目次
- 週間計画表とは
- 週間計画表の基本構成
- 記入前の準備
- 時間帯の書き方
- 放デイ・児発の記入方法
- 学校・園の時間の書き方
- 家での時間の書き方
- 土日祝日の書き方
- 送迎の記載方法
- 複数の施設を利用する場合
- よくある間違いと正しい書き方
- 記入例を見てみよう
- よくある質問(Q&A)
- 週間計画表作成で困ったら
- FabriCoの利用スケジュール例
週間計画表とは
週間計画表は、セルフプランの中でも特に重要な書類です。お子さんが1週間をどのように過ごすかを時間帯ごとに記入する表です。
週間計画表の役割
1. 市区町村が受給者証を発行するための資料
週間計画表を見て、市区町村は「本当にこのサービスが必要か」「利用時間は適切か」を判断します。
2. 施設がサービスを提供するための予定表
放デイや児発の施設は、この計画表を見て、お子さんの利用曜日や時間を把握します。
3. 生活全体のバランスを見るための資料
学校、放デイ、家での時間のバランスが取れているか、無理のないスケジュールかを確認できます。
週間計画表がないとどうなる?
週間計画表がないと、受給者証が発行されません。つまり、放デイや児発のサービスを利用できません。セルフプランの中でも必須の書類です。
週間計画表の基本構成
週間計画表は、以下のような構造になっています。
縦軸:時間帯
朝から夜まで、1日の時間を区切って書きます。
一般的な時間区切り例
- 6:00(起床)
- 9:00(午前の活動)
- 12:00(昼)
- 15:00(午後の活動)
- 18:00(夕方)
- 21:00(就寝準備)
横軸:曜日
月曜日から日曜日まで、7日分の欄があります。
記入するもの
- 朝の時間:起床、朝食、準備
- 日中の時間:学校、園、児発など
- 放課後の時間:放デイ、習い事、帰宅など
- 夕方以降:夕食、お風呂、就寝準備
- 休日:土日祝日の過ごし方
記入前の準備
週間計画表を書く前に、以下の情報を整理しておきましょう。
準備するもの
1. 学校・園のスケジュール
- 登校・登園時間
- 下校・降園時間
- 曜日ごとの授業時間の違い(短縮授業など)
2. 放デイ・児発の利用予定
- 利用する曜日
- 利用時間(開始〜終了)
- 送迎の有無
- 施設の名称
3. その他の予定
- 習い事(ピアノ、水泳など)
- 通院の予定
- 定期的な活動
4. 受給者証の上限日数
- 月に何日まで利用できるか確認
- 週に何日利用する予定かを計算
計算の例
受給者証の上限が「月20日」の場合
- 1週間に4〜5日利用すると、月16〜20日程度
- 週3日利用すると、月12〜13日程度
上限を超えないように、週の利用日数を決めましょう。
時間帯の書き方
時間帯は、お子さんの生活リズムに合わせて書きます。
基本的な時間区切り
小学生の例
| 時間帯 | 活動内容の目安 |
|---|---|
| 6:00 | 起床、朝食、準備 |
| 8:00 | 登校 |
| 9:00〜12:00 | 学校(午前) |
| 12:00〜13:00 | 給食 |
| 13:00〜15:00 | 学校(午後) |
| 15:00〜18:00 | 放デイ、帰宅 |
| 18:00〜19:00 | 夕食 |
| 19:00〜20:00 | 入浴、自由時間 |
| 20:00〜21:00 | 就寝準備 |
| 21:00 | 就寝 |
幼児(児発利用)の例
| 時間帯 | 活動内容の目安 |
|---|---|
| 7:00 | 起床、朝食、準備 |
| 9:00 | 登園 |
| 9:00〜12:00 | 園(午前) |
| 12:00〜13:00 | 給食、お昼寝 |
| 13:00〜15:00 | 園(午後)または児発 |
| 15:00〜16:00 | 降園または児発 |
| 16:00〜18:00 | 帰宅、自由時間 |
| 18:00〜19:00 | 夕食 |
| 19:00〜20:00 | 入浴、自由時間 |
| 20:00 | 就寝準備、就寝 |
時間区切りのポイント
1. 細かくしすぎない
30分刻みや1時間刻みは細かすぎます。2〜3時間のまとまりで区切ると書きやすいです。
2. 重要な時間帯は明記
放デイの利用時間、学校の時間など、重要な時間帯はしっかり書きましょう。
3. 生活リズムが見えるように
起床、就寝時間は必ず入れて、1日の流れが分かるようにします。
放デイ・児発の記入方法
放デイや児発の利用時間は、週間計画表の中で最も重要な部分です。
基本的な書き方
記入例1:放課後等デイサービス
| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo) | 帰宅 | 放デイ(FabriCo) | 帰宅 | 放デイ(FabriCo) |
