【記入例4パターン】セルフプランの書き方完全版|児発・放デイ別、子供のタイプ別に徹底解説

目次

  1. この記事の使い方
  2. セルフプラン記入例の見方
  3. パターン1:児発・コミュニケーションが苦手な幼児(4歳)
  4. パターン2:放デイ・ロボットプログラミングが好きな小学生(7歳)
  5. パターン3:放デイ・友達との関わりが少ない小学生(9歳)
  6. パターン4:児発・多動傾向のある幼児(5歳)
  7. 記入例を参考にする際の注意点
  8. よくある質問(Q&A)
  9. セルフプラン作成で困ったら
  10. まとめ

この記事の使い方

この記事では、セルフプランの具体的な記入例を4パターンご紹介します。

4つのパターン

パターン1:児発・コミュニケーションが苦手な幼児(4歳)

  • サービス:児童発達支援
  • 年齢:4歳(幼稚園年中)
  • 特徴:言葉が少ない、人見知り、工作が好き

パターン2:放デイ・ロボットプログラミングが好きな小学生(7歳)

  • サービス:放課後等デイサービス
  • 年齢:7歳(小学2年生)
  • 特徴:ロボットに夢中、友達とのコミュニケーションは苦手

パターン3:放デイ・友達との関わりが少ない小学生(9歳)

  • サービス:放課後等デイサービス
  • 年齢:9歳(小学4年生)
  • 特徴:一人で過ごすことが多い、工作やものづくりが好き

パターン4:児発・多動傾向のある幼児(5歳)

  • サービス:児童発達支援
  • 年齢:5歳(幼稚園年長)
  • 特徴:じっとしていられない、衝動的に行動する、興味が次々変わる

記入例の活用方法

1. 自分のお子さんに近いパターンを選ぶ
上記の4パターンから、お子さんの年齢や特徴に近いものを選んでください。

2. 記入例をそのまま参考にする
記入例をベースに、お子さんの名前や具体的な状況に合わせて書き換えましょう。

3. 複数のパターンを組み合わせる
お子さんの特徴が複数のパターンにまたがる場合は、それぞれの記入例を参考に、組み合わせて書いても構いません。

注意:記入例はあくまで参考です
記入例をそのままコピーするのではなく、お子さんの実際の状況に合わせて調整してください。


セルフプラン記入例の見方

各パターンで、以下の項目の記入例を掲載しています。

記入項目一覧

  1. 基本情報
  2. これまでの暮らしについて
  3. 生活全体の希望
  4. 目標(短期・長期)
  5. 8つの領域の支援内容
    • 所得・経済基盤
    • 居住環境
    • 健康
    • コミュニケーション
    • 身の回りのこと
    • 社会生活
    • 家族
    • 労働や日中活動
    • その他
  6. 週間計画表
  7. 計画作成者情報

それぞれの項目について、具体的な文章や表で記入例を示します。


パターン1:児発・コミュニケーションが苦手な幼児(4歳)

お子さんのプロフィール

  • 名前:田中 さくら(仮名)
  • 年齢:4歳(平成32年6月生まれ)
  • 状況:幼稚園年中、言葉が少ない、人見知りが強い、工作が好き
  • 利用サービス:児童発達支援(週2回、午前中)
  • 施設名:FabriCo

基本情報

計画案作成日:令和7年1月20日
計画の期間:令和7年2月1日〜令和8年1月31日

利用者氏名:田中 さくら
生年月日:平成32年6月15日(4歳)
住所:さいたま市○○区○○1-2-3
電話番号:048-XXX-XXXX

障害福祉サービス受給者証番号:11XXXXX
通所受給者証番号:21XXXXX
地域相談支援受給者証番号:(該当なし)

計画作成日:令和7年1月20日
次回見直し時期:令和8年1月

これまでの暮らしについて

・4歳の女の子、幼稚園年中に在籍
・言葉が少なく、「ママ」「イヤ」など単語中心のコミュニケーション
・人見知りが強く、初めての場所や人に慣れるのに時間がかかる
・好きなことには集中して取り組める(工作、お絵描き、シール貼りなど)
・手先は器用で、細かい作業が得意
・集団活動では、一人で離れて遊んでいることが多い
・幼稚園では加配の先生がついてサポートしている
・家族構成:父、母、本人、兄(6歳・小学1年生)
・朝の準備や着替えは、声かけがあればできる
・食事は好き嫌いが多いが、少しずつ食べられるものが増えている

