やその近隣地域(川口市、上尾市、川越市、戸田市など)には、不登校のお子さんを支援する様々な場所があります。フリースクールも放課後等デイサービスも、それぞれに良さがあり、お子さんの状態に合わせて選ぶことが大切です。

FabriCoは、ロボット・プログラミング・ものづくりを通じて、お子さんの「好き」を伸ばし、自信を取り戻すお手伝いをします。児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を提供し、相談支援事業所も併設しているので、相談から療育まで一貫したサポートが可能です。

不登校で悩んでいる方、お子さんの居場所を探している方、まずは相談から始めてみませんか?

▼FabriCoについて詳しくはこちら
https://fabrico.fun

▼相談支援事業所で不登校の悩みを相談
https://fabrico.fun/consultation/

▼学校との橋渡し:保育所等訪問支援
https://fabrico.fun/visit/

▼ご利用の流れを確認
https://fabrico.fun/howto/

一人で抱え込まず、まずは相談先を増やすことから始めてみてください。お子さんにとって、そしてご家族にとって、最適な支援が見つかりますように。


※この記事の情報は2025年11月時点のものです。サービス内容や制度は変更される場合がありますので、詳しくは各事業所や自治体にお問い合わせください。

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