記入例2:児童発達支援
| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜12:00 | 園 | 園 | 園 | 園 | 園 |
| 13:00〜15:00 | 児発(FabriCo) | 園 | 児発(FabriCo) | 園 | 園 |
記入するときのポイント
1. 施設名を必ず書く
「放デイ」だけでなく、「放デイ(FabriCo)」のように施設名を書くと分かりやすいです。
2. 時間を明確に
「15:00〜18:00」のように、開始時間と終了時間を明記します。
3. 送迎の有無も書く
送迎を利用する場合は、「放デイ(FabriCo・送迎あり)」と書くと親切です。
詳しい書き方のバリエーション
パターン1:シンプルに書く
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
パターン2:送迎情報を含める
15:00(学校お迎え)〜18:00(自宅送り) | 放デイ(FabriCo)
パターン3:活動内容も含める
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo・ロボット製作)
どのパターンでも問題ありません。分かりやすさを優先しましょう。
学校・園の時間の書き方
学校や園の時間も、できるだけ具体的に書きましょう。
小学校の場合
通常授業の日
8:00 登校
9:00〜15:00 学校
15:00 下校
短縮授業の日(例:水曜日)
8:00 登校
9:00〜13:00 学校(短縮授業)
13:00 下校
保育園・幼稚園の場合
保育園(全日保育)
7:30 登園
8:00〜16:00 保育園
16:00 降園
幼稚園(午前保育の日)
9:00 登園
9:00〜12:00 幼稚園(午前保育)
12:00 降園
学校がない日
長期休暇(夏休み、冬休み)
長期休暇中は学校がないため、放デイの利用時間が変わります。
9:00〜17:00 | 放デイ(FabriCo・終日利用)
週間計画表には「通常の週」を書きますが、長期休暇中の利用については欄外に注釈を入れるか、別紙で説明するとよいでしょう。
注釈例
※夏休み・冬休み期間中は、9:00〜17:00で放デイを利用します。
家での時間の書き方
学校や放デイ以外の時間も、簡単に書いておきましょう。
朝の時間
書き方例
6:00〜8:00 | 起床、朝食、登校準備
シンプルに「起床」だけでも構いませんが、朝の流れが分かるように少し詳しく書くと良いです。
夕方〜夜の時間
書き方例
18:00〜19:00 | 夕食
19:00〜20:00 | 入浴、自由時間
20:00〜21:00 | 就寝準備
21:00 | 就寝
自由時間の書き方
具体的に書く例
16:00〜18:00 | 帰宅、宿題、自由時間
シンプルに書く例
16:00〜18:00 | 帰宅
どちらでも問題ありませんが、生活リズムが見えるように少し詳しく書くのがおすすめです。
土日祝日の書き方
土日は学校がないため、平日とは違うスケジュールになります。
土曜日の書き方例
パターン1:放デイを利用しない場合
| 時間帯 | 土曜日 |
|---|---|
| 8:00 | 起床、朝食 |
| 9:00〜12:00 | 自由時間、家族と過ごす |
| 12:00〜13:00 | 昼食 |
| 13:00〜17:00 | 習い事、外出、自由時間 |
| 18:00〜19:00 | 夕食 |
| 20:00 | 就寝準備 |
パターン2:土曜日に放デイを利用する場合
| 時間帯 | 土曜日 |
|---|---|
| 8:00 | 起床、朝食 |
| 9:00〜15:00 | 放デイ(FabriCo・土曜プログラム) |
| 15:00〜18:00 | 帰宅、自由時間 |
| 18:00〜19:00 | 夕食 |
| 20:00 | 就寝準備 |
日曜日・祝日の書き方
多くの放デイは日曜日・祝日は営業していないため、家族と過ごす時間になります。
書き方例
| 時間帯 | 日曜日 |
|---|---|
| 8:00 | 起床、朝食 |
| 9:00〜12:00 | 家族と過ごす、外出 |
| 12:00〜13:00 | 昼食 |
| 13:00〜17:00 | 自由時間、家族で過ごす |
| 18:00〜19:00 | 夕食 |
| 20:00 | 就寝準備 |
土日の書き方のポイント
1. 「休み」だけでなく、過ごし方を書く
「休み」だけだと何も予定がないように見えます。「家族と過ごす」「自由時間」など書きましょう。
2. 習い事がある場合は記入
土日に習い事がある場合は、時間と内容を書きます。
10:00〜11:00 | 水泳教室