生活全体の希望

・工作やものづくりを通して、自信をつけてほしい
・少しずつ言葉を増やし、自分の気持ちを伝えられるようになってほしい
・先生やお友達との関わりを楽しめるようになってほしい
・幼稚園での集団活動に、もっと参加できるようになってほしい
・将来は、お友達と楽しく過ごせる子になってほしい

目標(短期・長期)

短期目標(1〜3ヶ月)

・児童発達支援で、工作活動に週2回参加する
・スタッフに「おはよう」「さようなら」の挨拶ができる
・好きな活動なら、10分間座って取り組める
・「ちょうだい」「かして」など、簡単な要求を言葉で伝えられる
・工作で完成した作品を、家に持ち帰って家族に見せられる

長期目標(3ヶ月〜1年)

・自分の気持ちを2〜3語文で伝えられるようになる(「○○がほしい」など)
・スタッフの仲介があれば、他の子と一緒に活動できる
・初めての活動でも、見学から参加できるようになる
・幼稚園での集団活動に、少しずつ参加できるようになる
・工作やものづくりを通して、「できた!」という達成感を味わう

8つの領域の支援内容

1. 所得・経済基盤に関する希望

やってみたいこと・困っていること:将来、自分の好きなことを仕事にできるように準備したい
そのために必要なこと:好きな活動(工作)を通して、集中力や達成感を育てる
達成する時期:長期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、家族

2. 居住環境に関する希望

やってみたいこと・困っていること:家でも安心して過ごせる環境を整えたい
そのために必要なこと:落ち着いて工作ができるスペースを作る
達成する時期:短期
支える機関:家族

3. 健康に関する希望

やってみたいこと・困っていること:規則正しい生活リズムを身につけたい
そのために必要なこと:児発での活動を通して生活リズムを整える
達成する時期:中期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、家族

4-1. コミュニケーションに関する希望

やってみたいこと・困っていること:言葉でのやりとりができるようになりたい
そのために必要なこと:工作活動の中で、自然に言葉を使う機会を増やす
達成する時期:長期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、幼稚園
支援の回数や時間:週2回、9:00〜12:00

4-2. 身の回りのことに関する希望

やってみたいこと・困っていること:自分で準備や片付けができるようになりたい
そのために必要なこと:活動の中で、道具の片付けを習慣づける
達成する時期:中期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、家族

5. 社会生活に関する希望

やってみたいこと・困っていること:集団活動に参加できるようになりたい
そのために必要なこと:少人数での活動から始め、徐々に慣れる
達成する時期:長期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、幼稚園

6. 家族の希望

やってみたいこと・困っていること:子育ての悩みを相談したい
そのために必要なこと:児発のスタッフや相談支援事業所に相談
達成する時期:随時
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、相談支援事業所

7. 労働や日中活動に関する希望

やってみたいこと・困っていること:幼稚園以外で、楽しく活動できる場所がほしい
そのために必要なこと:工作やものづくりを中心とした療育活動
達成する時期:継続
支える機関:児童発達支援(FabriCo)
支援の回数や時間:週2回、9:00〜12:00
その他留意事項:工作が好きなので、その興味を活かした活動を希望

8. その他

やってみたいこと・困っていること:幼稚園での様子を専門家に見てもらいたい
そのために必要なこと:保育所等訪問支援の利用を検討
達成する時期:必要時
支える機関:保育所等訪問支援事業所(FabriCo)

週間計画表

時間帯
7:00起床起床起床起床起床起床起床
9:00児発(FabriCo)幼稚園幼稚園児発(FabriCo)幼稚園自由時間家族と過ごす
12:00帰宅・昼食給食給食帰宅・昼食給食昼食昼食
13:00お昼寝幼稚園幼稚園お昼寝幼稚園自由時間家族と過ごす
15:00自由時間降園・帰宅降園・帰宅自由時間降園・帰宅自由時間家族と過ごす
18:00夕食夕食夕食夕食夕食夕食夕食
20:00就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備
20:30就寝就寝就寝就寝就寝就寝就寝

補足情報

  • 児発の利用:月・木の週2回、9:00〜12:00
  • 送迎:保護者が送迎
  • 活動内容:工作、ものづくり、小集団活動

計画作成者情報

計画作成者:田中 花子(保護者)
住所:さいたま市○○区○○1-2-3
電話番号:048-XXX-XXXX
続柄:母

パターン2:放デイ・ロボットプログラミングが好きな小学生(7歳)

お子さんのプロフィール

  • 名前:佐藤 太郎(仮名)
  • 年齢:7歳(平成29年4月生まれ)
  • 状況:小学2年生、ロボットに夢中、友達とのコミュニケーションは苦手
  • 利用サービス:放課後等デイサービス(週3回)
  • 施設名:FabriCo

基本情報

計画案作成日:令和7年1月15日
計画の期間:令和7年2月1日〜令和8年1月31日

利用者氏名:佐藤 太郎
生年月日:平成29年4月10日(7歳)
住所:さいたま市○○区○○2-3-4
電話番号:048-XXX-XXXX

障害福祉サービス受給者証番号:11XXXXX
通所受給者証番号:21XXXXX

計画作成日:令和7年1月15日
次回見直し時期:令和8年1月

これまでの暮らしについて

・小学2年生の男の子、普通学級に在籍
・ロボットやプログラミングに強い興味があり、家でもロボット製作に熱中
・論理的に考えることが得意で、パズルやブロック遊びも好き
・友達とのコミュニケーションが苦手で、一人で過ごすことが多い
・自分の興味のあることは延々と話すが、相手の反応を見ることは少ない
・学校では、休み時間に一人で本を読んでいることが多い
・新しい環境に慣れるのに時間がかかる
・手先は器用で、細かい作業が得意
・家族構成:父、母、本人、妹(4歳)
・勉強は得意だが、体育や音楽など集団で行う活動は苦手
・こだわりが強く、予定が変わると不安になる

生活全体の希望

・好きなロボットやプログラミングを通して、達成感や自信を育てたい
・ロボット製作を通して、友達との協力を学んでほしい
・自分の考えを相手に分かりやすく伝える力をつけてほしい
・放課後は、自分の興味を活かして楽しく過ごせる居場所がほしい
・将来は、自分の好きな分野で活躍できるようになってほしい

目標(短期・長期)

短期目標(1〜3ヶ月)

・放デイで、ロボット製作に週3回取り組む
・ロボットキットの組み立て手順を見ながら、自分で作れるようになる
・プログラミングの基本(前進、後退、回転)を理解する
・完成したロボットを友達に見せて、どう作ったか説明できる
・活動で使った道具を、元の場所に片付けられる

長期目標(3ヶ月〜1年)

・自分で考えたロボットを設計し、プログラムで動かせるようになる
・ロボット製作を通して、友達と協力する楽しさを知る
・プログラミングで問題が起きたとき、自分で原因を探して修正できる
・集団活動の中で、ルールを守って最後まで参加できる
・ものづくりを通して、最後までやり遂げる力をつける

8つの領域の支援内容

1. 所得・経済基盤に関する希望

やってみたいこと・困っていること:将来、ロボットやプログラミングの仕事に就きたい
そのために必要なこと:今から技術や知識を身につける
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)

2. 居住環境に関する希望

やってみたいこと・困っていること:家でも落ち着いてロボット製作ができる環境を整えたい
そのために必要なこと:本人専用の作業スペースを確保
達成する時期:短期
支える機関:家族

3. 健康に関する希望

やってみたいこと・困っていること:規則正しい生活リズムを身につけたい
そのために必要なこと:放デイでの活動を通して生活リズムを整える
達成する時期:中期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、家族

4-1. コミュニケーションに関する希望

やってみたいこと・困っていること:友達と楽しく話せるようになりたい
そのために必要なこと:ロボット製作という共通の興味を通じて、友達との関わりを増やす
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、学校
支援の回数や時間:週3回、15:00〜18:00

4-2. 身の回りのことに関する希望

やってみたいこと・困っていること:自分で準備や片付けができるようになりたい
そのために必要なこと:活動の中で、道具の整理整頓を習慣づける
達成する時期:短期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、家族

5. 社会生活に関する希望

やってみたいこと・困っていること:集団活動の中で、ルールを守って過ごせるようになりたい
そのために必要なこと:小集団での活動で、ルールやマナーを学ぶ
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、学校

6. 家族の希望

やってみたいこと・困っていること:子育ての悩みを相談したい
そのために必要なこと:放デイのスタッフや相談支援事業所に相談
達成する時期:随時
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、相談支援事業所