3. 放デイを利用する場合は明記
土曜日に放デイを利用する場合は、平日と同様に時間と施設名を書きます。
送迎の記載方法
放デイの送迎を利用する場合、その旨を記載すると分かりやすくなります。
送迎ありの書き方
パターン1:時間帯に含める
14:30(学校お迎え)〜18:00(自宅送り) | 放デイ(FabriCo)
パターン2:欄外に注釈
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
※送迎あり(学校→施設→自宅)
パターン3:シンプルに書く
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo・送迎あり)
送迎なしの場合
送迎を利用しない場合は、保護者が送り迎えをすることを書いておくと分かりやすいです。
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo・保護者送迎)
または、シンプルに施設名だけでも構いません。
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
送迎の一部だけ利用する場合
行きは保護者が送り、帰りは施設の送迎を利用する、というパターンもあります。
書き方例
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
※行き:保護者送り、帰り:施設送迎
複数の施設を利用する場合
放デイや児発を複数の施設で利用する場合の書き方を解説します。
曜日で施設を分ける場合
記入例
| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo) | 放デイ(B施設) | 放デイ(FabriCo) | 帰宅 | 放デイ(FabriCo) |
同じ日に複数のサービスを利用する場合
例:午前は児発、午後は園
| 時間帯 | 月 |
|---|---|
| 9:00〜12:00 | 児発(FabriCo) |
| 13:00〜15:00 | 幼稚園 |
例:放デイと習い事
| 時間帯 | 水曜日 |
|---|---|
| 13:00(短縮授業) | 下校 |
| 14:00〜16:00 | 水泳教室 |
| 16:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo) |
放デイと児発を両方利用する場合
年齢によって、放デイと児発を同時期に利用することはありませんが、計画期間中に年齢が変わる場合(例:3月生まれで4月から小学生)は、その旨を欄外に書いておきましょう。
注釈例
※4月からは小学校入学のため、児発から放デイに切り替え予定
よくある間違いと正しい書き方
週間計画表を書くときに、よくある間違いと正しい書き方を紹介します。
間違い1:時間が曖昧
NG例
午後 | 放デイ
OK例
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
なぜNG?
「午後」では具体的な時間が分かりません。開始時刻と終了時刻を明記しましょう。
間違い2:施設名がない
NG例
15:00〜18:00 | 放デイ
OK例
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
なぜNG?
複数の施設を利用する場合、どの施設を利用するか分かりません。施設名を書きましょう。
間違い3:時間が重複している
NG例
14:00〜17:00 | 学校
15:00〜18:00 | 放デイ
OK例
8:00〜15:00 | 学校
15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
なぜNG?
時間が重複していると、実際のスケジュールとして成り立ちません。
間違い4:就寝時間が遅すぎる
NG例(小学生の場合)
24:00 | 就寝
OK例
21:00 | 就寝
なぜNG?
子どもの健康に配慮した生活リズムが見えません。年齢に応じた適切な就寝時間を書きましょう。
間違い5:空白が多すぎる
NG例
| 時間帯 | 月 |
|---|---|
| 15:00〜18:00 | 放デイ |
| (空白) | (空白) |
| (空白) | (空白) |
OK例
| 時間帯 | 月 |
|---|---|
| 6:00 | 起床、朝食 |
| 8:00〜15:00 | 学校 |
| 15:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo) |
| 18:00〜19:00 | 夕食 |
| 20:00 | 就寝準備 |
| 21:00 | 就寝 |
なぜNG?