7. 労働や日中活動に関する希望

やってみたいこと・困っていること:放課後に、好きなロボット製作を楽しみたい
そのために必要なこと:ロボット、プログラミングを中心とした療育活動
達成する時期:継続
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)
支援の回数や時間:週3回、15:00〜18:00
その他留意事項:ロボットやプログラミングへの強い興味を活かした活動を希望

8. その他

やってみたいこと・困っていること:学校での様子を専門家に見てもらいたい
そのために必要なこと:保育所等訪問支援の利用を検討
達成する時期:必要時
支える機関:保育所等訪問支援事業所(FabriCo)

週間計画表

時間帯
6:00起床起床起床起床起床起床起床
8:00登校登校登校登校登校朝食朝食
9:00学校学校学校学校学校自由時間家族と過ごす
12:00給食給食給食給食給食昼食昼食
15:00放デイ(FabriCo)下校・帰宅放デイ(FabriCo)下校・帰宅放デイ(FabriCo)自由時間家族と過ごす
18:00夕食夕食夕食夕食夕食夕食夕食
20:00自由時間自由時間自由時間自由時間自由時間自由時間自由時間
21:00就寝就寝就寝就寝就寝就寝就寝

補足情報

  • 放デイの利用:月・水・金の週3回、15:00〜18:00
  • 送迎:学校→施設→自宅(送迎あり)
  • 活動内容:ロボット製作、プログラミング学習、工作

計画作成者情報

計画作成者:佐藤 恵子(保護者)
住所:さいたま市○○区○○2-3-4
電話番号:048-XXX-XXXX
続柄:母

パターン3:放デイ・友達との関わりが少ない小学生(9歳)

お子さんのプロフィール

  • 名前:山本 花子(仮名)
  • 年齢:9歳(平成27年8月生まれ)
  • 状況:小学4年生、一人で過ごすことが多い、工作やものづくりが好き
  • 利用サービス:放課後等デイサービス(週2回)
  • 施設名:FabriCo

基本情報

計画案作成日:令和7年1月18日
計画の期間:令和7年2月1日〜令和8年1月31日

利用者氏名:山本 花子
生年月日:平成27年8月20日(9歳)
住所:さいたま市○○区○○3-4-5
電話番号:048-XXX-XXXX

障害福祉サービス受給者証番号:11XXXXX
通所受給者証番号:21XXXXX

計画作成日:令和7年1月18日
次回見直し時期:令和8年1月

これまでの暮らしについて

・小学4年生の女の子、普通学級に在籍
・友達との関わりが少なく、休み時間は一人で絵を描いていることが多い
・工作やものづくりが好きで、家でも折り紙や手芸を楽しんでいる
・手先が器用で、細かい作業が得意
・自分の作品にこだわりがあり、納得いくまで作り直す
・友達と遊びたい気持ちはあるが、どう声をかけていいか分からない
・グループ活動では、自分の意見を言えず、周りに合わせることが多い
・学校では目立たないタイプで、先生からの評価も「おとなしい子」
・家族構成:父、母、本人、弟(6歳・小学1年生)
・読書が好きで、図書室によく通っている
・得意科目は図工、苦手科目は体育

生活全体の希望

・工作やものづくりを通して、自分の個性や得意なことを認めてほしい
・同じ趣味を持つ友達と出会い、楽しく過ごせるようになってほしい
・自分の考えや意見を、相手に伝えられるようになってほしい
・放課後は、安心して自分らしく過ごせる居場所がほしい
・将来は、自分の好きなことを活かして、自信を持って生きてほしい

目標(短期・長期)

短期目標(1〜3ヶ月)

・放デイで、工作活動に週2回取り組む
・自分の作品を友達に見せて、簡単な説明ができる
・スタッフや友達に、自分から挨拶ができる
・好きな活動なら、友達と一緒に取り組める
・活動の感想を、スタッフに伝えられる

長期目標(3ヶ月〜1年)

・工作やものづくりを通して、友達と協力する経験を積む
・自分の意見や考えを、友達の前で発表できる
・困ったことや嫌なことがあったとき、言葉で伝えられるようになる
・自分の得意なこと(工作)に自信を持ち、自己肯定感を高める
・友達との関わりの中で、相手の気持ちを考えられるようになる

8つの領域の支援内容

1. 所得・経済基盤に関する希望

やってみたいこと・困っていること:将来、ものづくりに関わる仕事をしたい
そのために必要なこと:創造力や表現力を育てる
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)

2. 居住環境に関する希望

やってみたいこと・困っていること:家でも工作ができるスペースを確保したい
そのために必要なこと:本人専用の作業スペースを作る
達成する時期:短期
支える機関:家族

3. 健康に関する希望

やってみたいこと・困っていること:規則正しい生活リズムを保ちたい
そのために必要なこと:放デイでの活動を通して生活リズムを整える
達成する時期:継続
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、家族

4-1. コミュニケーションに関する希望

やってみたいこと・困っていること:友達と楽しく話せるようになりたい
そのために必要なこと:工作という共通の趣味を通じて、自然な会話を増やす
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、学校
支援の回数や時間:週2回、15:00〜18:00

4-2. 身の回りのことに関する希望

やってみたいこと・困っていること:自分の持ち物を管理できるようになりたい
そのために必要なこと:活動の準備や片付けを自分で行う
達成する時期:短期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、家族

5. 社会生活に関する希望

やってみたいこと・困っていること:集団の中で、自分の意見を言えるようになりたい
そのために必要なこと:小集団での活動で、発表の機会を増やす
達成する時期:長期
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)、学校

6. 家族の希望

やってみたいこと・困っていること:娘の成長を見守り、サポートしたい
そのために必要なこと:放デイのスタッフと定期的に情報交換
達成する時期:継続
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)

7. 労働や日中活動に関する希望

やってみたいこと・困っていること:放課後に、好きな工作を楽しみたい
そのために必要なこと:工作、ものづくりを中心とした療育活動
達成する時期:継続
支える機関:放課後等デイサービス(FabriCo)
支援の回数や時間:週2回、15:00〜18:00
その他留意事項:工作やものづくりへの興味を活かし、自己表現の機会を増やす

8. その他

やってみたいこと・困っていること:学校での友達関係について相談したい
そのために必要なこと:相談支援事業所や学校との連携
達成する時期:必要時
支える機関:相談支援事業所、学校

週間計画表

時間帯
6:30起床起床起床起床起床起床起床
8:00登校登校登校登校登校朝食朝食
9:00学校学校学校学校学校自由時間家族と過ごす
12:00給食給食給食給食給食昼食昼食
15:00下校・帰宅放デイ(FabriCo)下校・帰宅放デイ(FabriCo)下校・帰宅自由時間家族と過ごす
18:00夕食夕食夕食夕食夕食夕食夕食
20:00宿題・自由時間宿題・自由時間宿題・自由時間宿題・自由時間宿題・自由時間自由時間自由時間
21:30就寝就寝就寝就寝就寝就寝就寝

補足情報

  • 放デイの利用:火・木の週2回、15:00〜18:00
  • 送迎:学校→施設→自宅(送迎あり)
  • 活動内容:工作、ものづくり、小集団活動

計画作成者情報

計画作成者:山本 由美(保護者)
住所:さいたま市○○区○○3-4-5
電話番号:048-XXX-XXXX
続柄:母

パターン4:児発・多動傾向のある幼児(5歳)

お子さんのプロフィール

  • 名前:鈴木 健太(仮名)
  • 年齢:5歳(平成31年3月生まれ)
  • 状況:幼稚園年長、じっとしていられない、衝動的に行動する
  • 利用サービス:児童発達支援(週3回、午前中)
  • 施設名:FabriCo

基本情報

計画案作成日:令和7年1月22日
計画の期間:令和7年2月1日〜令和8年1月31日

利用者氏名:鈴木 健太
生年月日:平成31年3月5日(5歳)
住所:さいたま市○○区○○4-5-6
電話番号:048-XXX-XXXX

障害福祉サービス受給者証番号:11XXXXX
通所受給者証番号:21XXXXX

計画作成日:令和7年1月22日
次回見直し時期:令和8年1月

これまでの暮らしについて

・5歳の男の子、幼稚園年長に在籍
・じっとしていることが苦手で、常に動き回っている
・興味が次々と変わり、一つの活動に集中することが難しい
・衝動的に行動することが多く、危険なことにも気づかない
・友達に乱暴してしまうことがあり、トラブルになりやすい
・好きなことには集中して取り組める(ブロック遊び、車のおもちゃ)
・幼稚園では加配の先生がついてサポートしている
・集団活動では、途中で抜け出してしまうことがある
・家族構成:父、母、本人、姉(8歳・小学2年生)
・言葉でのコミュニケーションは取れるが、感情のコントロールが苦手
・待つことが難しく、順番を守れないことが多い