1日の流れが全く見えません。朝から夜までの生活リズムが分かるように書きましょう。
記入例を見てみよう
実際の週間計画表の記入例を見てみましょう。
記入例1:小学2年生、週3回放デイ利用
| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6:00 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 |
| 8:00 | 登校 | 登校 | 登校 | 登校 | 登校 | 朝食 | 朝食 |
| 9:00 | 学校 | 学校 | 学校 | 学校 | 学校 | 自由時間 | 家族と過ごす |
| 12:00 | 給食 | 給食 | 給食 | 給食 | 給食 | 昼食 | 昼食 |
| 15:00 | 放デイ(FabriCo) | 下校・帰宅 | 放デイ(FabriCo) | 下校・帰宅 | 放デイ(FabriCo) | 自由時間 | 家族と過ごす |
| 18:00 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 |
| 20:00 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 |
| 21:00 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 |
補足情報
- 放デイの利用:月・水・金の週3回
- 送迎:学校→施設→自宅(送迎あり)
- 放デイの利用時間:15:00〜18:00(3時間)
- 月の利用日数:週3回×4週=約12日(受給者証の上限内)
記入例2:幼稚園児、週2回児発利用
| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7:00 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 |
| 9:00 | 児発(FabriCo) | 幼稚園 | 幼稚園 | 児発(FabriCo) | 幼稚園 | 自由時間 | 家族と過ごす |
| 12:00 | 昼食 | 給食 | 給食(午前保育) | 昼食 | 給食 | 昼食 | 昼食 |
| 13:00 | 帰宅 | 幼稚園 | 降園・帰宅 | 帰宅 | 幼稚園 | 自由時間 | 家族と過ごす |
| 15:00 | 自由時間 | 降園・帰宅 | 自由時間 | 自由時間 | 降園・帰宅 | 自由時間 | 家族と過ごす |
| 18:00 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 |
| 20:00 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 | 就寝準備 |
| 20:30 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 |
補足情報
- 児発の利用:月・木の週2回
- 児発の利用時間:9:00〜12:00(午前中)
- 水曜日は午前保育のため、降園後は帰宅
- 月の利用日数:週2回×4週=約8日
記入例3:小学生、放デイ週4回+土曜日利用
| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6:00 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 | 起床 |
| 8:00 | 登校 | 登校 | 登校 | 登校 | 登校 | 朝食 | 朝食 |
| 9:00 | 学校 | 学校 | 学校(短縮) | 学校 | 学校 | 放デイ(FabriCo) | 家族と過ごす |
| 12:00 | 給食 | 給食 | 給食 | 給食 | 給食 | 昼食(放デイ) | 昼食 |
| 13:00 | 学校 | 学校 | 下校 | 学校 | 学校 | 放デイ続き | 家族と過ごす |
| 15:00 | 放デイ(FabriCo) | 放デイ(FabriCo) | 放デイ(FabriCo) | 下校・帰宅 | 放デイ(FabriCo) | 帰宅 | 家族と過ごす |
| 18:00 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | 夕食 |
| 21:00 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 |
補足情報
- 放デイの利用:月・火・水・金の週4回+土曜日
- 水曜日は短縮授業のため13:00下校→13:30〜18:00放デイ利用
- 土曜日は9:00〜15:00の長時間利用
- 月の利用日数:週5回×4週=約20日(受給者証の上限ギリギリ)
よくある質問(Q&A)
Q1. 時間は何時から何時まで書けばいいですか?
A. 起床から就寝まで、1日の流れが分かるように書きましょう。一般的には6:00〜21:00くらいの範囲で書きます。深夜や早朝の時間は、特別な事情がない限り書かなくて大丈夫です。
Q2. 毎日同じ時間に起きていないのですが、どう書けばいいですか?
A. だいたいの時間で構いません。「平日は6:30、休日は8:00」のように、曜日で分けて書いてもOKです。または、一番多いパターンを書きましょう。
Q3. 週によって放デイの利用曜日が変わるのですが、どう書けばいいですか?
A. 週間計画表には「基本的な1週間のパターン」を書きます。一番多く利用する曜日を記入し、欄外に「週によって変動あり」と注釈を入れるとよいでしょう。
注釈例
※放デイの利用曜日は、月によって調整することがあります。
Q4. 習い事と放デイを同じ日に利用する場合、どう書けばいいですか?
A. 時間帯を分けて両方書きましょう。
記入例
15:00〜16:00 | ピアノ教室
16:00〜18:00 | 放デイ(FabriCo)
Q5. 夏休みなど長期休暇中は、放デイの時間が変わるのですが、別で書く必要がありますか?
A. 週間計画表には通常の学校がある週のスケジュールを書きます。長期休暇中の利用については、欄外に注釈を入れましょう。
注釈例
※長期休暇(夏休み・冬休み・春休み)中は、9:00〜17:00で放デイを利用します。
Q6. 土日は何も予定がないのですが、「休み」とだけ書いてもいいですか?
A. 「休み」だけだと少し寂しいので、「家族と過ごす」「自由時間」などと書くことをおすすめします。また、起床や就寝の時間は土日も書いておくと、生活リズムが見えやすくなります。
Q7. 送迎の時間も書く必要がありますか?
A. 必須ではありませんが、書いておくと分かりやすいです。特に、学校から直接施設に行く場合や、お迎えの時間が早い場合は、送迎時間を含めて記入するとよいでしょう。
記入例
14:30(学校お迎え)〜18:00(自宅送り) | 放デイ(FabriCo)
Q8. 放デイの利用日数が、受給者証の上限日数より少ないのですが、大丈夫ですか?
A. はい、問題ありません。受給者証の上限は「最大で何日まで利用できるか」を示すものであり、必ず上限まで使わなければいけないわけではありません。お子さんのペースに合わせて利用日数を決めましょう。
Q9. 週間計画表に書いた通りに必ず利用しなければいけませんか?
A. いいえ、多少の変動は問題ありません。週間計画表は「基本的な1週間のパターン」を示すものです。お子さんの体調や家庭の事情で、利用日を変更することもあります。ただし、大幅に変更する場合は、計画の見直しが必要になることもあります。
Q10. 学校が臨時休校になった場合は、どうすればいいですか?
A. 週間計画表を変更する必要はありません。臨時休校の日に放デイを利用する場合は、施設に直接相談しましょう。多くの施設では、学校の代休や臨時休校にも対応しています。
Q11. 他のサービス(保育所等訪問支援など)も週間計画表に書く必要がありますか?
A. 保育所等訪問支援は、定期的に利用するサービスではないため、週間計画表には記入しなくても大丈夫です。ただし、「その他」の欄に「必要時に保育所等訪問支援を利用」と書いておくと分かりやすいでしょう。
Q12. 放デイと児発を同じ施設で利用する場合、どう書けばいいですか?
A. 年齢によって、放デイと児発を同時に利用することはありません。ただし、計画期間中に年齢が変わる場合(例:3月に6歳になり、4月から小学生)は、その旨を欄外に書きましょう。
注釈例
※〇月までは児発を利用、〇月からは小学校入学のため放デイに切り替え
週間計画表作成で困ったら
週間計画表の書き方で困ったときは、以下の方法で解決できます。
1. 市区町村の窓口に相談
さいたま市の各区役所の障害福祉課では、セルフプランの記入方法について相談できます。持参すると良いもの:
- 記入途中の週間計画表
- 学校の時間割
- 放デイ・児発の利用予定表
- 受給者証(すでに持っている場合)
2. 利用予定の施設に相談
放デイや児発の施設では、週間計画表の記入をサポートしてくれることがあります。利用予定の施設に、気軽に相談してみましょう。
3. 相談支援事業所に依頼
「自分で書くのは難しい」と感じたら、相談支援事業所に計画作成を依頼することもできます。相談支援専門員が、お子さんに合った週間計画を一緒に考えてくれます。
相談支援は無料で利用できるため、迷ったらまず相談してみることをおすすめします。
さいたま市の相談支援事業所
FabriCoでも相談支援事業所を併設しており、週間計画表の作成サポートも行っています。
- セルフプランの書き方が分からない
- 利用日数や時間帯で迷っている
- 子育ての悩みを相談したい
こうしたご相談に対応しています。
詳しくはこちら: FabriCo相談支援事業所
さいたま市内のその他の相談支援事業所
FabriCoの利用スケジュール例