生活全体の希望

・好きなものづくりを通して、最後までやり遂げる経験を積んでほしい
・落ち着いて活動に参加できるようになってほしい
・友達との関わり方を学び、トラブルを減らしたい
・小学校入学に向けて、集団活動に参加できるようになってほしい
・将来は、自分の気持ちをコントロールできるようになってほしい

目標(短期・長期)

短期目標(1〜3ヶ月)

・児童発達支援で、ものづくり活動に週3回参加する
・好きな活動なら、5分間座って取り組める
・困ったことがあったら、手を出す前にスタッフに伝えられる
・活動の切り替え(片付け、次の活動への移動)がスムーズにできる
・友達に「かして」「ありがとう」と言葉で伝えられる

長期目標(3ヶ月〜1年)

・好きな活動なら、15分間座って最後まで取り組める
・活動のルール(順番を守る、譲り合うなど)を理解し、守れるようになる
・友達とのトラブルが起きたとき、暴力ではなく言葉で解決しようとする
・集団活動の中で、最後まで参加できる(離席しない)
・ものづくりを通して、達成感や成功体験を積み重ねる

8つの領域の支援内容

1. 所得・経済基盤に関する希望

やってみたいこと・困っていること:将来、自立して働けるように準備したい
そのために必要なこと:集中力や達成する力を育てる
達成する時期:長期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)

2. 居住環境に関する希望

やってみたいこと・困っていること:家でも落ち着いて過ごせる環境を整えたい
そのために必要なこと:安全な遊びスペースを確保
達成する時期:短期
支える機関:家族

3. 健康に関する希望

やってみたいこと・困っていること:規則正しい生活リズムを身につけたい
そのために必要なこと:児発での活動を通して生活リズムを整える
達成する時期:中期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、家族

4-1. コミュニケーションに関する希望

やってみたいこと・困っていること:言葉で気持ちを伝えられるようになりたい
そのために必要なこと:ものづくり活動の中で、要求を言葉で伝える練習
達成する時期:長期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、幼稚園
支援の回数や時間:週3回、9:00〜12:00

4-2. 身の回りのことに関する希望

やってみたいこと・困っていること:自分で準備や片付けができるようになりたい
そのために必要なこと:活動の中で、片付けの習慣をつける
達成する時期:中期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、家族

5. 社会生活に関する希望

やってみたいこと・困っていること:集団のルールを守れるようになりたい
そのために必要なこと:少人数での活動で、ルールを学ぶ
達成する時期:長期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、幼稚園

6. 家族の希望

やってみたいこと・困っていること:子育ての悩みを相談したい
そのために必要なこと:児発のスタッフや相談支援事業所に相談
達成する時期:随時
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、相談支援事業所

7. 労働や日中活動に関する希望

やってみたいこと・困っていること:幼稚園以外で、落ち着いて活動できる場所がほしい
そのために必要なこと:ものづくりを中心とした療育活動
達成する時期:継続
支える機関:児童発達支援(FabriCo)
支援の回数や時間:週3回、9:00〜12:00
その他留意事項:好きなブロックや工作を活用し、集中力を育てる

8. その他

やってみたいこと・困っていること:小学校入学に向けて準備したい
そのために必要なこと:集団活動への参加、着席の練習
達成する時期:長期
支える機関:児童発達支援(FabriCo)、幼稚園

週間計画表

時間帯
7:00起床起床起床起床起床起床起床
9:00児発(FabriCo)幼稚園児発(FabriCo)幼稚園児発(FabriCo)自由時間家族と過ごす
12:00帰宅・昼食給食帰宅・昼食給食帰宅・昼食昼食昼食
13:00自由時間幼稚園自由時間幼稚園自由時間公園家族と過ごす
15:00自由時間降園・帰宅自由時間降園・帰宅自由時間自由時間家族と過ごす
18:00夕食夕食夕食夕食夕食夕食夕食
20:00就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備就寝準備
20:30就寝就寝就寝就寝就寝就寝就寝