FabriCoを週3回利用する場合の、実際のスケジュール例をご紹介します。
小学生の利用例(月・水・金)
平日の1日の流れ
6:30 起床、朝食、身支度
8:00 登校
8:30〜15:00 学校
15:00 学校お迎え(FabriCoの送迎車)
15:20 FabriCo到着
15:30〜16:00 おやつ、自由時間
16:00〜17:30 ロボット・プログラミング活動、工作
17:30〜17:45 片付け、帰りの準備
17:45 自宅へ送り(FabriCoの送迎車)
18:00 帰宅
18:30 夕食
19:30 入浴、自由時間
21:00 就寝
FabriCoでの活動内容
ロボット・プログラミング活動
- ロボットキットの組み立て
- プログラミングでロボットを動かす
- 自分で考えたアイデアを形にする
工作・ものづくり
- 季節の工作(クリスマスリース、七夕飾りなど)
- 好きなテーマで自由に製作
- 協力して大きな作品を作る
その他の活動
- 集団遊び、ルールのある遊び
- 読み聞かせ、静かな活動
- 外遊び(天気の良い日)
長期休暇中の利用例
夏休みの1日の流れ
8:30 自宅お迎え(FabriCoの送迎車)
9:00 FabriCo到着
9:00〜10:00 朝の会、自由時間
10:00〜12:00 ロボット製作プロジェクト
12:00〜13:00 昼食(お弁当持参)
13:00〜14:00 休憩、静かな活動
14:00〜16:00 プログラミング学習、発表
16:00〜16:30 おやつ、自由時間
16:30 自宅へ送り
17:00 帰宅
土曜日の利用例
FabriCoでは土曜日も営業しており、平日とは違ったプログラムを楽しめます。
9:00 FabriCo到着(保護者送り)
9:00〜12:00 特別プログラム(ロボットコンテストなど)
12:00〜13:00 昼食休憩
13:00〜15:00 工作イベント、自由製作
15:00 お迎え(保護者)
FabriCoの特徴
1. お子さんの「好き」を活かせる
ロボットやプログラミングが好きなお子さんなら、楽しみながら療育を受けられます。
2. 放デイ・児発の両方に対応
幼児期から学齢期まで、長く通える施設です。
3. 送迎サービス
学校や自宅への送迎があるので、保護者の負担が軽減されます。
4. 少人数制
一人ひとりに目が行き届く環境で、安心して過ごせます。
5. 保育所等訪問支援も開始(2025年11月〜)
学校や園での困りごとにも対応できます。
見学・体験のお申し込み
FabriCoでは、随時見学・体験を受け付けています。実際の活動の様子を見て、お子さんとの相性を確かめてください。
公式サイト: https://fabrico.fun
利用方法: https://fabrico.fun/howto/
まとめ
週間計画表の書き方について、細かく解説しました。
週間計画表を書くときの大切なポイント
- 時間を具体的に書く
「午後」ではなく「15:00〜18:00」のように明記しましょう。 - 施設名を書く
「放デイ」だけでなく「放デイ(FabriCo)」と施設名も書きます。 - 1日の流れが見えるように
起床から就寝まで、生活リズムが分かるように書きましょう。 - 送迎の有無も記載
送迎を利用する場合は、その旨を書いておくと分かりやすいです。 - 土日も簡単に書く
「休み」だけでなく、「家族と過ごす」などと書きましょう。
週間計画表は、セルフプランの中でも特に重要な書類です。最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事の記入例を参考にしながら、少しずつ書いてみてください。
分からないことがあれば、市区町村の窓口や利用予定の施設、相談支援事業所に遠慮なく相談しましょう。
FabriCoでは、週間計画表の作成サポートも行っていますので、お気軽にご相談ください。
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施設情報
FabriCo(ファブリコ)
さいたま市のロボット・プログラミング療育専門 放課後等デイサービス・児童発達支援
公式サイト:https://fabrico.fun
相談支援:https://fabrico.fun/consultation/
保育所等訪問支援:https://fabrico.fun/visit/
利用方法:https://fabrico.fun/howto/