補足情報

  • 児発の利用:月・水・金の週3回、9:00〜12:00
  • 送迎:保護者が送迎
  • 活動内容:ものづくり、ブロック遊び、小集団活動、運動遊び

計画作成者情報

計画作成者:鈴木 美香(保護者)
住所:さいたま市○○区○○4-5-6
電話番号:048-XXX-XXXX
続柄:母

記入例を参考にする際の注意点

記入例を参考にセルフプランを作成する際は、以下の点に注意してください。

1. そのままコピーしない

記入例はあくまで参考です。お子さんの実際の状況に合わせて、内容を調整してください。

調整が必要な項目

  • お子さんの名前、年齢、生年月日
  • 家族構成
  • 通っている学校や園の名前
  • お子さんの特性や興味
  • 具体的な目標
  • 利用する施設の名前
  • 利用曜日や時間

2. お子さんの良いところを書く

記入例では、お子さんの苦手なことだけでなく、得意なことや好きなことも書いています。この書き方を参考に、お子さんの良いところを見つけて書きましょう。

良い書き方の例

NG:「友達とコミュニケーションが取れない」
OK:「ロボットが好きで、その興味を通じて友達との関わりを増やしたい」

3. 具体的に書く

目標や希望は、できるだけ具体的に書きましょう。

具体性のある書き方

抽象的:「社会性を身につける」
具体的:「ロボット製作を通して、友達と協力する経験を積む」

4. 施設の特色を活かす

利用予定の施設の特色を活かした目標や計画を書くと、より実現可能性の高い計画になります。

FabriCoの場合の例

  • ロボット製作を通した目標
  • プログラミング学習を通した目標
  • 工作・ものづくりを通した目標

5. 無理のない計画にする

週間計画表は、お子さんにとって無理のないスケジュールになっているか確認しましょう。

チェックポイント

  • 利用日数は受給者証の上限内か
  • 睡眠時間は十分か(幼児は10〜11時間、小学生は9〜10時間)
  • 学校と放デイの間に休憩時間はあるか
  • 土日に休息できる時間はあるか

6. 前年度の計画を保存しておく

初めてセルフプランを作成する場合は、完成したらコピーを取って保存しておきましょう。次年度の更新時に、同じ記入例を参考にできます。


よくある質問(Q&A)

Q1. 記入例をそのまま使ってもいいですか?

A. いいえ、記入例はあくまで参考です。お子さんの実際の状況に合わせて、内容を調整してください。特に、名前、年齢、家族構成、お子さんの特性、目標などは、必ずお子さんに合わせて書き換える必要があります。

Q2. 児発と放デイの記入例の違いは何ですか?

A. 主な違いは以下の通りです:

児発(児童発達支援)

  • 対象:未就学児(0〜6歳)
  • 利用時間:午前中が多い(例:9:00〜12:00)
  • 目標:基本的な生活習慣、コミュニケーションの基礎、小学校入学準備など

放デイ(放課後等デイサービス)

  • 対象:小学生〜高校生
  • 利用時間:放課後(例:15:00〜18:00)
  • 目標:学校での学びを補完、友達との関わり、将来の自立に向けた力など

Q3. 週の利用日数は何日が適切ですか?

A. お子さんの状況や受給者証の上限日数によって異なります。

一般的な利用日数

  • 週1〜2回:初めて利用する、負担を軽くしたい
  • 週3回:バランスが良く、多くの方が選択
  • 週4〜5回:手厚い支援が必要な場合

無理のない範囲で、お子さんと保護者が続けられる日数を選びましょう。

Q4. 目標はどのくらい具体的に書けばいいですか?

A. 記入例のように、「誰が」「何を」「どこで」「どうする」が分かるように書くと良いです。

具体的な目標の例

  • 「放デイで、ロボット製作に週3回取り組む」
  • 「スタッフに『おはよう』『さようなら』の挨拶ができる」
  • 「好きな活動なら、10分間座って取り組める」

Q5. 8つの領域は全部埋めないといけませんか?

A. いいえ、全部埋める必要はありません。お子さんにとって重要な領域を2〜4個選んで、そこに集中して書けば十分です。記入例でも、主要な領域に絞って記入しています。

Q6. 週間計画表の土日はどう書けばいいですか?

A. 記入例のように、「家族と過ごす」「自由時間」など、簡単に書けば大丈夫です。土日も起床・就寝時間は記入して、生活リズムが見えるようにしましょう。

Q7. 送迎の有無は必ず書く必要がありますか?

A. 必須ではありませんが、書いておくと分かりやすいです。週間計画表の下に「補足情報」として記入するか、欄外に注釈を入れると良いでしょう。

Q8. 記入例と自分の子供の状況が全く違う場合は?

A. 複数の記入例を組み合わせて参考にしてください。例えば、「ロボットが好き」+「多動傾向がある」という場合は、パターン2とパターン4を参考に、両方の要素を取り入れた計画を作成できます。

Q9. 目標が高すぎるか不安です。どうすればいいですか?

A. 目標は「お子さんが少し頑張れば達成できるレベル」が理想です。不安な場合は、利用予定の施設や相談支援事業所に相談して、適切な目標かどうか確認しましょう。

Q10. セルフプランを作成した後、誰かに確認してもらえますか?

A. 市区町村の窓口、利用予定の施設、相談支援事業所などで、作成したセルフプランを確認してもらえることがあります。提出前に確認してもらうと安心です。


セルフプラン作成で困ったら

記入例を見ても、セルフプランの作成が難しいと感じたら、以下の方法で解決できます。

1. 市区町村の窓口に相談

さいたま市の場合は、各区役所の支援課(障害福祉担当)で、セルフプランの記入方法について相談できます。

相談できること

  • 記入項目の意味
  • 書き方のポイント
  • 受給者証の上限日数の確認

2. 利用予定の施設に相談

放デイや児発の施設では、セルフプラン作成のサポートを行っていることがあります。

施設に相談できること

  • お子さんに合った目標の設定
  • 利用曜日や時間の相談
  • 週間計画表の書き方

3. 相談支援事業所に依頼

「自分で書くのは難しい」と感じたら、相談支援事業所に計画作成を依頼することもできます。相談支援は無料で利用できます。

相談支援事業所のメリット

  • 専門家が計画を作成してくれる
  • お子さんの発達段階に合った目標を提案
  • 施設選びのサポート
  • 定期的なモニタリング

さいたま市の相談支援事業所

FabriCoでも相談支援事業所を併設しており、セルフプラン作成のサポートも行っています。

相談できること

  • セルフプランの書き方が分からない
  • 目標設定で迷っている
  • 児発と放デイのどちらを利用すべきか
  • 子育ての悩みや学校での困りごと

詳しくはこちら: FabriCo相談支援事業所

さいたま市内のエリア別相談支援事業所


まとめ

この記事では、セルフプランの具体的な記入例を4パターンご紹介しました。

4つのパターン

  1. 児発・コミュニケーションが苦手な幼児(4歳)
  2. 放デイ・ロボットプログラミングが好きな小学生(7歳)
  3. 放デイ・友達との関わりが少ない小学生(9歳)
  4. 児発・多動傾向のある幼児(5歳)

記入例を活用するポイント

1. お子さんに近いパターンを選ぶ
年齢や特徴が近い記入例を参考にしましょう。

2. そのままコピーしない
お子さんの実際の状況に合わせて調整してください。

3. 具体的に書く
目標や希望は、できるだけ具体的に書きましょう。

4. お子さんの良いところを書く
苦手なことだけでなく、得意なことや好きなことも書きましょう。

5. 無理のない計画にする
お子さんと保護者が続けられる計画を作りましょう。

セルフプランか相談支援か

記入例を見ても作成が難しいと感じたら、相談支援事業所に依頼することも検討しましょう。相談支援は無料で利用でき、専門家のサポートを受けられます。

さいたま市で放デイ・児発をお探しならFabriCo

セルフプランの記入例で紹介したFabriCoは、さいたま市でロボット・プログラミング療育に特化した放課後等デイサービス・児童発達支援です。

FabriCoの特色

1. ロボット・プログラミング療育
お子さんの「好き」を活かした療育で、楽しみながら成長できます。

2. 工作・ものづくり
手を動かす活動で、創造力と集中力を育みます。

3. 放デイ・児発の両方に対応
幼児期から学齢期まで、継続してご利用いただけます。

4. 相談支援事業所併設
セルフプラン作成で悩んだときも、すぐに相談できます。

5. 保育所等訪問支援(2025年11月開始)
学校や園での困りごとにも対応できます。

FabriCoの利用方法

見学・体験のお申し込み、ご質問などは公式サイトからお気軽にお問い合わせください。

公式サイト: https://fabrico.fun
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相談支援: https://fabrico.fun/consultation/


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施設情報
FabriCo(ファブリコ)
さいたま市のロボット・プログラミング療育専門 放課後等デイサービス・児童発達支援
公式サイト:https://fabrico.fun
相談支援:https://fabrico.fun/consultation/
保育所等訪問支援:https://fabrico.fun/visit/
利用方法:https://fabrico.fun/howto/

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